【注意】この文書にはより新しいバージョンが存在します: WCAG 2.1 達成方法集
この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.0 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.0 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。
プレーンテキストのドキュメント。マークアップを含むウェブコンテンツ技術は対象外
これは、次の達成基準に関連する達成方法である:
この達成方法の目的は、テキストの書式の規則を用いて、コンテンツの構造を伝えることである。見出しは、テキスト文書の各セクションの位置を示し、ラベル付けすることで、文書の構成を示すために用いられる。
見出しの始まりは、次のものによって示される。
見出しの前にある 2 行の空白行
見出しの終わりは、次のものによって示される。
見出しの後にある 1 行の空白行
空白行には、スペースやタブなどの印刷できない文字が任意の個数含まれていて、そのすぐ後に新しい行がある。
見出しのプログラム識別は、見出しの前の 2 行の空行と見出しの後の 1 行の空行である。テキストの文書では、文書構造として誤って解釈されうる要素をなくして、スクリーンリーダーのために文書構造をプログラムが解釈可能なレイアウトで示さなければならない。このプログラムが解釈可能なレイアウトによって、スクリーンリーダーが見出しであると考えられるテキストの前に空行を 2 回読み上げることができるようになる。画面拡大ソフトの利用者は、視覚的に空白があることによって、それが見出しであると解釈できる (または、画面拡大ソフトが空白を特定できるスクリーンリーダーの機能を併せ持っていることもある)。
段落の後に 2 行の空白行があり、それに続いて、見出し、1 行の空白行、そして次の段落がある:
コード例:
...this is the end of paragraph 1.
The Text of the Heading
This is the beginning of paragraph 2.
この達成方法に関する参考リソースはない。
(今のところ、なし。)
コンテンツにあるそれぞれの見出しに対して:
見出しの前に、2 行の空白行があることを確認する。
見出しの後に、1 行の空白行があることを確認する。
見出しに空白行が含まれていないことを確認する。
上記の全ての結果が真である。
この達成方法が「十分な達成方法」の一つである場合、この手順や期待される結果を満たしていなければ、それはこの達成方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の達成方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。