WCAG 2.0 実装方法集

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F26: 達成基準 1.3.3 の不適合事例 - グラフィカルなシンボルだけを用いて、情報を伝えている

適用(対象)

全てのウェブコンテンツ技術

これは、次の達成基準に関連する不適合事例である:

解説

この文書は、グラフィカルなシンボルを用いて情報を伝えることによって、コンテンツを理解することを困難にしてしまう不適合事例について述べている。 グラフィカルなシンボルには、言葉を使わないで情報を伝える、画像、画像化された文字、あるいは絵で表した又は装飾的な文字のシンボルがある。グラフィカルなシンボルの例としては、斜線の入った赤い円、"スマイリー"と呼ばれる顔文字、 あるいはチェックマーク、矢印又はその意味を持つ文字ではないその他のシンボルなどを表すグリフが挙げられる。支援技術の利用者は、そのようなグラフィカルなシンボルの意味を判断するのが困難なことがある。 グラフィカルなシンボルを用いて情報を提供する場合、ウェブコンテンツ技術の機能を用いて代替物を提供する、又はそのグラフィカルなシンボルの代替を示すことが可能な異なるメカニズムを用いるべきである。例えば、グリフの代わりに、代替テキストのある画像を用いることができる。

事例

不適合事例 1:ステータスを示すために用いるグリフ

ショッピングカートが2つのシンプルなグリフを用いて、その商品がすぐに発送可能かどうかを示している。 具体的には、チェックマークが商品の在庫があり発送可能であることを示し、"×"マークが商品は入荷待ちの状態ですぐには発送できないことを示している。 このようにグリフを用いているため、支援技術の利用者は、その商品の現在のステータスを把握することができなかった。

参考リソース

この実装方法に関しては参考リソースが提供されていない。

検証

チェックポイント

  1. ページで情報を伝えているグラフィカルなシンボルを抽出する。

  2. グラフィカルなシンボルによって伝えている情報を把握できる他の手段があるかどうかをチェックする。

判定基準

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。