アクセシビリティ・サポーテッド(AS)情報:H63

H63: scope属性を用いて、データテーブルの見出しセルとデータセルを関連付ける

関連する達成基準の実装方法一覧

7.1.3.1情報及び関係性に関する達成基準 (等級A)

テストファイル

H63のテストファイル

見解

要注意

対象

th要素のscope属性

注意点

1行目や1列目に見出しがある単純なテーブルについては、scope属性を指定せずにth要素を利用するだけで十分である。

代替もしくは推奨する方法

複雑なテーブルについては、id属性とheaders属性を利用することもできるが、できるかぎり単純な構造にしたほうがよい。

テスト結果の詳細

ユーザエージェント 検証結果 操作手順 備考
Internet Explorer 6.0 - テスト不要
Internet Explorer 7.0 - テスト不要
Internet Explorer 8.0 - テスト不要
Internet Explorer 9 - テスト不要
Firefox 3.5 - テスト不要
Firefox 4.0 - テスト不要
Firefox 9.0 - テスト不要
Safari 3.2 - テスト不要
Safari 5.0.3 - テスト不要
JAWS for Windows 9.0 ■操作手順
テーブルモードのTを押して中に入る
Ctrl+Altでセルを1のとおりに移動
Ctrl+Altでセルを2のとおりに移動
■音声読み上げ
「連絡先一覧 1行 カンマ 1列 名前」
「電話 410ハイフン306ハイフン1420 3列」
「ジョエル ナカテン ガーナー ピッツバーグ 4行」
テーブル内を移動した場合の読上げの種類は、Ins+Vで開く「JAWSオプションの調整」画面の「リストとテーブルオプション」>「テーブルのタイトル読上げ」でいろいろ設定することが可能。
ホームページ・リーダー 3.04 ■操作手順
1. 同じ行にあるデータセルからデータセルへ移動した際(例:「クリーブ・ロイド」から「410-306-1420」へ移動した際)、移動した先のセルの列見出し(例:「電話」)を一緒に読み上げた。
2. 同じ列にあるデータセルからデータセルへ移動した際(例:「ヒューストン」から「ピッツバーグ」へ移動した際)、移動した先のセルの行見出し(例:「ジョエル・ガーナー」)を一緒に読み上げた。
■音声読み上げ
「電話 410-306-1420」
「ジョエル・ガーナー ピッツバーグ」
PC-Talker XP 3.06 × ■操作手順
1列の見出しを読み上げなかった。
2.行の見出しを読み上げなかった。
■音声読み上げ
クリーブ・ロイド 410-306-1420 410-306-5400 バルチモア ・・・
PC-Talker XP 3.06 + NetReader 1.18 × ■操作手順
同じ行にあるデータセルからデータセルへ移動した際(例:「クリーブ・ロイド」から「410-306-1420」へ移動した際)、移動した先のセルの列見出し(例:「電話」)を一緒に読み上げない。
同じ列にあるデータセルからデータセルへ移動した際(例:「ヒューストン」から「ピッツバーグ」へ移動した際)、移動した先のセルの行見出し(例:「ジョエル・ガーナー」)を一緒に読み上げない。
⇒おそらく「テーブル読み上げモード」がない。
■音声読み上げ
「連絡先一覧 名前 電話 ファックス 住所
クリーブ ナカテン ロイド ヨンヒャクジュウ マイナス サンビャクロク マイナス センヨンヒャクニジュウ ヨンヒャクジュウ マイナス サンビャクロク マイナス ゴセンヨンヒャク バルチモア
ゴードン ナカテン グリーニッジ・・・」
FocusTalk V3 × ■操作手順
1. 同じ行にあるデータセルからデータセルへ移動した際(例:「クリーブ・ロイド」から「410-306-1420」へ移動した際)、移動した先のセルの列見出し(例:「電話」)を一緒に読み上げなかった。
