全てのウェブコンテンツ技術
これは、次の達成基準に関連する実装方法である:
この実装方法の目的は、オンライン辞書にアクセスするメカニズムをウェブページに加えることで、語句や専門用語の定義、略語の説明を提供することである。この実装方法では、コンテンツ制作者に対してサイト内に用語集や他のメカニズムを用意することを求めているのではなく、ウェブにすでに存在するリソースの利用を示している。ウェブページからオンライン辞書へのアクセス手段を提供することで、利用者は求める定義の所在が簡単に分かる。そのオンライン辞書が正しい定義を提供している場合にのみ、この実装方法を用いることができる。
コンピュータがどのように動作するかを説明したサイトで、各ページに検索フォームを設置した。この検索には、コンピュータ用語、頭字語、省略語に関するオンライン辞書を利用している。辞書はコンピュータ用語に特化したものであるため、検索にヒットした頭字語の説明は、一般的な辞書よりも正確であるべきである。
ある英文法のオンライン授業では、新しい単語を紹介するテキストのパラグラフを提供している。各単語はオンライン辞書へのリンクとし、その単語の定義が分かるようにしてある。リンクを押下するとオンライン辞書が新しいウィンドウで開き、単語とその定義が表示される。
この実装方法に関する参考リソースはない。
定義が必要な語句や略語について:
その語句や略語をオンライン辞書で検索するメカニズムがウェブページにある。
その語句や略語の検索結果として表示される内容が、正しい定義である。
1. 及び 2. を満たしている。
注記:WCAGで用いている略語の定義は、「単語、語句、又は名称の短縮形で、その略語が言語の一部になっていないもの。 」である。
注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。
日本語訳における注記:
この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。