テキストの提示のバリエーションによって伝えている情報を伝達するために、テキストを使用する

達成方法に関する重要な情報

これらの達成方法 (参考) の使用法及び、それらが WCAG 2.1 達成基準 (規定) とどのように関係するかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) セクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法があるからといって、WCAG 2.1 を満たすコンテンツを作成する際に、常にその技術が使用可能であるわけではない。

適用 (対象)

テキストの視覚的提示のバリエーションをサポートするウェブコンテンツ技術

これは達成基準 1.3.1: 情報及び関係性 (十分な達成方法) に関する達成方法である。

解説

この達成方法の目的は、テキストの書式のバリエーションを通じて伝達される情報が同様にテキストで伝達するように保証することである。情報の伝達のためにテキストの視覚的な外観が変化する場合、テキストでその情報を明示する。フォントの書体、フォントサイズ、下線、取り消し線及びその他の様々なテキスト属性を変えることによって、視覚的な外観にバリエーションをもたせることができる。このようなバリエーションが何らかの情報を伝達している場合、その情報はコンテンツの他の場所でテキストによって入手可能である必要がある。ドキュメント内に追加のセクションを含める、又はテキストの提示のバリエーションが生じる箇所にインラインで説明を加えることによって、その情報を伝達することができる。

事例

事例 1: 新しいコンテンツをボールドの文字とテキストで示す

以下の例はアクセシビリティ標準のリストである。WCAG 2.0 は新しいため、ボールドで表示されている。単に提示で情報を伝えるのを避けるため、「(new)」という単語も後ろにつけている。

              <h2>Web Accessibility Guidelines</h2>
                <ul>
                <li><strong>WCAG 2.0 (New)</strong></li>
                <li>WCAG 1.0</li>
                <li>Section 508</li>
                <li>JIS X 8341-3</li>
                ...
                </ul>
            
訳注:

MDN の strong 要素で示されているように、単に字を太くする目的であれば、b 要素を使用するのが適切である。

事例 2: フォントのバリエーション及び明確な提示

オンライン上のある文書が、ドラフトを更新しながら版を重ねている。挿入部分には下線を引き、削除部分は取り消し線を引いている。ドラフトの最後に、「変更履歴」があり、それぞれのドラフトに対する変更箇所の全てをリスト化している。

事例 3: テキスト内のどの単語に異なるフォントが当てられているか知るための代替手段を提供する

あるオンラインテストでは、学生に対し、長い文章の短い要約を書くことを求めている。その要約には、原文にあるいくつかの単語を含めなければならない。原文では、要約に用いなければならない単語又はフレーズが、他と異なるフォントで表示されている。独立したセクションにおいても、要約で用いなければならない単語及びフレーズすべてがリスト化されてる。

検証

手順

  1. テキストの提示のバリエーションが情報を伝えるために使用される項目を見つける。
  2. これらの項目について、視覚的に伝達される情報がテキストにも明示的に記載されているかどうかを確認する。

期待される結果

  • 2 の結果が真である。