アクセシビリティ・サポーテッド(AS)情報:H069-1

H069-1コンテンツの各セクションの開始位置に見出し要素を提供する

見解

要注意

対象

複数のウェブページ上で繰り返されているコンテンツのブロック(h1~h6要素)

注意点

WCAG 2.0 解説書によれば、「この達成基準の意図は、コンテンツ内を一つずつ順を追って行き来している利用者がウェブページのメインコンテンツへ直接移動できるようにすることである。」とある。そのため、少なくともメインコンテンツの開始位置に見出しのマークアップがあればよい。
その他、G1の注意点を参照のこと。

テスト結果の詳細

ユーザエージェント 検証結果 操作手順 備考
Internet Explorer 6.0 × Tabを押して項目移動させたが、リンクとフォームの項目しか移動しない IE6で見出しショートカットキーやキーボードの対応操作がない
Internet Explorer 7.0 × キーボード操作で各見出しへ順にフォーカスできない IE7に見出しジャンプの機能はない
Internet Explorer 8.0 × キーボード操作で各見出しへ順にフォーカスできない
Internet Explorer 9 × 1:キーボード操作で各見出しへ順にフォーカスできるか確認
2:キーボード操作で各見出しへ順に逆の順番でフォーカス移動できるか確認
1:×:見出しに移動できるショートカットキーはない
2:×:見出しに移動できるショートカットキーはない
Firefox 3.5 × キーボード操作で各見出しへ順にフォーカスできない Firefoxに見出しジャンプの機能はない
Firefox 4.0 × 1:キーボード操作で各見出しへ順にフォーカスできるか確認
2:キーボード操作で各見出しへ順にフォーカスできるか確認
×:Firefoxに見出しジャンプの機能なし(Firefox3.5と同様)
Safari 3.2 × 各見出しにジャンプできない。フォーカスは移動しない。 見出しジャンプの機能はなく、見出しジャンプできるショートカットキーもない。
Safari 5.0.3 × 各見出しにジャンプできない。フォーカスは移動しない。 1:×
2:×
JAWS for Windows 9.0 ■操作手順
Hを使って、見出しをそれぞれ正逆の順番で読み上げる(Hを押して確認)
■音声読み上げ
「検索技術に関する定期刊行物 見出しレベル1」
「検索 見出しレベル2」
「ご利用可能な雑誌 見出しレベル2」
「検索結果 見出しレベル2」
ホームページ・リーダー 3.04 ■操作手順
見出しモード(Alt+1)選択後に見出し読み上げモード(進む:H、戻るShisft+H)を行い、見出し1「検索技術に関する定期刊行物」→見出し2「検索」→見出し2「ご利用可能な雑誌」→見出し2「検索結果」と順番どおり、逆の順でも読み上げた。
■音声読み上げ
「検索技術に関する定期刊行物 検索  (フォーム1 の先頭。) 検索キーワードを入力  [テキスト。]  [Go: 実行ボタン。]  (フォーム1 の終わり。) ご利用可能な雑誌 プロフェッショナル向け暗号化技術 | アルゴリズム | ソフトウェアエンジニアリング誌 検索結果 ... ここに検索結果が反映されます ...」
PC-Talker XP 3.06 × ■操作手順
各見出しにジャンプできない。フォーカスは移動しない。
■音声読み上げ
「共通メニュー、このサイトについて、お問合せ、メインコンテンツの見出し」
見出しジャンプの機能はなく、見出しジャンプできるショートカットキーもない。
PC-Talker XP 3.06 + NetReader 1.18 ■操作手順
1. 見出しナビゲーション機能を用いて、キーボード操作のみで各見出しへ順にフォーカスを移動させて、それぞれの見出しを読み上げた。
2. 同様に、キーボード操作のみで前の見出しへフォーカスを移動させて、それぞれの見出しを読み上げた(逆の順序でも移動できた)。
■音声読み上げ
「検索技術に関する定期刊行物 ジュウヨンのイチ 見出し ゴ レベル イチ」
「検索 ジュウゴのイチ 見出し ロク レベル ニ」
以下略
FocusTalk V3 ■操作手順
PageDownで次の見出しへ移動、PageUpで前の見出しへ移動。
■音声読み上げ
「検索技術に関する定期刊行物 見出し1」、「検索 見出し2」、「ご利用可能な雑誌 見出し2」、「検索結果 見出し2」
NVDA 2010.1j ■操作手順
Hキーを用いて次の見出しに移動できた。また、Shift+Hキーを用いることで、見出しを逆順に移動できた。
■音声読み上げ
1. 「検索技術に関する定期刊行物見出しレベル1 検索見出しレベル2 ご利用可能な雑誌 検索結果見出しレベル2」
2. 1.を逆に移動
NVDA 2011.1 ■操作手順
Hキーを用いて次の見出しに移動できた。また、Shift+Hキーを用いることで、見出しを逆順に移動できた。
■音声読み上げ
1. 「検索技術に関する定期刊行物見出しレベル1 検索見出しレベル2 ご利用可能な雑誌 検索結果見出しレベル2」
2. 1.を逆に移動