公的機関Web担当者のためのアクセシビリティセミナー 開催報告(東京会場)
質疑応答の内容(一部)の要約です。-
QPDFファイルをアクセシブルにするには、どうすれば良いですか?HTML版を作ったほうが良いですか?AWordなどから変換する前提では、HTMLに近い感覚で対応が可能です。たとえば見出しについて、Word上で文字サイズを大きく・太くすることで見出しとするのではなく、「スタイル」機能を用いれば、見出しタグのついたタグ付きPDFファイルを作成できます。
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Q紙に印刷をすることを目的に作成したリーフレット類のPDFファイルでは、すんなりといきません。理論上は後から構造化できますが、そこまで対応するのは現実的には難しいと思います。APDFで一括りに扱うのではなく、比較的シンプルなPDF、たとえば内容が定型のものであれば、まずテンプレートをアクセシブルにするなど、対応が容易なものから着手すると良いと思います。PDFの代わりにHTMLで作成した方がアクセシブルなものを作れるケースもあり、複雑な表やレイアウトが複雑なものは、HTML版を作ったほうが良いかもしれません。
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QWebサイトにPDFファイルが多くあるのですが、1ページしかないものでも、対応は必要ですか?A必要です。PDFは、HTMLより難しい部分はありますが、Wordなどからであれば、HTML同様にアクセシブルなものを作成することができます。 Wordでは文書構造を設定することができるほか、画像などに代替テキストを付与することもできます。その状態からPDFファイルに変換すれば、アクセシブルなPDF ファイルを作成できます。同じような体裁で定期的に追加しているようなPDFファイルであれば、テンプレート側で対応すると効果的でしょう。PDFファイルの代わりにHTML版を作成していただくのも、手法の一つではあります。
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QAdobe Acrobat Proのアクセシビリティチェック機能は、利用できますか?AAdobe Acrobat Proに限らず、WCAG2.0に対応しているチェックツールであれば、JIS対応にも利用できます。ただし、全ての達成状況を機械的にソフトウェアで判断できるわけではない、という点にはご注意ください。
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Q印刷物のPDFを外注していますが、どのように発注すれば良いですか?A目標とする等級を示し、その達成基準を満たす形で納品してもらえるよう、要件を定義するのが良いと思います。PDFファイルの対応は、業者にとってハードルが高過ぎる場合もありますから、そのときにはHTML版を納品物に含めるのも一案でしょう。
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Qイベント告知などのポスターをWebサイトに表示する場合、そのままの見た目で掲載するために、コントラストの基準を満たせないケースがあります。そこで、別途同内容のテキスト情報を併記していますが、それでも達成基準を満たしていないことになりますか?A委員会としてではなく、個人としての見解になりますが、同じ情報を別途取得できる場合、当該の情報についてコントラストが不足していても、問題はないと考えます。今後、作業部会3に持ち帰って検討させていただきます。
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QPDFファイルを除外して試験を行い、準拠できていることを確認できたとしても、対応度は「一部準拠」となるのでしょうか?Aウェブページ一式単位の試験では、範囲を明確にすることができます。PDFファイルをその範囲から除外し試験をした結果であれば、「除外対象以外は」一部準拠ではなく準拠という表現になります。積極的にJISへの対応を進めていただきたいという観点から、PDFファイルをJIS X 8341-3:2010に対応する対象範囲に含めることを先送りにしてでも、対応できる範囲から段階的に取り組んでいただきたいと考えています。ただし、そのような場合であっても、最終的に目指すべきゴールは、PDFファイルも含め全てのWebコンテンツをアクセシブルにすること、とお考えください。
