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WCAG 2.0 実装方法集

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T3: 見出しに、標準的なテキストの書式の表現法を用いる

適用(対象)

プレーンテキストのドキュメント。マークアップを含むウェブコンテンツ技術は対象外

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

この実装方法の目的は、テキストの書式の規則を用いて、コンテンツの構造を伝えることである。見出しは、テキスト文書の各セクションの位置を示し、ラベル付けすることで、文書の構成を示すために用いられる。

見出しの始まりは、次のものによって示される。

見出しの終わりは、次のものによって示される。

空白行には、スペースやタブなどの印刷できない文字が任意の個数含まれていて、そのすぐ後に新しい行がある。

[ここから追加]

見出しのプログラム識別は、見出しの前の二行の空行と見出しの後の一行の空行である。テキストの文書では、文書構造として誤って解釈されうる要素をなくして、スクリーンリーダーのために文書構造をプログラムが解釈可能なレイアウトで示さなければならない。このプログラムが解釈可能なレイアウトによって、スクリーンリーダーが見出しであると考えられるテキストの前に空行を二回読み上げることができるようになる。画面拡大ソフトのユーザーは、視覚的に空白があることによって、それが見出しであると解釈できる(または、画面拡大ソフトが空白を特定できるスクリーンリーダーの機能を併せ持っていることもある)。

[追加ここまで]

事例

事例 1

段落の後に2行の空白行があり、それに続いて、見出し、1行の空白行、そして次の段落がある:

コード例:


						
...これは第1段落の終わりである。


見出しのテキスト

これは第2段落の始まりである。

		

参考リソース

この実装方法に関するリソースは、今のところない。

(今のところ、なし。)

検証

チェックポイント

コンテンツにあるそれぞれの見出しに対して:

  1. 見出しの前に、2行の空白行がある。

  2. 見出しの後に、1行の空白行がある。

  3. 見出しに空白行が含まれていない。

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。