【注意】この文書にはより新しいバージョンが存在します: WCAG 2.1 達成方法集

WCAG 2.0 達成方法集

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F38: 達成基準 1.1.1 の失敗例 - 支援技術が装飾的な画像を無視できる方法で、HTML でその画像をマークアップしていない

達成方法に関する重要な情報

この達成方法 (参考) の使用法と、この達成方法が WCAG 2.0 達成基準 (規定) とどのように関係するのかに関する重要な情報については、WCAG 達成基準の達成方法を理解するを参照のこと。適用 (対象) のセクションは、その達成方法の範囲について説明しており、特定の技術に関する達成方法の存在は、その技術があらゆる状況で WCAG 2.0 を満たすコンテンツを作成するために使用できることを意味するものではない。

適用 (対象)

HTML 及び XHTML

これは、次の達成基準に関連する失敗例である:

解説

これは、支援技術によって無視されるべき画像のテキストによる代替に対する失敗条件を記述する。alt 属性が全くない場合、支援技術は非テキストコンテンツを無視することができない。この達成基準の失敗を回避するには、alt 属性を指定し、空値 (alt="") を指定しなければならない。

これは、支援技術 (AT) によって無視されるべき画像のためのテキストによる代替の失敗条件を記述する。画像が属性 role="presentation" を持つ場合、テキストによる代替は AT によって無視される。ただし、role="presentation" を持たない場合、かつ alt 属性が全くない場合は、支援技術は画像を無視することはできない。AT によって無視される必要のある装飾画像の場合、この達成基準の失敗を避けるために、role="presentation" を使用するか、又は空値 (alt="") の値を持つ alt 属性を提供しなければならない。

事例

参考リソース

この達成方法に関する参考リソースはない。

(今のところ、なし。)

検証

手順

純粋に装飾的なコンテンツとして使用される img 要素の場合:

  1. 要素に role 属性がないか、又は role 属性値が "presentation" ではないかどうかを確認する。

  2. 要素に alt 属性がないか、又は alt 属性に空ではない値が含まれていないかどうかを確認する。

期待される結果