アクセシビリティ・サポーテッド(AS)情報:G021

G021: ユーザーがコンテンツ内に閉じ込められないようにする

関連する達成基準の実装方法一覧

7.2.1.2フォーカス移動に関する達成基準 (等級A)

テストファイル

G021のテストファイル

見解

要注意

対象

プラグイン(Flash等)

代替もしくは推奨する方法

FirefoxとSafariでは、キーボード操作ではFlash内にフォーカスを移動できないという既知の不具合がある。そのため、HTMLのウェブページにFlashを埋め込む際には、FLASH17の実装方法を参考にするとよい。ただし、FLASH17のAS検証はまだ行っていないため、動作確認が必要である。

テスト結果の詳細

ユーザエージェント 検証結果 操作手順 備考
Internet Explorer 6.0 Flashバージョン 10.0.32.18
1.Tabキーでフォーカスをリンク「HTMLのリンク 1」へ移動させた後、Tabキーを押下するとFlashムービー内のボタン「富士通トップページへ」にフォーカスが移動し、さらにTabキーを押下するとフォーカスがFlashムービーから外へ出てリンク「HTMLのリンク 2」に移動した
Internet Explorer 7.0 Tabを押してゆくと「HTMLのリンク1」→「富士通トップページへ」→「HTMLのリンク2」に移動することができる。 Flash ver10.0.22.87にて実施
Internet Explorer 8.0 Tabを押してゆくと「HTMLのリンク1」→「富士通トップページへ」→「HTMLのリンク2」に移動することができる。 Flash ver10.0.45.2にて実施
Internet Explorer 9 1:「HTMLのリンク 1」へ移動させた後、Tabキーを押下するとFlashムービーにフォーカスがあたり、次にTabキーを押すと、内のボタン「富士通トップページへ」にフォーカスが移動する。そこからFlashムービーから外へ出て「HTMLのリンク2」に移動することを確認 1:○
2:○
Firefox 3.5 × キーボード操作:Tabキーでフォーカスをリンク「HTMLのリンク 1」へ移動させた後、Tabキーを押下すると「HTMLのリンク 2」に移動した。 Flash内にフォーカスが入らないので、×。
Firefox 4.0 × 1:「HTMLのリンク 1」へ移動させた後、Tabキーを押下するとFlashムービーにフォーカスがあたり、次にTabキーを押すと、内のボタン「富士通トップページへ」にフォーカスが移動する。そこからFlashムービーから外へ出て「HTMLのリンク2」に移動することを確認 Adobe Flash Player10.2
×:Flash内のボタン「富士通トップページへ」にフォーカスが移動するが、そこからフォーカスが移動しない
Firefox 9.0 × 「HTMLのリンク 1」へ移動させた後、Tabキーを押下するとFlashムービーにフォーカスがあたり、次にTabキーを押すと、内のボタン「富士通トップページへ」にフォーカスが移動する。そこからFlashムービーから外へ出て「HTMLのリンク2」に移動することを確認 ×:「富士通トップページへ」にフォーカスが移動したところでフォーカス移動不可となる。昔からある既知のバグと思われます。
Flashplayer Version: 11,1,102,55
Safari 3.2 × キーボード操作:Tabキーでフォーカスをリンク「HTMLのリンク 1」へ移動させた後、Tabキーを押下すると「HTMLのリンク2」に移動する。 Flash内のリンクに移動しないため、×。
Safari 5.0.3 × キーボード操作:Tabキーでフォーカスをリンク「HTMLのリンク 1」へ移動させた後、Tabキーを押下すると「HTMLのリンク2」に移動する。
JAWS for Windows 9.0 ■操作手順
