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W3C

Authoring Tool Accessibility Guidelines (ATAG) 2.0

W3C 勧告 2015年9月24日

このバージョン:
http://www.w3.org/TR/2015/REC-ATAG20-20150924/
最新バージョン:
http://www.w3.org/TR/ATAG20/
前のバージョン:
http://www.w3.org/TR/2015/PR-ATAG20-20150721/
編集者:
Jan Richards, Inclusive Design Institute, OCAD University
Jeanne Spellman, W3C
Jutta Treviranus, Inclusive Design Institute, OCAD University

発行以降に報告されたエラーや問題については、この文書のerrataを参照。

翻訳版も参照できる。


概要

Authoring Tool Accessibility Guidelines (ATAG) 2.0は障害のあるコンテンツ制作者のための、よりアクセシブルなウェブコンテンツオーサリングツールの設計についてのガイドライン(パートA)、とすべてのコンテンツ制作者にとって、よりアクセシブルなウェブコンテンツ制作を可能にし、サポートし、促進するためのウェブコンテンツオーサリングツールの設計についてのガイドライン(パートB)を提供している。ATAGのイントロダクション及び技術や教育に関する資料については、Authoring Tool Accessibility Guidelines (ATAG) Overviewを参照。

この文書のステータス

この節では、この文書の発行された時点でのステータスを説明する。この文書が、他の文書によって置き換えられている場合もある。現行の W3C の発行文書及びこのテクニカルレポートの改訂版は、http://www.w3.org/TR/にあるW3C technical reports indexで参照可能である。

ATAG 2.0 W3C 勧告

これは、Authoring Tool Accessibility Guidelines Working Group が2015年9月24日に作成した Authoring Tool Accessibility Guidelines (ATAG) 2.0 W3C 勧告 である。ワーキンググループは完了基準を満たしていることを示すimplementation reportを作成した。ディレクターはこの報告書をレビューし、諮問委員会により発行の支持に投票された後に、勧告への移行を承認した。ATAG 2.0のテキストは変更されていない。スペースの修正や、余計なHTMLやHTMLコメントの削除のために、コードが少し編集されている。

この文書は、W3C 会員、ソフトウェア開発者、及びその他の W3C グループや関係者によってレビューされており、ディレクターにより W3C 勧告として承認されたものである。安定した文書であり、参考資料として用いること、他の文書で引用することができる。勧告の作成における W3C の役割は、その仕様への関心を引いて、広く普及させていくことにある。これにより、ウェブの機能及び相互運用性の向上につながる。

ATAG 2.0 には、規定ではない関連文書の Implementing ATAG 2.0 がある。その文書には、ATAG 2.0 自体が有する正式なステータスはないものの、ATAG 2.0 の理解及び実装に関する重要な情報を提供している。

ワーキンググループへのコメントは、 public-atag2-comments@w3.org 宛に電子メールで送っていただきたい。 archives for the public comments list は誰でも利用可能である。ATAG 2.0 の勧告に関して寄せられたコメントにより、このバージョンのガイドラインを変更することはできないが、 errata あるいは ATAG の将来のバージョンに反映されることはある。又、コメントに対して、ワーキンググループが正式な返答をする予定はない。 ATAG WG mailing list discussions は一般に公開されており、この文書に関して寄せられたコメントについては、ワーキンググループが将来的に対処することがあるかもしれない。

Web Accessibility Initiative

この文書は、 W3CWeb Accessibility Initiative (WAI) の活動の一環として作成されたものである。 AUWGの目的については、 Working Group charter に記載されている。

特許

この文書は、 5 February 2004 W3C Patent Policy に則って運営するワーキンググループによって作成された。W3C では、ワーキンググループの成果物に関係する public list of any patent disclosures を管理しており、そのページには、特許を開示するにあたっての指示も記載されている。 Essential Claim(s) を含んでいると思われる特許について知識のある人は、 section 6 of the W3C Patent Policy に従ってその情報を開示しなければならない。

