適用 (対象)
CSS をサポートする全てのウェブコンテンツ技術
これは達成基準 1.1.1: 非テキストコンテンツ (参考) に関する達成方法である。
解説
ウェブデザイナーは、レイアウト、例えばテーブルまたは段落の字下げをよりよくコントロールするために、しばしばスペーサー画像 (通常は 1 x 1 ピクセルの透過 GIF) を使用する。しかしながら、カスケーディングスタイルシート (CSS) は、スペーサー画像を置き換えることで、レイアウトを十分によりよくコントロールすることができる。マージンとパディングの CSS プロパティは、レイアウトを制御するために単独または組み合わせて使用できる。マージンプロパティ (「margin-top」、「margin-right」, 「margin-bottom」、「margin-left」とショートハンドの「margin」) は、ブロックとして表示される任意の要素に使用でき、要素の外側にスペースを追加する。パディングプロパティ (「padding-top」、「padding-right」、「padding-bottom」、「padding-left」とショートハンドの「padding」) は、任意の要素に使用でき、要素の内側にスペースを追加する。
事例
例 1
次の例は、二つの部品で構成されている。テーブルの全ての面にマージンとテーブルセルにパディングを指定している CSS コードと、スペース画像を含まず、他のテーブル内にネストされていないテーブルの HTML コード。
table { margin: .5em; border-collapse: collapse; } td, th { padding: .4em; border: 1px solid #000; } ... <table summary="Titles, authors and publication dates of books in Web development category"> <caption>Books in the category 'Web development'</caption> <thead> <tr> <th>Title</th> <th>Author</th> <th>Date</th> </tr> </thead> <tbody> <tr> <td>How to Think Straight About Web Standards</td> <td>Andrew Stanovich</td> <td>1 April 2007</td> </tr> </tbody> </table>
参考リソース
参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。
- Margin properties: 'margin-top', 'margin-right', 'margin-bottom', 'margin-left', and 'margin' in the CSS2 specification
- Padding properties: 'padding-top', 'padding-right', 'padding-bottom', 'padding-left', and 'padding' in the CSS2 specification
- A CSS styled table version 2
- IE box model bug
- Internet Explorer and the CSS box model
padding 及び margin 関連プロパティは、CSS Box Model Module Level 3 で再定義されている。この仕様は W3C 勧告ではないが、CSS Snapshot 2020 によれば、今日の CSS を構成する仕様として位置づけられている。