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QmiCheckerと同等の、サーバー上で稼働するアクセシビリティチェックツール、あるいは推奨するチェックツールはありますか?A当委員会の側で、特定のチェックツールを推奨することはできません。チェックツールが満たすべき最低限の仕様(ウェブアクセシビリティ評価ツールの最低要求仕様)は提供していますので、選定の際に参照していいただければと思います。
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Qランダムに選択したとは思えないようなWebページを選択し(恣意的に「問題の無いページ」を選ぶ等)、試験を実施のうえ準拠した場合においても、準拠と言えますか?A試験対象の選択については、JIS X 8341-3:2010 試験実施ガイドラインのなかで3つの方法を提示しています。どの方法で選択したにせよ、達成基準を全て満たしているのであれば対応度を「準拠」とすることはできますが、試験を実施したURLは試験結果のなかで必ず明示してください。それによって試験の客観性、透明性が担保されるわけですが、Webサイトの利用者が試験結果をどう認識・評価するかは、また別のお話になります。
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Q試験と検証の違いがよくわかりません。AJIS X 8341-3:2010 規格票の箇条6.4に検証という項目があります。制作、開発した後に達成基準を満たしているかどうか確認することが検証です。ただし、具体的に検証がどうあるべきかは、詳細に定められてはいません。一方、試験については箇条8に手法などが定義されていますから、それに則って実施していただくことになります。
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Q障害者差別解消法の「合理的な配慮」について、それが決まる時期や見通しを教えてください。A今年度中に基本方針が決まり、2014年度に分野ごとに指針などを策定、施行直前の一年間は周知徹底がなされる予定です。基本方針が決まれば、詳細が見えてくると思います。
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Qウェブページ単位での試験を行い、仮に1ページのみを試験し準拠していることを確認できたとして、準拠したと言って良いでしょうか?Aウェブページ単位であれば、準拠していると言えます。ただし、それでサイト全体が準拠しているとまでは言えません。また、「ウェブページ単位」と「ウェブページ一式単位」の違いには、十分ご注意ください。「ウェブページ単位」で40ページを試験し結果を公開するのと、対応範囲のなかから40ページを選択のうえ「ウェブページ一式単位」で試験結果を公開するのでは、意味合いは異なります。
アンケート集計結果
アンケート回答数:87 回答者個人を特定するおそれのある情報につきましては、割愛させていただきました。また、文意を変えない範囲で、漢字の使い方や句読点等、適宜編集のうえ掲載させていただきました。セッション1 講演「公的機関Webサイトに求められるJIS X 8341-3:2010対応」について
セッション1の理解度
5段階評価で、5が「理解できた」、1は「難しかった」です。理解度 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 無回答 |
---|---|---|---|---|---|---|
回答数(%) | 38(44%) | 33(38%) | 14(16%) | 1(1%) | 1(1%) | 0(0%) |
セッション1の役立ち度
5段階評価で、5が「役に立った」、1は「役に立たなかった」です。役立ち度 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 無回答 |
---|---|---|---|---|---|---|
回答数(%) | 33(38%) | 35(40%) | 18(21%) | 1(1%) | 0(0%) | 0(0%) |
セッション1へのコメント
- アクセシビリティに対する考え、マイルストーンが理解できました。