1.Tabキーでフォーカスをリンク「HTMLのリンク 1」へ移動させた後、Tabキーを押下するとFlashムービー内のボタン「富士通トップページへ」にフォーカスが移動し、さらにTabキーを押下するとフォーカスがFlashムービーから外へ出てリンク「HTMLのリンク 2」に移動した
■音声読み上げ
「HTMLのリンク 1 リンク→tab→富士通トップページへ リンク→tab→HTMLのリンク 2 リンク」
Flashバージョン 10.0.32.18
ホームページ・リーダー 3.04 ■操作手順
Tabを押してゆくと「HTMLのリンク1」→「オブジェクト富士通トップページへ」→「HTMLのリンク2」に移動する。
■音声読み上げ
「HTMLのリンク1 オブジェクト富士通トップページへ HTMLのリンク2」
※Flash ver10.0.22.87にて操作した
PC-Talker XP 3.06 ■操作手順
「HTMLのリンク 1」へ移動させた後、Tabキーを押下するとFlashムービー内のボタン「富士通トップページへ」にフォーカスが移動し、さらにTabキーを押下するとフォーカスがFlashムービーから外へ出てリンク「HTMLのリンク 2」に移動可能。
■音声読み上げ
「HTMLのリンク 1 富士通トップページへのプッシュボタン確認 ラッシュコンテンツです HTMLのリンク 2」
PC-Talker XP 3.06 + NetReader 1.18 ■操作手順
【テキスト画面】
Tabキーでフォーカスをリンク「HTMLのリンク 1」へ移動させた後、Tabキーを押下するとフォーカスはFlashムービーには移動するが、Flashムービー内のボタン「富士通トップページへ」には移動しない。
さらにTabキーを押下すると、フォーカスがFlashムービーから外へ出てリンク「HTMLのリンク 2」に移動する。
【グラフィック画面】
Tabキーでフォーカスをリンク「HTMLのリンク 1」へ移動させた後、Tabキーを押下するとフォーカスはFlashムービー内のボタン「富士通トップページへ」に移動する。
さらにTabキーを押下すると、フォーカスがFlashムービーから外へ出てリンク「HTMLのリンク 2」に移動する。
■音声読み上げ
【テキスト画面】
「HTMLのリンク イチ リンク」「カクカッコ フラッシュの操作 カクカッコトジ」「HTMLのリンク ニ リンク」
【グラフィック画面】
「HTMLのリンク イチ リンク」「富士通トップページへの 確認」「HTMLのリンク ニ リンク」
FocusTalk V3 ■操作手順
Tabを押してゆくと「HTMLのリンク1」→「富士通トップページへ」→「HTMLのリンク2」に移動する。
■音声読み上げ
「HTMLのリンク1 富士通トップページへ HTMLのリンク2」
NVDA 2010.1j ■操作手順
Kキーを押してリンク項目「HTMLのリンク1」に移動し、Oキーを押して「埋め込みオブジェクト クリッカブル」と読まれたところでEnterキーを押すと、Flashコンテンツに入ることができた。Tabキーを押すと「富士通トップページへ ボタン」と読まれ、NVDA+スペースを押すことでFlashコンテンツから抜け出すことができた。さらにKキーを押すと、「HTMLのリンク2」と読まれた。
■音声読み上げ
「HTMLのリンク1リンク
埋め込みオブジェクトクリッカブル
富士通トップページへボタン
HTMLのリンク2」
NVDA 2011.1 ■操作手順
Kキーを押してリンク項目「HTMLのリンク1」に移動し、Oキーを押して「埋め込みオブジェクト クリッカブル」と読まれたところでEnterキーを押すと、Flashコンテンツに入ることができた。次にTabキーを押すと「富士通トップページへ ボタン」と読まれ、NVDA+スペースを押すことでFlashコンテンツから抜け出すことができた。さらにKキーを押すと、「HTMLのリンク2」と読まれた。
■音声読み上げ
「HTMLのリンク1リンク
埋め込みオブジェクトクリッカブル
富士通トップページへボタン
HTMLのリンク2」
テストの指示が特定の閲覧環境のみを想定している点を改善すべきである。