【注意】この文書にはより新しいバージョンが存在します: WCAG 2.1 達成方法集
この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.0 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.0 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。
あらゆるウェブコンテンツ技術
これは、次の達成基準に関連する達成方法である:
この達成方法の目的は、明るく、その面積が大きいと発作を起こすといわれている速度で閃光を放つことを防ぐことである。面積を拡大して見ている利用者もいるので、この達成方法ではコンテンツのサイズの大きさに関係なく、1 秒間に 3 回より少ない閃光しか用いてはいけないとしている。
注記 1: この達成方法は、レベル A の達成基準よりも厳格だが、検証はより容易であり、レベル A の達成基準を満たすために使用することができる。なぜなら、レベル A の達成基準の全ての失敗例の閾値は、1 秒以内に 3.5 回以上の閃光があるからである。ほとんどのコンテンツには閃光を放つものはなく、点滅があるコンテンツでも稀な場合を除いてこれほど速く点滅しない。したがって、達成基準で規定されているより複雑な検証を実行しなくても済むようにするためには、この達成方法にあるようにコンテンツが 1 秒間に 1、2 回、又は最大でも 3 回までしか閃光を放つだけであることを確認する。
注記 2: 3.5 回の閃光について: もし、明暗が 7 回変化した場合、3.5 回の閃光となり、これは許容される 3 回の閃光 (6 回変化) よりも多い。
3.5 回の閃光又は 7 回の遷移の事例:
始まりが暗い色-明るい色-暗い色-明るい色-暗い色-明るい色-暗い色-明るい色、又は
始まりが明るい色-暗い色-明るい色-暗い色-明るい色-暗い色-明るい色-暗い色
コンテンツに閃光を放つものがある。コンテンツは、続けて 2 回又は 3 回しか光らないように設計されている。
この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。
どの 1 秒間においても 3 回よりも多い閃光がないことを確認する。
3 回の閃光がある場合、1 秒間の最後の明/暗の状態が開始時と同じであることを確認する。
1. と 2. の両方の結果が真である。
この達成方法が「十分な達成方法」の一つである場合、この手順や期待される結果を満たしていなければ、それはこの達成方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の達成方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。