- 学会(社団法人)のWebを担当しているが、これまで系統立った話を聞いたことが無かった。これからの勉強に大変役立った。
- Web上で確認したこと以上のものが得られなかった。資料を読み合わせているだけならば…。
- 植木さんの分かりやすい説明でした。
- 開発者の視点からは外れていたが、アクセシビリティの理解は深まった。
- これだけの分量を60分の時間でキッチリ説明されたことに、まず感動です。
- WAICの自己適合宣言とは何なのかなと思いました。
- 会議資料の緩急のつけ方がとても勉強になりました。
- そもそも「JIS X 8341-3:2010」を知らなかったので、大変興味深く聴くことができました。
- アクセシビリティの現状が分かって良かった。
- マイルストーンを決める。対象範囲の記述例が具体的で分かりやすかった。文書の関係を示してくれた点は助かる(関係法が多くて分かりづらい)。
- 今後の参考にさせていただきます。
- ほぼ知ってる内容だった。
- どのようにアクセシビリティーが向上するのか知りたかった。実際に効果はあるのかどうか。
- 職場での理解を求めるにあたって、行政機関には法定業務であることや、障害者差別解消法の施行予定など、勉強になりました。
- 新しい法令について等の説明は良かった。
- 前半の法律に関する説明は、セミナーの対象がWeb担当者であり、すでにウェブアクセシビリティ方針の期限後なのでムダだと思います。
- JIS対応のための段階を踏んだ手順が非常に分かりやすかった。
- 埼玉県の一機関で独自サイトを運営しています。その場合もその独自サイト単位でも準拠を目指したり、試験をしないといけないのでしょうか?ホームページビルダーで職員が作成しているのですが、業者に発注せずに準拠に対応するように修正可能ですか?(知識は全くありません)
- 例が記載されており良かった。
- PDFもWebページとみなす点、方針に記載すべき内容、対象範囲と2014以降対応との記述、参考になりました。
- ウェブアクセシビリティ確保に係る方針についての説明が参考となった。
- JIS Xの概要は理解できたのですが、具体的な内容の解説がもう少しあると良かったと思います。
- アクセシビリティに精通していない方にも自分が説明できるようになれると感じました。
- 難しい法令から、理解しやすい言葉に換えて、説明して下さって分かりやすかったです。
- アクセシビリティ関連のセミナーに参加するたびに、やらねばならないことが多くあると焦ります。
- 自治体で対応しているところがあれば事例を見たかった。
- 現状としてリニューアルの契約着手から履行をしており、現段階で業者に対しての確認事項がいくつか分かった点では役に立ったが、その前に受けておきたかった。
- JIS規格の背景や直近の状況などを改めて認識することができ、非常に勉強になった。
- 先週金曜日に各課室HP担当者に対してHTML研修と共にアクセシビリティ対応の研修を行いました。今回の講演を受けてから研修が行えたらもっと職員に伝えられたのではないかと思います。次回は準備時間を充分に取り今回の講演内容を活かした研修を行います。
- 方針策定時に留意すべき点など参考になった。また、他に情報に関する事項なども多々あり、役立つものである。
- アクセシビリティに関しては初心者だったのですが、なぜ対応をしなければいけないのか、が理解できました。
- 具体的なテクニック編の内容を聞けるのかと期待していました。リニューアル時の2010対応後の、日次のメンテナンスの方が担当者としては重要視しているため、その部分について今後のセミナーを企画していただきたい。
- 無理な(過大な)入札条件の所が参考になった。PDFやWebとの考え方が勉強になった。
- 対応しなくてはいけない理屈はわかるが、実際どのように対応するのか知りたい。ページをつくるのは所管課。
- JIS規格とWCAG 2.0の関係性を理解出来た。「発注時に検討すべき事項」については参考になった。
- 概要的な内容が中心だったので、具体的にどこから着手すればよいのかもう少し知りたいと思いました。
- JIS X 8341-3に対する基礎知識が無くても、とても理解しやすかったです。
- アクセシビリティガイドライン制作にあたり何が必要になるのかがイメージでき助かりました。
- 限られた時間の中で解りやすく解説していただき、ありがとうございました。最新の情報や海外動向が知りたかったので参考になりました。
