【注意】この文書にはより新しいバージョンが存在します: WCAG 2.1 達成方法集
この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.0 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.0 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。
全てのウェブコンテンツ技術
これは、次の達成基準に関連する達成方法である:
この達成方法の目的は、クライアントサイドで利用可能なリダイレクトを、利用者を混乱させることなく用いることである。リダイレクトはサーバーサイドで実装するほうが望ましい (SVR1: クライアントサイドではなく、サーバーサイドで自動リダイレクトを実装する (SERVER) を参照)。なぜなら、サーバーサイドのリダイレクトでは、新たな URI にあるコンテンツをサーバーが送信する前にコンテンツが表示されてしまうことがないからである。しかし、コンテンツ制作者がサーバーサイド技術を管理しているとは限らず、このような場合にはクライアントサイドのリダイレクトを用いることができる。コンテンツを異なる URI から取得すべきことをユーザエージェントに指示するコードを埋め込むことで、クライアントサイドのリダイレクトが実装できる。リダイレクト元のページには、リダイレクトに関する情報のみを含めておくことが重要である。
HTML 4.x と XHTML 1.x では、mata 要素を用いることでクライアントサイドのリダイレクトが実装できる。H76: クライアントサイドで瞬間的にリダイレクトするために、meta 要素の refresh を使用する (HTML) を参照のこと。
訳注: HTML 4.x 及び XHTML 1.x は Superseded Recommendation としてマークされ、廃止された仕様である。
この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。
他のウェブページへの各リンク又はプログラム参照を見つける。
各リンク又はプログラム参照について、参照先のウェブページにクライアントサイドのリダイレクトを引き起こすコード (meta 要素やスクリプトなど) が含まれているかどうかを確認する。
クライアントサイドのリダイレクトが生じるリンク又はプログラム参照について、リダイレクトが時間制限も遅延もなく実装され、そのページにはリダイレクトに関する情報のみが含まれているかどうかを確認する。
2. の結果が偽、又は 3. の結果が真である。
この達成方法が「十分な達成方法」の一つである場合、この手順や期待される結果を満たしていなければ、それはこの達成方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の達成方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。