この文書は、 1 September 2015 W3C Process Document によって管理されている。


目次


イントロダクション

この節は参考情報である。

これは Authoring Tool Accessibility Guidelines (ATAG) バージョン2.0 の W3C 勧告(標準)である。この文書にはオーサリングツールの開発者が、聴覚、認知、神経、身体、発話、および視覚障害を含む、障害を持つ人々にとってオーサリングツールをよりアクセシブルにするための推奨事項が記載されている。

オーサリングツールのアクセシビリティは、障害を持つ重複する二つの利用者グループのニーズに対応する:

この二つの利用者のニーズを満たすための要件は、ガイドライン内で分かりやすくするために分離されているが、利用者作成コンテンツの流行において、実際には相互に深く関連していることに注意すべきである。例えば、利用者がオンラインフォーラムに参加する場合、利用者はしばしばコンテンツを作成し、他の利用者によって作成されたコンテンツと組み合わされる。オーサリング ユーザインタフェース、または他のフォーラム利用者によって作成されたコンテンツのアクセシビリティの問題は、フォーラムの全体的なアクセシビリティを低下させる。

注記:

  1. オーサリングツール」という用語は ATAG 2.0 において特定の定義がある。いくつかの規定の注釈を含む定義は、用語集に記載されている。
  2. アクセシブルなウェブコンテンツ (WCAG)」という用語と、「アクセシブルなテンプレート (WCAG)」などの関連用語は、 ATAG 2.0 では、レベルA、AAまたはAAAのいずれかで「 WCAG 2.0 に適合するコンテンツ」を指すために使用され、WCAG 2.0 の達成基準を満たすために依存しているウェブコンテンツ技術がいずれもアクセシビリティ サポーテッドであることを前提としている。 WCAG2.0 の最高レベル (AAA) で適合しているコンテンツでさえも、「すべての種類、程度あるいは組合せの障害者にとってアクセシブル」ではないという WCAG2.0 における注釈をこの用語の定義は反映している。詳細については、「ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG)2.0との関係」を参照。
  3. 障害を持つ人に与える影響が大きい場合を除いて、 ATAG 2.0 には標準的なユーザビリティの推奨事項は含まれていない。
  4. オーサリングツールはウェブアクセシビリティの一つの側面にすぎない。ウェブアクセシビリティの様々なコンポーネントの概要と、それらがどのように関係するかについては、次を参照:

ATAG 2.0 ガイダンスのレイヤー

ATAG 2.0を使用する可能性のある個人や組織は実に幅広く、オーサリングツールの開発者オーサリングツール利用者(コンテンツ制作者)、オーサリングツールの購入者、及びポリシー制作者などが含まれる。これらの人たちの様々なニーズに応えるために、いくつかのレイヤーのガイダンスが提供されている:

追加されたATAGの技術資料および教育に関する資料へのリンクについては、Authoring Tool Accessibility Guidelines (ATAG) Overview を参照。

適合レベル

オーサリングツールの開発において ATAG 2.0 と WCAG 2.0 を併用するプロセスをできる限り容易にするために、 ATAG 2.0 では、A(最低レベル)、AA(中レベル) AAA(最高レベル)という WCAG 2.0 の3つの適合レベルのモデルと同じにしている。詳細は「Understanding Levels of Conformance」を参照。

アクセシビリティ機能の統一

ATAG 2.0 を実装する際、オーサリングツールの開発者は、よりアクセシブルなオーサリングをサポートする機能を、オーサリングツールの他の機能と同じ "ルック・アンド・フィール" になるように注意して統一すべきである。厳密に統一することで次のような可能性が生まれる:


ガイドライン

この節の達成基準と適合適用性に関する注記は規定である。

パート A: オーサリングツールのユーザインタフェースをアクセシブルにする

パート Aの適合適用性に関する注記:

  1. 「オーサリングツールのユーザインタフェース」の範囲: パート Aの達成基準は「含まれている」ウェブコンテンツ技術の生成に関係しているオーサリングツールのユーザインタフェースのすべての部分に適用される。これは編集中のウェブコンテンツビューや、編集しているコンテンツの独立した機能を含む (例 : メニュー、ボタン、バー、ステータスバー、利用者の設定、ドキュメンテーション) 。
  2. 反映されたコンテンツのアクセシビリティの問題: オーサリングツール編集ビューに表示されている編集中のウェブコンテンツが障害を持つコンテンツ制作者にとってよりアクセシブルな方法で提供されていることを保証する責任がある (例: コンテンツの代替テキストプログラムによる解釈可能であることを保証する)。しかし、オーサリングツールのユーザインタフェースのアクセシビリティ問題が編集されているコンテンツによって発生している箇所 (例: コンテンツ内の画像にテキストによる代替が不足している場合) では、オーサリングツールのユーザインタフェースのアクセシビリティが不足しているとは見なされない。
  3. 開発者の管理: パート Aの達成基準は、開発者が提供するオーサリングツールのユーザインタフェースにのみ適用される。これらはオーサリングツールの開発者以外の者によって後から加えられた変更には適用されない (例: 利用者によるデフォルトの設定の変更、サードパーティーのプラグイン) 。
  4. ユーザエージェントの機能: ウェブベースのオーサリングツールは達成基準を満たすためにユーザエージェントの機能 (例えば、キーボードナビゲーション、検索機能、表示設定、元に直す機能) に依存しても良い。適合表明は任意だが、あらゆる表明はユーザエージェントを記録しなければならない。
  5. パート Aを満たすために提供されている機能のアクセシビリティ: パート Aの達成基準は、パートAの達成基準を満たすために追加されたあらゆる機能 (例えば、ドキュメンテーション、検索機能) を含めたオーサリングツールのユーザインタフェース全体に適用される。ガイドライン A.3.7 の適当な達成基準を満たす限り、プレビュー機能は唯一除外される。障害を持つ者を含むすべての開発者にとって、プレビュー機能がエンドユーザの実際に使用するユーザエージェントの機能を正確に反映していることは有益であるため、プレビューは編集ビューとは扱いが異なる。
  6. 認識できないコンテンツ: 達成基準がオーサリングツールに対し、セマンティックな基準に沿ってウェブコンテンツを扱うことを要求する場合、その達成基準は、これらのセマンティクスがプログラムによりエンコードされている場合にのみ適用される (例えば、画像を説明するテキストは、この役割がマークアップの中でエンコードされている場合にのみ、非テキストコンテンツに対するテキストによる代替として扱われる) 。

原則 A.1: オーサリングツールのユーザインタフェースは適用可能なアクセシビリティガイドラインに従う

ガイドライン A.1.1: (オーサリングツールのユーザインタフェース向け)ウェブベースの機能にアクセスできることを確保する。 [Implementing A.1.1]

根拠: オーサリングツール(またはオーサリングツールの一部)がウェブベースの場合、WCAG 2.0に適合することで支援技術を使用する人を含む、すべてのコンテンツ制作者によるアクセスが容易になる。

A.1.1.1 ウェブベースのアクセシビリティ (WCAG):

オーサリングツールウェブベースのユーザインタフェースが含まれている場合、それらのウェブベースのユーザインタフェースはWCAG 2.0の達成基準を満たす。レベル AはWCAG 2.0のレベル Aの達成基準; レベル AAはWCAG 2.0のレベル AとAAの達成基準; レベル AAAはWCAG 2.0のすべての達成基準を満たす)

ガイドライン A.1.2: (オーサリングツールのユーザインタフェース向け)非ウェブベースの機能にアクセスできることを確保する。 [Implementing A.1.2]

根拠: オーサリングツール(またはオーサリングツールの一部)が非ウェブベースの場合、既存のプラットフォームのアクセシビリティガイドラインに従い、またプラットフォーム アクセシビリティサービスとの通信を実装することにより、支援技術を使用する人を含む、すべてのコンテンツ制作者によるアクセスが容易になる。

A.1.2.1 アクセシビリティガイドライン:

オーサリングツール非ウェブベースのユーザインタフェースが含まれている場合、その非ウェブベースのユーザインタフェースは使用しているプラットフォームのユーザインタフェース アクセシビリティガイドラインに従う。レベル A

  • 注記: (任意の)適合表明の結果の説明には、ユーザインタフェース アクセシビリティガイドラインに従ったことを記録するべきである。

A.1.2.2 プラットフォーム アクセシビリティサービス:

オーサリングツール非ウェブベースのユーザインタフェースが含まれている場合、その非ウェブベースのユーザインタフェースは使用しているプラットフォーム アクセシビリティサービスを通じてアクセシビリティ情報を公開する。レベル A

  • 注記: 任意の適合表明の結果の説明には、実装されたプラットフォーム アクセシビリティサービスを記録するべきである。

原則 A.2: 編集ビューは知覚可能にする

ガイドライン A.2.1: (オーサリングツールのユーザインタフェース向け)コンテンツ制作者に対して代替コンテンツを利用可能にする。 [Implementing A.2.1]

根拠: 一部のコンテンツ制作者は、編集中のウェブコンテンツとのやりとりのために代替コンテンツにアクセスする必要がある。

A.2.1.1 レンダリングされた非テキストコンテンツの代替テキスト:

編集ビュー非テキストコンテンツレンダリングする場合、プログラムによって関連付けられた非テキストコンテンツの代替テキストプログラムによる解釈することができる。レベル A

A.2.1.2 レンダリングされた時間依存メディアの代替コンテンツ:

編集ビューが時間依存メディアをレンダリングする場合、次に挙げる事項のうち、少なくとも一つを満たしている。レベル A

ガイドライン A.2.2: (オーサリングツールのユーザインタフェース向け)編集ビューのプレゼンテーションはプログラムによる解釈が可能であることを確保する。 [Implementing A.2.2]

根拠: 提示がステータスメッセージを伝えるために使用されている場合 ( 例えばスペルミスの単語に下線を引くなど ) やエンドユーザ編集中のウェブコンテンツをどのように体験するかについての情報を提供している場合、一部のコンテンツ制作者はそれらの支援技術を用いて編集ビューの提示についての詳細にアクセスする必要がある。

A.2.2.1 編集ビューのステータスインジケータ:

編集ビュー編集中のコンテンツにステータスインジケータを追加する場合、ステータスインジケータによって伝達される情報はプログラムによる解釈することができる。レベル A

  • 注記: ステータスインジケータは、エラー ( スペルミスなど ) 、変更の追跡、隠し要素、またはその他の情報を示す場合がある。

A.2.2.2 レンダリングされたテキストプロパティへのアクセス:

もし編集ビューコンテンツ制作者が編集ビューからも編集できるようなテキスト整形プロパティをレンダリングする場合、そのプロパティはプログラムによる解釈が可能である。レベル AA

原則 A.3: 編集ビューは操作可能にする

ガイドライン A.3.1: (オーサリングツールのユーザインタフェース向け)オーサリング機能へのキーボードアクセスを提供する。[Implementing A.3.1]

根拠: 可動に制限がある、または視覚障害を持つ一部のコンテンツ制作者には、マウスを使用せず代わりにキーボードインタフェースでオーサリングツールのすべての機能に対するアクセスを必要としている。

A.3.1.1 キーボードアクセス(最低限):

オーサリングツールのすべての機能は、個々のキーストロークに特定のタイミングを要することなく、キーボードインタフェースを通じて操作可能である。ただし、その根本的な機能が利用者の動作による始点から終点まで続く一連の軌跡に依存して実現されている場合は除く。レベル A

  • 注記 1: キーボードインタフェースは、デバイスに依存しない操作が可能な多くのプラットフォームで提供されるプログラム型のサービスである。この達成基準はハードウェアキーボードの存在を意味するものではない。
  • 注記 2: 軌跡の例外は、根本的な機能に関するものであり、入力手法に関するものではない。例えば手書き入力でテキストを入力する場合、入力手法(手書き)には軌跡に依存する入力が必要だが、根本的な機能(テキスト入力)には必要ない。軌跡の例外にはポインティングデバイスから連続的にサンプリングされる他の入力変数(圧力、速度、角度など)が含まれる。
  • 注記 3: この達成基準は、キーボード操作に加えて、その他の入力手段(マウスやタッチなど)を提供することを禁ずるものでも妨げるものでもない。