- 各公的機関がJIS対応する上で一番のネックは予算だと思われる。正直2014年度までの対応は難しい。(例)PDFについても話があったが、現状では職員のPCにアクロバットが入っておらず、全職員分のライセンスはとても用意できない。(また一部だけでは仕事にならない)
- 国連の対応含め公的機関に求められている経緯がよく分かりました。
- コストや納期の部分で対応が後手になりがちなアクセシビリティでしたが、世界や日本の情勢から今までより重要度を上げて取り組む必要があると感じました。まずは目標を立てて、計画的に進めるというプロセスを重視したいと思いました。
- JIS X 8341-3:2010の概要について、概ね理解できた。
セッション2 講演「JIS X 8341-3:2010準拠のための試験方法」について
セッション2の理解度
5段階評価で、5が「理解できた」、1は「難しかった」です。理解度 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 無回答 |
---|---|---|---|---|---|---|
回答数(%) | 27(31%) | 39(45%) | 18(21%) | 1(1%) | 1(1%) | 1(1%) |
セッション2の役立ち度
5段階評価で、5が「役に立った」、1は「役に立たなかった」です。役立ち度 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 無回答 |
---|---|---|---|---|---|---|
回答数(%) | 28(32%) | 34(39%) | 23(26%) | 1(1%) | 0(0%) | 1(1%) |
セッション2へのコメント
- 実際に話を聞かないと理解できない部分があったが、今回出席して理解が進んだ。
- 制作側として、どのように試験をすれば良いかという観点の話を期待していたので、ちょっと見当外れだった。内容自体は大いに今後の参考にはなりましたが。
- 中村さんの分かりやすい説明でした。
- 効果的な試験実施ツールの選定。
- 勉強が必要であることを強く感じました。
- 試験と検証のちがいがよく分かりませんでした(同じことをするが、位置付けが違うということでしょうか?)。
- ウェブページの選択方法に15ページ、40ページ等とありますが、このページ数はどうやって決めるのかなと思いました。
- 完全にテスト(試験)をしていなくても、取り組んでいる姿勢を見せることが大切なのだと思いました。担当者と話し合って、スケジュールや進め方を決めていきたい。テストの方法についても参考になりました。
- 一部で良いので試験内容を公開・解説してほしい(難易度を確認するため)。
- (とはいえ)試験していないことを記述するのは難しいと感じた。
- 一部準拠と言うのは達成基準のうち1つでも基準を満たせば良いのでしょうか。(例えば等級A 1部準拠であれば、Aの基準をいくつ満たしていればよいのか?)(少なくとも“1つ”だけでは、一部準拠に見合わないと思うのですが)
- 今後の参考にさせていただきます。
- ほぼ知ってる内容だった。
- 具体的な試験方法をもっと知りたかった。
- 方針公開まで完了し、試験についてはこれからの検討課題なのでたいへん役に立ちました。
- アクセシビリティ対応について、何をすればよいのか、分かりづらい。JISの冊子、データを有料ではなく、無料で配布してもらいたい。
- 説明があっても「検証」と「試験」の違いがぴんとこなかったので、「試験」は「新しく作ったサイト以外」が対象とひとまず理解しました。→質疑でありましたね。ようするに「検証」については、JISで触れられてないので分からないということですね。
- 思っていた内容と少々違っていた(もう少し技術寄りの内容を想定していた)。
- とても参考になりました。
- 試験の手順、結果の公表の例をいくつか挙げての説明が特に参考になった。
- 試験結果を発注側が、確認しなければ、形骸化しないか?ランダムなサンプリングのやり方が、よく分からなかった。
- 表示例の説明が主であったが、もう少し試験について他の点についての説明も行って欲しかった。
- チェックリストなどのサンプルなどもあると分かりやすかったかと思います。
- Webアクセシビリティ JIS X 8341-3にゼロから対応させようとしているが、何から始めれば良いか。
- 受注側が行わなければならないこと以外は、専門家におまかせする、その際どのようなことを踏まえておくか、記載側等、ハードルを下げた内容だったので、試験に対しても前向きに検討できそうです。
