WCAG 2.0 実装方法集

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G172: テキストの両端揃えを解除するメカニズムを提供する

適用(対象)

全てのウェブコンテンツ技術

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

この実装方法の目的は、両端揃えをしていないバージョンのページを提供することである。

コンテンツ制作者は、レイアウトの目的でテキストを両端揃えにしたいと思う場合があるかもしれない。この場合、テキストの両端揃えを解除する機能を提供すればよい。そのためのコントロールは、探し出しやすく、アクセスしやすいように、ページの先頭の近くにおくとよい。

注記: この実装方法は、適合していないコンテンツに対して適合している代替バージョンのページを提示するために、スタイルを切り替える実装方法と組み合わせて用いられる。詳細は、「C29: スタイル・スイッチャーを用いて、適合している代替バージョンを提供する」(CSS) 及び「適合している代替バージョンを理解する」を参照。

事例

事例 1

両端揃えで、元々出版された作業の外観の再現を試みたオンラインの古典小説がサイトにある。「両端揃えを解除する」と書かれたボタンがページの先頭近くにあり、スタイルシートを切り替えるためにスタイルを切り換える実装方法が使用されている。新しいスタイルシートでは、テキストを左揃えで配置する。

検証

チェックポイント

  1. 両端揃えのページを開く。

  2. 両端揃えを解除する機能がある。

  3. その機能により、両端揃えが解除できる。

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。