【注意】この文書にはより新しいバージョンが存在します: WCAG 2.1 達成方法集

WCAG 2.0 達成方法集

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SM6: SMIL 1.0 で音声解説を提供する

達成方法に関する重要な情報

この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.0 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.0 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。

適用 (対象)

SMIL 1.0 プレーヤーが利用可能な場合

これは、次の達成基準に関連する達成方法である:

解説

この達成方法の目的は、全盲又は視聴覚素材の映像を見るのが困難な利用者が、その素材の情報を得られるようにすることである。この達成方法では、視聴覚素材の会話の合間に入る音声解説によって、映像の説明が提供される。

事例

事例 1: QuickTime プレーヤー向けの SMIL 1.0 の音声解説の例

コード例:

 
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<smil xmlns:qt="http://www.apple.com/quicktime/resources/smilextensions" 
  xmlns="http://www.w3.org/TR/REC-smil" qt:time-slider="true">
  <head>
    <layout>
      <root-layout background-color="black" height="266" width="320"/>
      <region id="videoregion" background-color="black" top="26" left="0" 
      height="144" width="320"/>
    </layout>
  </head>
  <body>
    <par>
      <video dur="0:01:20.00" region="videoregion" src="salesdemo.mov" 
      alt="Sales Demo"/>
      <audio dur="0:01:20.00" src="salesdemo_ad.mp3" 
      alt="Sales Demo Audio Description"/>
    </par>
  </body>
</smil>

事例 2: RealTime プレーヤー向けの SMIL 1.0 の音声解説の例

コード例:


<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<smil xmlns="http://www.w3.org/TR/REC-smil">
  <head>
    <layout>
      <root-layout background-color="black" height="266" width="320"/>
      <region id="videoregion" background-color="black" top="26" left="0" 
      height="144" width="320"/>
    </layout>
  </head>
  <body>
    <par>
      <video src="salesdemo.mov" region="videoregion" title="Sales Demo" 
      alt="Sales Demo"/>
      <audio src="salesdemo_ad.mp3" title="audio description" 
      alt="Sales Demo Audio Description"/>
    </par>
  </body>
</smil>

参考リソース

この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。

検証

手順

  1. (デフォルトで常に再生されている場合を除いて、) コンテンツ/プレーヤーから音声解説を再生する方法を見つける。

  2. 音声解説のあるファイルを再生する。

  3. 音声解説が再生されるかどうかを確認する。

期待される結果

この達成方法が「十分な達成方法」の一つである場合、この手順や期待される結果を満たしていなければ、それはこの達成方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の達成方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。