WCAG 2.0 実装方法集

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C24: コンテナのサイズにCSSのパーセント値を用いる

適用(対象)

CSSを用いているウェブページ

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

概要

この実装方法の目的は、テキストを読むためにはテキストサイズ大きくする必要がある利用者が、1行のテキストを横スクロールなしで読めるようにすることである。この実装方法を用いるには、コンテンツ制作者はテキストコンテナの幅をパーセント値で指定する。

事例

事例 1
Example 1

ある新聞サイトでは、画面の中央にコンテンツを表示させている。コンテンツのコンテナ幅は、ページ全体に対するパーセンテージで指定しているため、ロービジョンの人がフォントサイズを大きくしたときも、ブラウザ画面のサイズにあわせてテキストが折り返しされ、横スクロールバーは表示されない。

検証

チェックポイント

  1. 全てのコンテナ幅をパーセント値で指定している。

  2. テキストサイズを200%にしてみる。

  3. どの行のテキストを読むにも、横スクロールの必要がない。

  4. 全てのテキストが、ページ上に見えたままである。

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。