適用 (対象)
全てのウェブコンテンツ技術
これは、達成基準 1.1.1: 非テキストコンテンツ (十分な達成方法) に関する達成方法である。
解説
この達成方法の目的は、短いテキストによる代替が十分ではないとき、もとの非テキストコンテンツと同じ目的を果たし、同じ情報を提示する長いテキストによる代替を提供することである。
短いテキストによる代替と組み合わせて、長い説明は非テキストコンテンツの代わりにできるべきである。短い代替は非テキストコンテンツを特定し、長い代替が情報を提供する。非テキストコンテンツがページから取り除かれて、短い説明と長い説明に置き換えられたとしても、そのページは同じ機能と情報を提供していることになる。
テキストによる代替に何を記述するべきかを決めるには、次の質問が参考になる。
- なぜこの非テキストコンテンツがここにあるのか?
- どんな情報が提示されているのか?
- どんな目的を果たしているのか?
- もし非テキストコンテンツを使うことができないならば、同じ機能及び/又は情報を伝えるためにどのような言葉を使うのか?
事例
事例 1
10 月の売り上げを示すグラフには「10 月の売上グラフ」という短いテキストによる代替がついている。長い解説は「棒グラフは 10 月の売上を示している。6 人の営業がいて、マリアは 349 件でもっとも売上が高い。フランシスは次点の 301 件。その次は 256 件のジュアン、250 件のスー、200 件のリー、そして 195 件のマックスである。このチャートの第一使用目的はリーダーたちに見せるためのもので、そのためこの解説は売り上げ順になっている。」とする。
事例 2
過去 10 年の冬の平均気温を示している折れ線グラフには、「1996 年から 2006 年までの冬の平均気温」という短いテキストによる代替がある。長い解説には、折れ線グラフを生成するのに使ったデータデーブルが含まれている。
検証
手順
- 非テキストコンテンツを取り除くか、非表示にするか、覆い隠す。
- 長い説明を表示する。
- 長い説明が非テキストコンテンツによって伝えられた情報と同じ情報を伝えていることを確認する。
期待される結果
- 3.の結果が真である。