- まずは現状の把握から始めないといけないので、「試験」はまだまだ先の話ですが発注することなど予算上考えなくてはいけないこともあり、役立ちました。
- 具体的な事例を示してほしかった。
- 現状としても準拠に向けた姿勢を公開することの重要性があることがわかり良かったと思う。
- 試験の実施について、今年度末を予定しているので、具体的な話が聞けて良かった。
- 試験結果の公開についてパターンごとに例示されていて分かりやすかった。
- これから当局のアクセシビリティ対応をするに当たり、どのように進めたら良いかわからず困っていましたが、業者に発注する際に担当者として押さえておくことが良くわかりました。少し安心しました。
- 一歩踏み出さなければいけないと分かっていて、なかなか踏み出せずにいましたが、踏み出せそうな気がしました。
- 試験で実際にどこが業者の方の担当でどこからが担当者である自分達がやるべき所なのかが分かりました。
- 具体的な対応度の表記の説明が分かりやすかったです。
- 準拠と一部準拠の区別について解釈の問題はあるけれどよく理解できました。
- 外部動画配信に対する考え方が参考になった。やってはいけない事ではなく、やった事を正しく公開する考え方が理解できた。
- 日々、更新され、新しいページができる中、どのタイミングで試験するのか判断が難しい。
- JISを読んだだけでは理解しにくい部分の補足が役に立った。サンプルが見れたのは良かった。
- 手間のかかりそうな内容ですが、段階的に進めていく必要性を感じました。
- 対応状況を公開するために、自社サイトの試験を進めていきたいと思います。
- 試験の方向性がわかり、AA取得のための準備と、必要な事項、試験結果の公開内容の詳細をご案内頂いたことは大変良かったです。
- 当組織では各担当部局がmiCheckerを使って、自分の部局のコンテンツをチェックしており、試験も実施している(事業者さんにお願いすることもある)。当方も組織全体のアクセシビリティ試験を行っているが、その途中で迷う部分があり、また事業者さんからあがった試験内容の精査の参考になりました。
- 試験の必要性等の説明がきけて大変役に立った。ただ試験を発注するからには合格しなければならず(予算を組むので)、評価が必要な段階までの見極めが難しいのではないかと感じた。
- もう少し試験の詳細を知りたかった。
- 情報公開の必要性、重要性を感じました。まずは取り組むという事が大事だと思いました。
JIS X 8341-3:2010対応においてお困りのこと
- 内部で「対応すべき」という空気が無い。
- 準拠の為の試験をなるべく自動化して行いたいのですが、人の目を介さないと判断できない観点もほとんどである事を認識しております。どこまで自動化できるものでしょうか。自動化されたものがありますでしょうか。
- 図のような表があり、A-ア、B-イ、C-ウの○印が詳細説明ページへのリンクボタンになっている場合、どのように改修すればよいかわからない。
- 対応する範囲の選定、基準が分からない。
- JIS X 8341-3:2010に対応し、試験を行うことの必要性を上層部に理解させること。試験結果や対応状況についての公開方法や手段について。
- 恣意的に選ばれた頁のみの試験で「AA準拠」と宣言して良いのか、またはその程度を評価する方法はあるのか、またそのような公的サイトが多く見受けられるが問題はないか。メニューが画像になっている場合等、ユーザが拡大した場合の“ぼけあし”についてどこまでコントラスト対応すべきか。またその場合どのドットをピックして試験をすれば良いのか?
- 「必要」であっても、なかなか考え方が浸透しないことがきつい。予算の壁はあるのが本音…。
- 各部署、業者への周知、理解、研修方法。
- セミナーを開催するよりも、アクセシビリティについて何をすべきか、より分かりやすい説明書を作成したほうが、全国の省庁、自治体のウェブサイトは良くなるのではないか。
- 動画及びPDFの対応。
- 独自サイトのため、サイトの全面リニューアルの予算化は難しい。絶対に目指さなくてはいけないのでしょうか?(すみません)
- 実際に、対応したり試験をする側からすると、大変さ(人手、稼働がかかる)をお話いただけたのはよかったが、だからきちんと費用がかかると言うことを、明確に伝えて頂きたかった。
- 企業担当者なのでまだ直近での対応は必要なさそうですが、企業向けのアクセシビリティセミナーなども実施していただければと思います。
