【注意】この文書にはより新しいバージョンが存在します: WCAG 2.1 達成方法集

WCAG 2.0 達成方法集

Skip to Content (Press Enter)

-

G205: 色のついたフォームコントロールのラベルに対して、テキストによる手がかりを含める

達成方法に関する重要な情報

この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.0 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.0 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。

適用 (対象)

色とテキストをサポートするすべてのウェブコンテンツ技術

これは、次の達成基準に関連する達成方法である:

解説

この達成方法の目的は、情報を伝えるために、色と、テキスト又は文字による手がかりを併用することである。ほとんどの利用者は色の差を用いた情報を素早く認識できる。色を識別できない利用者は、視覚的又は聴覚的にテキストによる手がかりを認識する。点字ディスプレイや、他の触覚インタフェースを使っている人々は触ることでテキストによる手がかりを見つけられる。

テキストによる手がかりは、フォームコントロールの、プログラムによる解釈が可能な名前の一部に含まれていなければならない。

事例

事例 1: HTML フォームの必須項目

オンラインフォームで「必須項目は赤で示され、(required) とマーク付けされている。」と指示されている。「(required)」という手がかりが label 要素の中に含まれる。

コード例:

<label for="lastname" class="required">Last name (required): </label>
<input id="lastname" type="text" size="25" value=""/>
<style type="text/css">
  .required {
    color:red;
  }
</style>

参考リソース

この達成方法に関する参考リソースはない。

検証

手順

色の差で情報を表示しているコンテンツの場合:

  1. 同じ情報がテキスト又は文字による手がかりを通して利用可能であることを確認する。

期待される結果

この達成方法が「十分な達成方法」の一つである場合、この手順や期待される結果を満たしていなければ、それはこの達成方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の達成方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。