適用 (対象)
applet
要素が非推奨ではない場合に、Java アプレットを読み込んでいる HTML 及び XHTML ドキュメント。
applet
要素は、仕様では廃止された要素であり、さらに多くのモダンブラウザでは廃止された機能でもある。詳細については、MDN の applet 要素を参照されたい。また、Oracle 社の Oracle Java SE サポート・ロードマップによれば、Java Plugin のサポートは 2019 年 3 月までと告知されていることに注意されたい。
これは達成基準 1.1.1: 非テキストコンテンツ (十分)に関する達成方法である。
解説
この達成方法の目的は、アプレットのラベルを提供する alt
属性を用いること及び applet 要素のボディにテキストによる代替を提供することによって、アプレットに対するテキストによる代替を提供することである。この達成方法では、ユーザエージェントごとに、alt
属性及び applet 要素のボディのサポート状況が異なるため、両方のメカニズムを必要としている。
WAIC では H35 に関するアクセシビリティ・サポーテッド(AS)情報を提供している。2014 年 6 月版のアクセシビリティ・サポーテッド(AS)情報: H35 では、「要注意」と評価されている。WAIC はウェブ制作者にこの達成方法が一部の環境では動作しないことに注意を促すものである。
事例
例 1: 三目並べゲームのアプレット
<applet code="tictactoe.class" width="250" height="250" alt="tic-tac-toe game"> tic-tac-toe game </applet>
検証
手順
- applet 要素のソースコードを見る。
- アプレットに対するテキストによる代替が applet 要素の
alt
属性にあることを確認する。 - アプレットに対するテキストによる代替が applet 要素のボディの中にあることを確認する。
期待される結果
- #2 及び #3 の結果が真である。