自動的に再生される音を含むウェブコンテンツ技術全て
これは、次の達成基準に関連する実装方法である:
この実装方法の目的は、ページが読みこまれたときに自動的に開始する音声を、利用者が停止できるようにすることである。利用者が容易に素早く見つけることができるように、音声を停止するコントロールはページの先頭付近に配置しなければならない。これは、支援技術(スクリーンリーダー、画面拡大ツール、入力装置(スイッチ)など)を利用する人々及びそうでない人々(認知、学習及び言語障害のある人々)の役に立つ。
この実装方法では、コンテンツ制作者は、自動的に再生されたあらゆる音声を利用者が停止できるコントロールを組み込む。コントロールは、キーボードで操作が可能で、タブと読み込みの順序が早くなるよう配置され、再生されている音声を停止することを示すよう明確にラベルづけされていなければならない。
ウェブページは、草刈り機のエンジンを修理する方法を示す動画と音声トラックを含む、時間の経過に伴って変化するメディア・プレゼンテーションがある。ページは「一時停止」と「停止」というふたつのボタンを含んでおり、時間の経過に伴って変化するメディアが再生されるとき、これらは利用者にコントロールを提供する。
ウェブページには短編映画が埋め込まれている。ページには「映画を一時停止する」というボタンがあり、利用者が映画を一時停止させることができる。
ウェブページには動画と音声を含むFlashプレゼンテーションがある。ページには「マルチメディアを停止する」というボタンがあり、再生されているあらゆる動画と音声を利用者が停止できる。
ウェブページをロードする。
自動的に開始する音楽や音声を確認する。
利用者が音声を停止することができるコントロールが、ページの先頭付近で提供されている。
3.を満たしている。
注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。
日本語訳における注記:
この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。