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WCAG 2.0 実装方法集

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F61: 達成基準 3.2.5 の不適合事例: 利用者がコンテンツ内で停止させることのできない自動的な更新によってメインコンテンツを完全に変更する

適用(対象)

全般

これは、次の達成基準に関連する不適合事例である:

解説

この文書では、[ここから変更] メインのビューポート[変更ここまで]に表示されているコンテンツが自動的に更新され、コンテンツに[ここから変更] ユーザーが[変更ここまで]この振る舞いを停止するための選択肢をがない不適合事例について述べている。

[ここから追加]

達成基準 3.2.5 の不適合事例となるかどうかを検証するためのチェックポイントが「検証」のセクションで挙げられている。チェックポイント 1. が可能であることが望ましく、コンテンツ制作者がビューポートのコンテンツを生成するコードを確認できることを想定している。

[追加ここまで]
[ここから追加]

しかし、それが可能ではないケースも考えられる(例えば、CMS、djangoやruby-on-railsなどのアプリケーション環境、またはサードパーティによるAjaxやPHPなどのスクリプト言語によって生成されるコンテンツなど)。そのため、チェックポイント 2. がそのような場合の検証のために提示されている。時間枠は指標でしかなく、その他のチェックポイントを満たしていなければ、一定の時間が経過した後に生じるあらゆる変化は不適合事例としてみなすべきである。

[追加ここまで]

事例

不適合事例 1:

ニュースサイトで、常に最新の見出しが表示されるように、コンテンツが自動的に更新される。この振る舞いを停止させる選択肢がない。

不適合事例 2:

スライドショーがビューポートの全体に表示されていて、自動的に次のスライドに進んでいく。停止ボタンはない。

[ここから追加]

不適合事例 3:

検索エンジンが自動的に検索結果を生成し、ユーザーの入力に応じてコンテンツを動的に更新する。この振る舞いを停止する選択肢がない。

[追加ここまで]

参考リソース

この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。

(今のところ、なし)

[ここから変更]

検証

チェックポイント

  1. ビューポートでコンテンツを開く。

  2. ユーザーがそのビューポートを開いたままにしておくであろう時間の10倍の長さの時間が経過するまで、コンテンツを開いたままにする。例えば、サイトのウェブ解析によって、ユーザーの平均的な滞在時間が1時間で、ほとんどのリピーターは一日に一回訪問することがわかったとする。その場合は、検証する上では、24時間が適切な長さであると考えることができる。(【訳注】原文の意味が不明瞭なので、WCAGワーキンググループに確認しています。)

  3. その間に状況の変化が生じる。

  4. コンテンツの自動的な変化を無効にするメカニズムが提供されていない。

判定基準

Note: チェックポイント 2. の時間の長さに関係なく、もし時間が経過した後にチェックポイント 3. に該当した場合には、チェックポイント 4. を確認しなければならない。

[変更ここまで]

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。