A.3.1.2 キーボードトラップなし:

キーボードインタフェースを用いてキーボードフォーカスをコンポーネントに移動できる場合、キーボードインタフェースだけを用いてそのコンポーネントからフォーカスを移動することができる。さらに、修飾キーを伴わない矢印キー、 Tab キー、またはフォーカスを外すその他の標準的な方法でフォーカスを外せない場合は、フォーカスを外す方法が著者に提供される。レベル A

A.3.1.3 効率的なキーボードアクセス:

オーサリングツールのユーザインタフェースは、順次キーボードアクセスよりも効率的なキーボードアクセスを可能にするメカニズムを取り入れている。レベル AA

A.3.1.4 キーボードアクセス(拡張):

オーサリングツールのすべての機能は個々のキーストロークに特定のタイミングを要することなく、キーボードインタフェースを通じて操作可能である。レベル AAA

A.3.1.5 キーボードアクセスのカスタマイズ:

オーサリングツールがキーボードコマンドを提供している場合、それらのキーボードコマンドはカスタマイズ可能である。レベル AAA

A.3.1.6 キーボードコマンドの提示:

オーサリングツールがキーボードコマンドを提供している場合、

オーサリングツールはコンテンツ制作者オーサリングツールのユーザインタフェース コンポーネントと関連付けられたキーボードコマンドを確認する方法を提供する。レベル AAA

ガイドライン A.3.2: (オーサリングツールのユーザインタフェース向け)コンテンツ制作者に十分な時間を与える。 [Implementing A.3.2]

根拠: タイピングやマウスの操作、情報の処理が困難な一部のコンテンツ制作者に対して、短い制限時間や移動するターゲットをクリックするなどの早い反応速度を必要とすることを防ぐことができる。

A.3.2.1 自動保存(最低限):

オーサリングツールセッション制限時間を設けない、または制限時間に達する前にオーサリングツールが自動的に編集内容を保存することができる。レベル A

A.3.2.2 調整可能なタイミング:

オーサリングツール制限時間を設けない、または次に挙げる事項のうち、少なくとも一つを満たしている。レベル A

  • (a) 解除: 制限時間がある機能を使用する前に、コンテンツ制作者は制限時間を解除することができる。または、
  • (b) 調整: 制限時間がある機能を使用する前に、コンテンツ制作者は少なくともデフォルト設定の10倍を超える、大幅な制限時間の調整をすることができる。または、
  • (c) 延長: 時間切れになる前に利用者に警告し、かつ少なくとも20秒間の猶予をもって、例えば「スペースキーを押す」などの簡単な操作により、利用者が制限時間を少なくとも10倍以上延長することができる。または、
  • (d) リアルタイムの例外: リアルタイムのイベント (例えば、コラボレーションオーサリングなど) において制限時間が必須の要素で、その制限時間に代わる手段が存在しない。または、
  • (e) 必要不可欠な例外: 制限時間が必要不可欠なもので、制限時間を延長することが行動を無効にすることになる。または、
  • (f) 20時間の例外: 制限時間が20時間よりも長い。

A.3.2.3 静的な入力コンポーネント:

オーサリングツールには、コンテンツ制作者が動きを停止することができない動きのあるユーザインタフェース コンポーネントが含まれていない。レベル A

A.3.2.4 コンテンツ編集の保存(拡張):

オーサリングツールはオーサリングツールを使用したウェブコンテンツの編集を自動的に保存するよう設定可能である。レベル AAA

ガイドライン A.3.3: (オーサリングツールのユーザインタフェース向け)コンテンツ制作者が発作を引き起こすような閃光を防ぐように支援する。 [Implementing A.3.3]

根拠: 点滅は、感受性発作障害を持つコンテンツ制作者の発作を引き起こす可能性がある。

A.3.3.1 静的ビューオプション:

編集ビューが視覚的な時間依存のコンテンツを再生できる場合、コンテンツのロード時に自動再生を必要とせず、再生を一時停止することができる。レベル A

ガイドライン A.3.4: (オーサリングツールのユーザインタフェース向け)コンテンツの構造を通じてナビゲーションと編集を強化する。 [Implementing A.3.4]

