WCAG 2.0 実装方法集

メインコンテンツへスキップ

-

H59: link要素及びナビゲーションツールを用いる

適用(対象)

HTML 及び XHTML

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

ユーザーエージェント及び支援技術によるサポート

解説

この実装方法の目的は、link要素を用いて、あるHTMLページがウェブページ一式の中でどのような位置にあるのかを示すメタデータを提供する方法、及び利用者がウェブページ一式の中で特定のコンテンツを発見することを支援する方法について解説することである。rel属性の値が、どのような関係性が定義されているのかを示し、href属性がその関係を持つドキュメントへのリンクを提供する。複数のlink要素を用いることで、複数の関係を示すこともできる。rel属性の値としては、以下のようなものが有用である:

事例

事例 1

オンライン書籍の第2章のウェブページがあり、head要素セクションに次のリンクが含まれている。

コード例:

<link rel="Contents" href="Contents.html" title="目次"  />
<link rel="Index" href="Index.html" title="索引" />
<link rel="Prev" href="Chapter01.html" title="01. なぜ進んでやるのか?" />
<link rel="Next" href="Chapter03.html" title="03. 誰が進んでやるのか?" />

参考リソース

この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。

検証

チェックポイント

一連のまたは集合的なウェブページにおける、あるウェブページについて:

  1. ナビゲーションに関する全てのlink要素が、その文書のhead要素セクションに含まれている

  2. その文書のhead要素セクション内のナビゲーションに関する各link要素に、少なくとも以下が指定されている:

    1. リンクタイプを特定するためのrel属性

    2. 該当するリソースの場所を示すための妥当なhref属性

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。