HTML 要素の言語属性を使用する

達成方法に関する重要な情報

この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.1 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.1 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。

適用 (対象)

HTML

これは達成基準 3.1.1: ページの言語 (十分な達成方法) に関する達成方法である。

解説

この達成方法の目的は、html 要素に lang 属性を提供することで、文書の初期設定言語を特定することである。

次のようなさまざまな理由から、文書の言語を特定することが重要である:

HTMLでは、html 要素の lang 属性を使用している。

訳注

WAIC では H57 に関するアクセシビリティ サポーテッド(AS)情報を提供している。2020 年 3 月版の アクセシビリティ サポーテッド(AS)情報: H57 も参照されたい。

事例

例 1

この事例では、HTML 文書の内容がフランス語であることを明確にしている。

<!DOCTYPE>
<html lang="fr"> 
<head>
  <title>document écrit en français</title>
  <meta http-equiv="content-type" content="text/html; charset=utf-8" />
</head>  
<body>     
	...document écrit en français...   
</body>
</html>
訳注

WAIC では H57-1 に関するアクセシビリティ サポーテッド(AS)情報を提供している。2014 年 6 月版のアクセシビリティ サポーテッド(AS)情報: H57-1 では、「達成可能」と評価されている。WAIC はこの達成方法が検証した環境で広く動作すると判断している。

参考リソース

参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。

検証

手順

文書の html 要素を調べる。

  1. html 要素に lang 属性があることを確認する。
  2. lang 属性の値が BCP 47: Tags for the Identification of Languages 又はその後継仕様に準拠しており、そのウェブページの主言語を反映していることを確認する。

期待される結果

  • #1 及び #2 の結果が真である。