WCAG 2.0 実装方法集

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H54: dfn要素を用いて、単語の定義対象を特定する

適用(対象)

HTML 及び XHTML

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

この実装方法の目的は、その語句の定義を伴って語句が用いられている箇所のマーク付けにdfn要素を用いることである。dfn要素は、囲んだ用語の定義対象であることを示すのに用いる。言い換えれば、その語句がその場所で定義されている場合に、その用語の存在をマーク付けするのである。ただし、用語を囲むのであって、定義を囲むわけではないことに注意すること。この実装方法は、定義方法に関するG112: インラインの定義を用いるとともに用いられる。

事例

事例 1

次のコードは、dfn要素の使用例である。

コード例:

<p>ウェブ・コンテンツ・アクセシビリティ・ガイドラインは、非テキストコンテンツに
対する代替テキストを要求している。<dfn>非テキストコンテンツ</dfn>とは、
プログラムで解釈可能な一連の文字列ではないコンテンツや、人間の言葉として
表現されない一連のものであり、ASCIIアート(文字を使った図柄)、顔文字、
リート語(文字の代用)、テキストの代わりとなる画像が含まれる。</p> 

参考リソース

この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。

検証

チェックポイント

  1. テキストの中で、インラインで定義されている単語、つまり単語の近くの文章に定義が出現するものを全て特定する。

  2. インラインで定義されているそれぞれの単語が、dfn要素に含まれている。

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。