短い説明の中で長い説明のある場所を示して、非テキストコンテンツの近くにあるテキストで長い説明を提供する

達成方法に関する重要な情報

この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.1 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.1 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。

適用 (対象)

全てのウェブコンテンツ技術

This technique relates to Success Criterion 1.1.1: Non-text Content (Sufficient).

解説

この達成方法の目的は、利用者を別の場所にジャンプさせることなく長い説明を提供することである。非テキストコンテンツの一部の機能を見逃す恐れがある利用者にとって有益な説明が、全ての利用者にも見られるようになる。

この達成方法によって、長い説明が標準の提示の一部として提供される (つまり、全ての利用者が受け取ることができる)。説明は非テキストコンテンツの近くに配置されるが、隣接する項目となる必要はない。例えばグラフの下にキャプションがあり、長い説明が次の段落で提供されてもよい。

短いテキストによる代替の中に長い説明の場所を示す。これにより、非テキストコンテンツを閲覧できない場合、どこを探せば良いかわかるようになる。

事例

事例 1: 棒グラフ

ウェブページ に上位 3 名の販売員の売上げを示した棒グラフがある。

短いテキストによる代替では「上位 3 名の販売員の 10 月の売上表。グラフに続いてテキストの詳細」と書かれている。

次の説明文が棒グラフの直下の段落にある。「10 月の売上げはメアリーが 400 個でトップ、マイクが 389 個の僅差で続き、クリスが 350 個でトップ 3 の最後となっている。」

検証

手順

  1. 短いテキストによる代替に長い説明の場所が含まれていることを確認する。
  2. 長い説明が視覚的にも音声読み上げ順序でも非テキストコンテンツの近くにあることを確認する。
  3. 長い説明が非テキストコンテンツと同じ情報を伝達していることを確認する。

期待される結果

上記の三つ全ての結果が真である。