達成基準 1.1.1 及び達成基準 1.2.1 の失敗例 - 代替ではないテキストによる代替を使用している (ファイル名、プレースホルダーテキストなど)

達成方法に関する重要な情報

この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.1 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.1 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。

適用 (対象)

全てのウェブコンテンツ技術

これは、次の達成基準に関する達成方法である:

解説

これは、テキストによる代替を使用している全ての達成方法に対する失敗条件について述べている。"テキストによる代替" の中のテキストを、情報又は機能を失うことなく非テキストコンテンツの代わりに使用することができない場合、事実上、非テキストコンテンツに対する代替物としては意味をなさなくなる。

事例

例 1

テキストによる代替とはならないテキストの事例は次の通り:

  • 画像や絵の「テキストによる代替」の位置に埋め込まれた、" "、"スペーサー"、"画像"、"絵" といったプレースホルダーテキスト。
  • 非テキストコンテンツの情報又は機能を伝達しない、"picture 1" 及び "picture 2" 、"0001" 及び "0002"、あるいは "Intro#1" 及び "Intro#2" といったプログラム上の参照情報
  • "Oct.jpg"、"Chart.jpg"、あるいは "sales\\oct\\top3.jpg" といった、それ自体では有効なテキストによる代替とならないファイル名

検証

手順

  1. テキストによる代替それぞれについて、実際にはその非テキストコンテンツに対するテキストによる代替ではないことを確認する。

期待される結果

  • #1 の結果が真である場合、この失敗例の条件は適用され、コンテンツは達成基準の失敗となる。