JIS X 8341-3:2010の達成基準 7.1.4.4では、コンテンツ又は機能を損なわずに、テキストを支援技術なしで200%までサイズ変更できるようにすることが要件になっています。新しいバージョンのブラウザには、ズーム(拡大・縮小)機能があるため、コンテンツ制作者が留意すべきなのは、利用者が拡大したときにコンテンツ又は機能が損なわれないようにすることです。
しかし、例えば Internet Explorer 6 などのように、古いバージョンのブラウザにはそのようなズーム(拡大・縮小)機能が提供されていません。そのため、そういったブラウザも対象にしたコンテンツの場合には、テキストの文字サイズを200%まで拡大できる機能もコンテンツ側で提供しなければなりません。
このテストファイルでは、JavaScriptを用いて、テキストの文字サイズを25%ずつ拡大したり縮小することができる機能を実装しています。
実際にWebコンテンツでこの仕組みを実装する際は、ユーザーの選択した文字サイズの設定をクッキーなどにより保存しておくことが必要になりますが、このテストファイルではそこまでの実装はしていません。
このテストファイルは、以下にある事例をもとに作成しました。