表示サンプル: このページの修正箇所は次のように表示されます。
全てのウェブコンテンツ技術
これは、次の達成基準に関連する実装方法である:
この実装方法の目的は、文字のサイズを徐々に大きくするメカニズムをウェブサイト上で提供することである。多くのロービジョンの人々は拡大鏡ソフトウェアを使っておらず、そしてブラウザの文字サイズの調整について精通していない。このことは、あとからコンピューターを学んだり、また失明に近い症状の高齢者にも特に当てはまる。 これはフォントサイズを大きくしたいと思っている認知障害者もまた同様である。
この実装方法は、ユーザーがより簡単に使うことのできるメカニズムを提供する。このメカニズムは視覚的表現を異なるスタイルシートに切り替えたり、文字サイズをダイナミックに変化するためのスクリプトを使用したりするリンクやボタンを含んでいる。
この実装方法を実装するために、コンテンツ制作者はユーザーがページ上のすべてのテキストの文字サイズをデフォルト文字サイズの少なくとも200%の大きさに徐々に拡大縮小することができるコントロールを提供する。
これはリンクやボタンまたはリンク画像によって達成可能であり、そしてそれらコントロールは可能な限り簡単に見つけられるべきである。(ページ内で目立つ場所にある、大きなテキスト、ハイコントラストで表現されているなど。)
この実装方法は、レガシーコードの場合のように、拡大縮小可能なフォントを用いることができない状況でも同様に用いることができる。
注意:この実装方法は、非適合コンテンツのための適合している代替バージョンのページを表示させるためのスタイル切り替えの実装方法との組み合わせで用いることができる。更なる情報はC29: スタイル・スイッチャーを用いて、適合している代替バージョンを提供する(CSS)と適合している代替バージョンを理解するを参照。
新聞記事のページの上部に2つのボタンがある。「文字サイズを大きくする」ボタンは大きい文字の「T」と上矢印、そして「文字サイズを小さくする」ボタンは小さい文字の「T」と下矢印がついている。
それぞれのボタンにはalt
テキストがついている。
サイトは異なる文字サイズのスタイルシートをいくつも持っている。利用者はもしブラウザにこの機能性があれば、スタイルシートを選択することができる。各ページには現在適用されているスタイルシートを適切な代替スタイルシートに変更する「文字サイズを大きくする」と「文字サイズを小さくする」というリンクも含まれている。
サイトは全てのページに「上へ」「下へ」のテキストリンクがある「文字サイズを変更」のテキストを含んでいる。このリンクのトリガーは文字サイズの特性の値に応じて変化するJavascricptである。
サイトは「文字サイズを変更」と読めるリンクを全てのページに含まれている。結果のページには利用できる大きさを示す選択肢を含んでいる一連のリンクが含まれている。 そのリンクには「最小文字」「小さい文字」「初期設定の文字」「大きい文字」などが表示されている。リストの最初の説明は利用者をそのリストから好きなフォントサイズに変更できるリンクを選ぶように導いている。
ビューポートのサイズを 1024px × 768px 以上に設定する。
[追加ここまで]文字サイズを大きくできる。
文字サイズが元のサイズから200%まで大きくすることができる。
文字サイズが元のサイズから200%まで大きくした後、コンテンツまたは機能が損なわれていない(例えば、テキストの一部が表示されなくなる、ボックスが重なり合う、コントロールが隠れてしまったりラベルから離れてしまったりする、というような状態にならない)。
[追加ここまで]文字サイズを初期値まで小さく戻すことができる。
[ここから削除] 1.及び 2.[削除ここまで][ここから追加] 2. ~ 4. [追加ここまで]を満たしている。
注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。
日本語訳における注記:
この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。