【注意】この文書にはより新しいバージョンが存在します: WCAG 2.1 達成方法集
この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.0 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.0 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。
すべての XML ベースのマークアップ言語
これは、次の達成基準に関連する達成方法である:
この達成方法の目的は、支援技術がコンテンツを解析するときに生じるエラーを避けることである。well-formed については、文書を XML パーサーを用いてチェックし、バリデーションレポートが well-formed に関するエラーを含んでいるかどうかで確認できる。すべての XML パーサーには、well-formed をチェックし、well-formed に関するエラーが見つかったときは、通常の処理を停止することが要求される (XML パーサーは、バリデーションをサポートしていなくてもよい)。
XML ファイルは、文書タイプ宣言、xsi:schemaLocation 属性あるいは他のタイプのスキーマへのリファレンスを含む。コンテンツ開発者は、オンラインあるいはオフラインのバリデーター、XML エディタもしくは XML サポートのある IDE (下記参考リソースを参照) を用いて、well-formed であることをチェックできる。
XML ファイルが文書タイプ宣言、xsi:schemaLocation 属性又はスキーマがあるのにスキーマ参照のインストラクションのない処理を含まないとき、関連するスキーマがコマンドラインの指示、ユーザダイアログあるいは (構成) コンフィグレーションファイルで指定されている。そして、XML ファイルがスキーマに対してチェックされている。
XML ファイルが文書タイプ宣言、xsi:schemaLocation 属性あるいはスキーマがあるのにスキーマ参照のインストラクションのない処理を 含まないとき、名前空間がスキーマ文書又は RDDL (Resource Directory Description Language) を読み出すのに参照されておらず、そして XML ファイルがスキーマに対してチェックされている。
ウェブサイトが静的な文書ではなく、XML を動的に生成するとき、コンテンツ開発者は XMLUnit や XML Test Suite あるいは類似のフレームワークを用いて、生成される XML コードをチェックできる。
この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。
Well-Formed XML Documents in Extensible Markup Language (XML) 1.0 (Third Edition), W3C Recommendation 04 February 2004.
Well-Formed XML Documents in Extensible Markup Language (XML) 1.1, W3C Recommendation 04 February 2004.
4.3.2 Well-Formed Parsed Entities in Extensible Markup Language (XML) 1.1, W3C Recommendation 04 February 2004.
G134: ウェブページをバリデートするの参考リソースを参照のこと。
(今のところ、なし。)
各ファイルを XML パーサーにロードする。
well-formedness エラーがないことを確認する。
2. の結果が真である。
この達成方法が「十分な達成方法」の一つである場合、この手順や期待される結果を満たしていなければ、それはこの達成方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の達成方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。