根拠: 一部のタイピングやマウスの操作が困難なコンテンツ制作者は、オーサリングツールウェブコンテンツに存在する構造を利用していると、コンテンツの操作や編集に役立つ場合がある。

A.3.4.1 構造からのナビゲート:

編集ビュー編集中のウェブコンテンツの中でマークアップ要素を表示する場合、マークアップ要素 (例えば、ソースコード、レンダリングされたコンテンツ) は選択可能であり、要素の選択範囲を移動させるナビゲーションメカニズムが提供されている。レベル AA

A.3.4.2 プログラミングによる関連付けからのナビゲート:

編集ビューウェブコンテンツ内のプログラミングによる関連付けの編集を可能にする場合、関連しているコンテンツ間のナビゲーションをサポートするメカニズムが提供されている。レベル AAA

  • 注記: ウェブコンテンツ技術およびオーサリングツールの性質によって、関連性は、これらに限定するものではないが、要素のネスティング、見出し、ラベリング、プログラミングによる意味付け、及びIDの関連付けが含まれる。

ガイドライン A.3.5: (オーサリングツールのユーザインタフェース向け)コンテンツのテキスト検索を提供する。 [Implementing A.3.5]

根拠: 一部のタイピングやマウスの操作が困難なコンテンツ制作者にとって、編集中のウェブコンテンツ内の任意の箇所に移動するためにテキスト検索を使用できる手段は有効である。

A.3.5.1 テキスト検索:

オーサリングツールがテキストベースのコンテンツの編集ビューを提供する場合、編集ビューが有効にするテキスト検索は次のすべてを満たす: レベル AA

  • (a) すべての編集可能なテキスト: 編集ビューで編集可能なあらゆるテキストコンテンツは検索可能である (代替コンテンツを含む) 。及び
  • (b) 一致: 一致する結果はコンテンツ制作者に提示され、フォーカスが与えられる。及び
  • (c) 一致しない: 結果が見つからない場合、コンテンツ制作者に通知される。及び
  • (d) 双方向: 検索は前方又は後方に行うことができる。

ガイドライン A.3.6: (オーサリングツールのユーザインタフェース向け)環境設定を管理する。 [Implementing A.3.6]

根拠: 一部のコンテンツ制作者公開されたウェブコンテンツ向けに定義したい提示形態とは異なる、独自の表示設定をする必要がある。キーボードと表示のプリファレンス設定を保存及び再読み込みすることができると、時間の経過とともに(例えば疲労によって)ニーズが変わるコンテンツ制作者にとって有益である。

A.3.6.1 独立した表示:

オーサリングツール編集ビュー表示設定がある場合、コンテンツ制作者によってオーサリングツールは編集中のウェブコンテンツを変更せずに設定を変更することができる。レベル A

A.3.6.2 設定の保存:

オーサリングツール表示及び/又はコントロールの設定を含む場合、これらの設定はオーサリングセッション間で保存可能である。レベル AA

A.3.6.3 プラットフォームの設定の適用:

オーサリングツールは、コンテンツ制作者がオーサリングツールを用いてより具体的な表示及び制御の設定を選択しない限り、プラットフォーム表示及び制御設定の変更を尊重する。レベル AA

ガイドライン A.3.7: (オーサリングツールのユーザインタフェース向け)プレビューは、少なくとも市場のユーザエージェントと同様にアクセシブルであることを確保する [Implementing A.3.7]

根拠: コンテンツ制作者ワークフローには、ユーザエージェントウェブコンテンツをどのようにエンドユーザに表示させるかを定期的に確認することが含まれるため、多くのオーサリングツールプレビュー機能を提供している。障害を持つコンテンツ制作者は自分の仕事をチェックする同じような機会が必要である。

A.3.7.1 プレビュー(最低限):

プレビュー機能が提供されている場合、次に挙げる事項のうち、少なくとも一つを満たしている。レベル A

  • (a) 市場のユーザエージェント: プレビューは市場ユーザエージェントを用いてコンテンツをレンダリングする。または、
  • (b) UAAG (Level A): プレビューはUser Agent Accessibility Guidelines 1.0のレベル Aに適合している[UAAG10]