2. 同じ列にあるデータセルからデータセルへ移動した際(例:「ヒューストン」から「ピッツバーグ」へ移動した際)、移動した先のセルの行見出し(例:「ジョエル・ガーナー」)を一緒に読み上げなかった。
■音声読み上げ
「410-306-1420」
「ピッツバーグ」
左記は、通常読み上げモードで読み上げた結果。
テーブル読み上げモードが存在し、読み上げたが、各セルの何行何列の情報を、たとえば2行1列目であれば「C2R1」とセル内の情報の文頭で読み上げるだけとなり、見出しの情報の付加はなかった。
NVDA 2010.1j × ■操作手順
1. 同じ行にあるデータセルからデータセルへ移動した際(例:「クリーブ・ロイド」から「410-306-1420」へ移動した際)、移動した先のセルの列見出し(例:「電話」)は一緒に読み上げられなかった。
2. 同じ列にあるデータセルからデータセルへ移動した際(例:「ヒューストン」から「ピッツバーグ」へ移動した際)、移動した先のセルの行見出し(例:「友人」と「ジョエル・ガーナー」)は一緒に読み上げられなかった。
■音声読み上げ
1. 「410-306-1420」
2. 「ピッツバーグ」
NVDA 2011.1 ■操作手順
1. 同じ行にあるデータセルからデータセルへ移動した際(例:「クリーブ・ロイド」から「410-306-1420」へ移動した際)、移動した先のセルの列見出し(例:「電話」)が一緒に読み上げられた。
2. 同じ列にあるデータセルからデータセルへ移動した際(例:「ヒューストン」から「ピッツバーグ」へ移動した際)、移動した先のセルの行の項目「ジョエル・ガーナー」を一緒に読み上げた。
■音声読み上げ
1. 「電話」 「410-306-1420」
2. 「ジョエル・ガーナー」 「ピッツバーグ」
2. 同じ行の項目「ジョエル・ガーナー」を読むことはできるが、行見出しの「友人」を読むことができなかった。
Firefox18.0.1 - テスト不要
Google Chrome 25 テスト不要
Safari 6.0.5 テスト不要
NVDA 2012.3 ■操作手順
1. 同じ行にあるデータセルからデータセルへ移動した際(例:「クリーブ・ロイド」から「410-306-1420」へ移動した際)、移動した先のセルの列見出し(例:「電話」)が一緒に読み上げられた。
2. 同じ行の項目「ジョエル・ガーナー」を読むことはできるが、行見出しの「友人」を読むことができなかった。
■音声読み上げ
1. 「電話」 「410-306-1420」
2. 「ジョエル・ガーナー」 「ピッツバーグ」
PC-Talker 7 2.12 × ■操作手順
Ctrl+下矢印キーで行読み
■音声読み上げ
Ctrl+下矢印キーを押下していくと、
「連絡先一覧」、「名前」、「電話」、「Fax」、「住所」、「クリーブ・ロイド」、「410-306-1420」、「410-306-5400」、「バルチモア」、「ゴードン・グリーニッジ」、「281-564-6720」、「281-511-6600」、「ヒューストン」・・・の順で読み上げる。
各データセルを見出しセルと関連付けて読み上げることができない。
Tキーを押下すると「連絡先一覧 17の1 テーブル」とcaption要素の表題を読み上げる。
VoiceOver ■操作手順
1. 同じ行にあるデータセルからデータセルへ1本指フリックで移動した際(例:「クリーブ・ロイド」から「410-306-1420」へ移動した際)、移動した先のセルの列見出し(例:「電話」)が一緒に読み上げられた。
2. 同じ列にあるデータセルからデータセルへタップで移動した際(例:「ヒューストン」から「ピッツバーグ」へ移動した際)、移動した先のセルの行見出し(例:「ジョエル・ガーナー」)は一緒に読み上げない。
■音声読み上げ
1. 「電話 410 306 1420 リンク 電話番号を検出しました」
2. 「ヒューストン」 「ピッツバーグ」