WCAG 2.0 実装方法集

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H76: meta要素のrefreshを用いて、クライアントサイドで瞬間的にリダイレクトする

適用(対象)

HTML 及び XHTML

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

この実装方法の目的は、クライアントサイドで利用可能なリダイレクトを、利用者を混乱させることなく用いることである。リダイレクトはサーバサイドで実装するほうが望ましいが(SVR1: クライアントサイドではなく、サーバサイドで自動リダイレクトを実装する[サーバ]を参照)、コンテンツ制作者がサーバサイド技術を管理しているとは限らない。

HTML及びXHTMLでは、meta要素にhttp-equiv属性には「Refresh」という値、content属性の値には「0」(ゼロ秒を意味する)を、ブラウザが要求すべきURIを後に伴って指定することができる。重要なのは、新たなページを読み込む前にコンテンツが表示されるのを避けるために、タイムアウトをゼロに設定することである。リダイレクトのコードを指定したページには、リダイレクトに関する情報のみを含めるべきである。

事例

事例 1

コード例:

 <html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">    
  <head>      
    <title>チューダー</title>      
    <meta http-equiv="refresh" content="0;URL='http://thetudors.example.com/'" />    
  </head>    
  <body> 
    <p>このページは、<a href="http://thetudors.example.com/">theTudors.example.com</a>
      に移動しました。</p> 
  </body>  
</html>     

参考リソース

この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。

検証

チェックポイント

  1. ドキュメント内のmeta要素を全て見つける。

  2. meta要素について、値が「refresh」(大文字と小文字の区別なし)のhttp-equiv属性、及びcontent属性で0より大きい数字、その後に続いて;'URL=anyURL'(anyURLは、現在のページから切替わるURIを表す)という値が含まれている。

判定基準

2.を満たしていない。

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。