A.3.7.2 プレビュー(拡張):

プレビューが提供されている場合、コンテンツ制作者はどのユーザエージェントがプレビューを表示するか選択できる。レベル AAA

原則 A.4: 編集ビューは理解可能にする

ガイドライン A.4.1: (オーサリングツールのユーザインタフェース向け)コンテンツ制作者のミスを防ぎ、修正を手助けする。 [Implementing A.4.1]

根拠: 障害を持つ一部のコンテンツ制作者には、細かい動きが困難であったり音声認識システムのエラーなどの要因により、入力エラーの影響を受けやすい。

A.4.1.1 コンテンツ変更の可逆性(最低限):

すべてのオーサリングアクションはそれぞれ可逆的である、またはオーサリングツールはオーサリングを続行するためにコンテンツ制作者の確認を必要とする。(レベル A

A.4.1.2 設定変更の確認:

オーサリングツールオーサリングツールのユーザインタフェースの設定を変更するためのメカニズムを提供する場合、それらのメカニズムは設定の変更を元に戻すことができる、またはオーサリングツールはコンテンツ制作者の確認を必要とする。(レベル A

A.4.1.3 コンテンツ変更の可逆性(拡張):

コンテンツ制作者は一連の可逆的なオーサリングアクションを連続的に可逆可能である。レベル AAA

ガイドライン A.4.2: (オーサリングツールのユーザインタフェース向け)すべてのアクセシビリティ機能を含むユーザインタフェースを文書化する。 [Implementing A.4.2]

根拠: 一部のコンテンツ制作者は、ドキュメンテーションなしにオーサリングツールのユーザインタフェースを理解したり操作することができない場合がある。

A.4.2.1 アクセシビリティ機能の説明:

ATAG 2.0のパート Aを満たすために使用しているオーサリングツールの各機能について、次に挙げる事項のうち、少なくとも一つを満たしている: レベル A

A.4.2.2 すべての機能のドキュメント化:

オーサリングツールの機能は、次に挙げる事項のうち、少なくとも一つを満たしている: レベル AA

パート B: アクセシブルなコンテンツの制作をサポートする

パート B 適合適用性に関する注記:

  1. コンテンツ制作者が利用できるもの: コンテンツ制作者に言及している全てのパート B の達成基準は、オーサリングセッション中のみに適用される。
  2. 開発者のコントロール: パート B の達成基準は、開発者が提供するオーサリングツールにのみ適用される。これには、オーサリングツール開発者以外の関係者によるその後の変更は含まれない (例えば サードパーティのプラグイン、ユーザ定義テンプレート、デフォルト設定のユーザ変更など)。
  3. オーサリングセッション終了後の適用性: オーサリングツールは、コンテンツ制作者のオーサリングセッション終了後自動的に生成されるウェブコンテンツウェブコンテンツ アクセシビリティ (WCAG) に対して責任を負う (達成基準 B.1.1.1 を参照)。例えば、開発者がコンテンツ管理システムのサイト全体のテンプレートを変更した場合、自動的に生成されたコンテンツのアクセシビリティ要件を満たす必要がある。オーサリングツールは、コンテンツ制作者が生成したものであろうとコンテンツ制作者が指定した他のシステムで自動的に生成されたものであろうと、コンテンツ制作者が引き起こしたコンテンツのアクセシビリティへの変更に対して責任を負わない (例えば、サードパーティのフィードなど)。
  4. オーサリングシステム: ATAG 2.0 のオーサリングツールの定義に従い、(適合表明で識別された) いくつかのソフトウェアツールを、パート B の要件を満たすために組み合わせて使用できる (例えば、オーサリングツールは、サードパーティのソフトウェアのアクセシビリティチェックツールを利用できるなど)。
  5. パート B を満たすために提供される機能のアクセシビリティ: パート A の達成基準は、パート B の達成基準を満たすために存在しなければならない機能を含んでいるオーサリングツールのユーザインタフェース全体に適用される(例えば、チェックツール、リペアツール、チュートリアル、ドキュメンテーションなど)。
  6. 複数のオーサリングの役割: いくつかのオーサリングツールは、複数のコンテンツ制作者の役割を含んでおり、それぞれの異なるビューとコンテンツの編集権限がある (例えば コンテンツ管理システムは、デザイナー、コンテンツ作成者及び品質保証者の役割を分けているかもしれないなど)。これらの場合、パート B の達成基準はオーサリングツール全体に適用され、特定のオーサリングの役割に提供されるビューには適用されない。アクセシブルなコンテンツのサポート機能は、役立つと思われる全てのオーサリングの役割で利用できるようにするべきである。
  7. 認識できないコンテンツ: 達成基準がオーサリングツールに対し、セマンティックな基準に沿ってウェブコンテンツを扱うことを要求する場合、その達成基準は、これらのセマンティクスがプログラムによりエンコードされている場合にのみ適用される (例えば、画像を説明するテキストは、この役割がマークアップの中でエンコードされている場合にのみ、非テキストコンテンツに対するテキストによる代替として扱われる) 。

