規模の大きなサイトの試験対象ページ数
試験対象のページをランダムに選択する際、規模が大きいサイトなどでは試験対象ページ数を増やす必要がありますか?
サンプリングや抜き取り検査の一般的なサンプル数の決定方法によると、サンプル数の決定は、全体の総数には大きく依存せず、数十のサンプルを対象に試験を行えば一定の信頼度で全体に問題がないとみなすことができるとされています。このため、無理に試験対象ページ数を増やす必要はありません。もちろん、試験対象ページを増やせば増やすほど試験の精度も高くなりますが、試験のために必要となるコストも増加することになります。WAICが公開している「JIS X 8341-3:2016 試験実施ガイドライン」では、コストと精度のバランスを考慮して目安を示していますので、参考に試験対象ページ数を決定して下さい。
参考:「合否判定に十分なページ数」の根拠も参照。
(2019年11月12日更新)