- こういったセミナーをまた開催してほしい。専門的な部分に対しても、開催してほしい。
- (自前で作成するため)ウェブアクセシビリティ方針の具体的な作成方法やサンプルなどがあれば良いと思う。(他自治体を参考にすれば良いが…)
- 今年度、リニューアルを行うが、リニューアルに向けて準備の段階において、アクセシビリティをきちんと確保せずにすすめていた為、業者選定を終えて契約に進んだ今、アクセシビリティに向き合うようになったので、リニューアルのタイミングで今からどこまで出来るのか不安です。方針もまだ立てていないので…。
- 具体的に内容をまだ見たことがない。
- 具体的にどういったものかと聞かれるとうまく答えられない。
- CMSを導入しており、作成担当者が相当な数にのぼる。そのため、担当者への意識づけが一番の課題となっている。
- PDFのJIS対応が困難。HPありきでPDFが作られていることは、ほとんど無い。
- 業務において、アクセシビリティ対応だけではない中で、かなり長期の予定を示さなければならず、そのことの専門性がないため困っている状態。
- Web担当者としては、日々の更新業務の中でどうアクセシビリティを考えていくか、が難しいです。試験をする前の対応をどうすればいいのか、悩んでいます。
- PDFの取り扱い。どうJISに対応させるか。冊子のPDFを印刷とあわせ発注する際の仕様をどう設定すればJISに対応したPDFデータを確保できるか。コントラストが基準を達成していないポスター等のPDFを掲載する際、同内容がHTMLで併記している場合には、情報は実質上伝達できる。しかしながら、試験結果として、コントラストについての基準は未達成となり、そのことにより、準拠とはならず、一部準拠となってしまうのか。
- 実施方法等で専門用語が出てきた際に、理解が困難であることが多いです。計画書や表、グラフを含んだPDFの扱いについて、タグ付け等を1人1人理解し実践できるかというと、難しいのではないかと考えています。
- アクセシビリティ対応のための予算の確保が難しく、リニューアル時期までは5年以上待たねばならない点。提供サービスが多様である点(対応が一律ではできない。また、担当者、考慮すべき点、パターンも多様である)。対応時期にもバラツキが出る。
- WCAGの関連文書を参照してもわかりにくい点が多いので、果たして適合しているかどうかが判断しがたい。参考にするべきサイトや書籍の情報も少いので困っている。
- 規格票が難しい。
- 試験について、どの業者を選べばよいか分からない。
- とにかくJISの入手がまず必要ということが分かりました。
- 職員(システム部門ではない者)によってはITスキルにバラ付きがあり、アクセシビリティについて理解してもらっても、特にPDFや動画については厳しいのが現状です。WAICのサイトに事例を(様々な)のせていただきたいです。2004と違い事例がJISにないので、特に試験結果についての書きぶりに困ることが多いです。
- 予算確保が難しい。あとは、各コンテンツは各担当課が作成することになるが、一般の職員でJIS対応のことを知っているものが少ないためアクセシビリティを無視したページ作成をされてしまう。
- 試験が難しいです。
- ウェブアクセシビリティ方針の策定までは、当法人のみで可能であったが、試験の段階で、どの外部業者に発注して良いのか。貴委員会でおすすめして下さると助かります。
- PDFファイル。過去に公開されたページ群(少なくとも5年以上前)
ウェブアクセシビリティ基盤委員会へのご要望等
- 勉強になりました。ありがとうございました。
- 別のテーマでアクセシビリティのセミナーを開催していただけると有難いです。本日はありがとうございました。
- 非常に活発なQ&Aで良かったと思います。今後も頑張ってください。
- 開発者向けセミナーもあったらいいなと思います。
- ウェブコンテンツの一部として掲載されることが多い、ワード、エクセルなどの作成に当たっての配慮事項についても技術情報としてサイトに掲載をお願いします。
- ありがとうございました。
- 制作者向けに特化したセミナーを是非お願い申し上げます。(試験担当者向け)
- ぜひ、このようなセミナーを頻繁に開いてほしい。安心してきくことができました(何ページいくらという話がでないので)。
- このようなセミナーを定期的に開いてほしいと思います。
- 今後もセミナーを企画してくださるとありがたいです。ありがとうございました。
