WCAG 2.0 実装方法集

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T2: リストに、標準的なテキストの書式の表現法を用いる

適用(対象)

プレーンテキストのドキュメント。マークアップを含むウェブコンテンツ技術は対象外

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

この実装方法の目的は、テキストの書式の規則を用いて、関連する項目のシンプルなリストを作ることである。ただし、階層構造になったリストや入れ子のリストは、この実装方法では表現できないため、別のウェブコンテンツ技術を使って表現すべきである。

リストは、連続したリスト項目によって構成される。そして、リスト項目は、ラベルで始まる段落である。順不同のリストでは、アスタリスク、ダッシュ、箇条書きの行頭文字などをラベルとして用いる。ただし、同じリスト内では全ての項目に同じラベル文字を使わなければならない。順序付きリストでは、英数字をラベルとして用い、ピリオドや閉じ括弧をつける。ラベルは、次のいずれかの昇順になっていなければならない。

事例

事例 1: 順不同リスト

コード例:


						
- 順不同のリスト項目
 
- 順不同のリスト項目
 
- 順不同のリスト項目

		

事例 2: 数字の順序付きリスト

コード例:


						
1. 順序付きリスト項目
 
2. 順序付きリスト項目
 
3. 順序付きリスト項目

		

事例 3: ローマ数字の順序付きリスト

コード例:


						
i.   順序付きリスト項目
 
ii.  順序付きリスト項目
 
iii. 順序付きリスト項目
 
iv.  順序付きリスト項目

		

事例 4: アルファベットの順序付きリスト

コード例:


						
A) 順序付きリスト項目
 
B) 順序付きリスト項目
 
C) 順序付きリスト項目

		

参考リソース

この実装方法に関するリソースは、今のところない。

(今のところ、なし。)

検証

チェックポイント

テキストのコンテンツにあるリストに対して:

  1. 各リスト項目が、ラベルで始まる段落である。

  2. リスト項目ではない行が、リストに含まれていない。

  3. リストにあるリスト項目全てが、同じスタイルのラベルを用いている。

  4. 順序付きリストのラベルが、連続した順序になっている。

  5. 順不同リストのラベルが、同じである。

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。