HTML及びXTHML
これは、次の達成基準に関連する実装方法である
この実装方法の目的は、支援技術がコンテンツを解析するときに生じる(ことで知られている)キーエラーを回避することである。 このエラーは、コンテンツが、仕様に準じて用いられていない開始タグや終了タグを含むときに起こる。 HTMLあるいはXHTMLのメカニズムをウェブコンテンツ技術やウェブコンテンツ技術のバージョンを特定するために用いたり、 このようなタイプのエラーがないようにウェブページを制作したりすることで回避できる。 バリデーターにはコンテンツ開発者が利用可能なものがいくつかあり、バリデーターのレポートではこのようなタイプのエラーが指摘される。 この実装方法は、間違って形成された開始タグと終了タグに関連するエラーのみを対象としている。 文書型宣言は、この検証では必ずしも必要ではないが、文書型宣言をしておくことでバリデーターを活用しやすくなる。
HTMLページが文書型宣言を含んでいる(!DOCTYPE
として示されることが多い)。
コンテンツ開発者はオフラインあるいはオンラインでバリデーターを利用できる(下記の参考リソース参照)。
バリデーターでは、すべてのid属性の値が一意的で、かつ開始タグと終了タグが仕様に準じて用いられていることをチェックできる。
XHTMLその他のXMLベースの文書同様に、XHTML文書は、文書型定義 (DTD) や他のタイプのXMLスキーマを参照する。 コンテンツ開発者はオンラインあるいはオフラインでバリデーターを利用でき(エディターに組み込まれているバリデーションツールを含む)、 開始タグや終了タグが仕様に準じて用いられていることをチェックする。
ウェブサイトが静的なページではなく、HTMLあるいはXHTMLのページが動的に生成されるときは、 コンテンツ開発者はXHTMLUnitや XML Test Suite あるいは類似のフレームワークを用いて生成されるXHTMLコードのチェックを行うことができる。
この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。
Do not forget to add a doctype(W3C Quality Assurance Initiative)は、文書型がどういうもので、なぜそれを用いるべきかについて説明している。
Recommended DTDs to use in your Web document(W3C Quality Assurance Initiative)は、よく用いられる宣言のリストである。
How do I validate my code or check for possible errors? は、フリーエディタのHTML-Kitにある、HTML、CSS及びXMLをチェックするためのツールを説明している。
G134: ウェブページをバリデートするの参考リソースを参照のこと。
(現時点では何も示されていない)
終了タグが必要なすべての要素に対して、終了タグがあることをチェックする。
終了タグが禁止されているすべての要素に対して、終了タグがないことをチェックする。
入れ子になっているすべての要素の開始タグと終了タグが正しく入れ子になっていることをチェックする。
1.から3.全てを満たしている。
注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。
日本語訳における注記:
この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。