- 試験範囲の一般に信頼を得るだけのページ数はどのくらいか。
- 自治体様への正しい理解の教育、普及活動、「JIS準拠のコンテンツを作成できるCMS」という要求仕様は解釈が難しい。
- 質疑応答は大変参考になりました。スクリーンが席によっては見えにくかったので少し残念です(配布資料にあるスライドに関しては問題ないです)。
- 勉強になりました。ありがとうございました。質疑の際、コントラストの問題に、代替があればOKとおっしゃっていたが、ポスターであれば、それ自体が読めることも大切なアクセシビリティなので、その点問題が別にあることを、きちんと伝えて頂きたかった。JIS視点のみOKでなく本当にどうあるべきかもきちんと教えてさしあげるべきだと思います。
- 内容的には参考になりましたが、思っていたより専門的な内容でしたので、もっと初心者向けな内容(具体的にどういうことをすればアクセシビリティを満たすのか。画像の代替テキストのようなお話)もやっていただけると有難いです。
- 是非、ウェブアクセシビリティの内容を詳しく解説したセミナーを実施していただければと思います。
- 制作側のアクセシビリティセミナーをやって頂ければと思います。
- アクセシビリティに対応したコンテンツ作成のガイドラインを作成したいが、サンプルなどがあれば公開していただきたい。
- 今後もこういったセミナーを無料で行っていただけたら、参加したいと思います。
- 参加させていただき、ありがとうございました。
- 質問です。「セマンティック」の意味を教えていただければと思います。個別に質問し、回答をいただきましたので、回答は不要です。
- 質疑応答がたいへん参考になりました。またセミナーがあれば参加したいと思います。
- 周りの制作会社でも規格自体知らないことが多い。制作者向けの情報発信やセミナー等も積極的に行ってほしい。具体的なテクニックをとりいれたサンプルサイトがあるとより分かりやすくなると思う。最後のQAが特にためになったので自治体の生の声もサイトに掲載してほしい。
- Web制作者向けのセミナーを開いていただけたらと思います。「JIS X 8341-3:2010」に準じたページの作り方、注意点など もっと具体的に教えていただきたい(ex. 代替テキストで「あちら」とか「こちら」をどう置き換えたらいいのか)
- Web制作者が参加出来るセミナーは少ないので、そういった機会を増やして欲しい。
- Webアクセシビリティという言葉に対応するために、具体的に何をすべきかという点が不透明なまま参加させて頂いたため、完全な理解は厳しい状況ではありましたが、大変有意義な時間を頂いたこと、心より感謝いたします。
- 当組織では、各担当部局がHTMLファイルとそれに付随するコンテンツを作成し、サーバを管理しているシステム室に公開依頼を行っているが、職員のITスキル、アクセシビリティの意識の底上げ、更に予算どりが厳しいです。法律的に金銭面(予算確保)をうたってもらえるとありがたいと思うところです。以前、JWACセミナーで山田肇教授もそんなお話をされましたが、推進にむけてWAICからも働きかけを期待しています。また要職にある方(大臣や自治体トップ)がアクセシビリティについて知見を持つ機会をもつよう動いていただけたらと思います。またWAICのセミナーをして下さい。
- 質問です。本市ではCMSの入替を予定しており、それを機にJIS準拠対応を検討しています。このときJISへの一連の対応(方針策定・公開、ウェブアクセシビリティ対応、試験等)の想定される期間をご教示ください、外部委託をする予定です。
- アクセシビリティ実施における効果というものは、今後どのように分かっていくのでしょうか。
- 少々大きな話ですが、民間ではなく公的な試験機関が設立されればよいかなと思います。
- 試験方法、実装方法のセミナーの機会があったらありがたいです
- 啓蒙活動頑張ってください。本日はありがとうございました。
- 具体的な試験方法を公開して欲しいです。
- 今回は外注の際に留意すべきことがメインだったようですが、外注ではなく自社職員が制作している場合もあるので、自社制作の場合の注意すべき点も知りたい。(Web、Twitter等でも)また省庁、自治体にもっと宣伝する必要があるのでは?
- 同様のセミナーの機会を増やして欲しい。また、戦略的にPRを行っていただき、アクセシビリティの重要性を広めて欲しい。
会場の模様
セッション1の講演の模様
セッション2の講演の模様
セッション3の質疑応答の模様