原則 B.1: 完全自動プロセスはアクセシブルなコンテンツを生成する

ガイドライン B.1.1: 自動的に指定されたコンテンツがアクセシブルであることを確保する [Implementing B.1.1]

根拠: オーサリングツールアクセシビリティ問題 (WCAG) を含むウェブコンテンツ自動的に生成する場合、コンテンツ制作者に追加の修正作業を強いることになる。

B.1.1.1 オーサリングセッション後に自動生成されるコンテンツ(WCAG):

オーサリングツールオーサリングセッションの終了後にウェブコンテンツ自動生成しない、又はコンテンツ制作者がコンテンツにアクセシブルなウェブコンテンツ (WCAG) を指定することができる。(レベル A は WCAG 2.0 のレベル A の達成基準; レベル AA は WCAG 2.0 のレベル A と AA の達成基準; レベル AAA は WCAG 2.0 のすべての達成基準を満たす)

B.1.1.2 オーサリングセッション中に自動生成されるコンテンツ(WCAG):

オーサリングツールオーサリングセッション中にウェブコンテンツ自動的に生成する機能を提供する場合、次に挙げる事項のうち、少なくとも一つを満たしている。(レベル A は WCAG 2.0 のレベル A の達成基準; レベル AA は WCAG 2.0 のレベル A と AA の達成基準; レベル AAA は WCAG 2.0 のすべての達成基準を満たす)
  • (a) アクセシブル: コンテンツは、コンテンツ制作者の入力なしでアクセシブルなウェブコンテンツ (WCAG) になる。または、
  • (b) 要求: 自動生成のプロセス中に、コンテンツ制作者はいくつかの必要なアクセシビリティ情報 (WCAG)要求される。または、
  • (c) 自動チェック: 自動生成のプロセス後、アクセシビリティのチェックが自動的に実行される。または、
  • (d) チェックの提案: 自動生成のプロセス後、オーサリングツールはコンテンツ制作者にアクセシビリティチェックを実行するように要求する。

ガイドライン B.1.2: アクセシビリティ情報が保持されていることを確保する。 [Implementing B.1.2]

根拠: アクセシビリティ情報 (WCAG) は、ウェブコンテンツの変換による入力と出力の間で同等レベルのウェブコンテンツアクセシビリティ (WCAG) を維持するために重要である。

B.1.2.1 再構築と再コード化の変換(WCAG):

オーサリングツール再構築の変換、又は再コード化の変換を提供し、出力のウェブコンテンツ技術と同等なメカニズムが存在する場合、次に挙げる事項のうち、少なくとも一つを満たしている。(レベル A は WCAG 2.0 のレベル A の達成基準; レベル AA は WCAG 2.0 のレベル A と AA の達成基準; レベル AAA は WCAG 2.0 のすべての達成基準を満たす)

  • (a) 保存: アクセシビリティ情報 (WCAG) は出力に保存される。または、
  • (b) 警告: アクセシビリティ情報 (WCAG) が失われる可能性があることを警告するデフォルトのオプションがある (例えば、ベクターグラフィックをラスタイメージフォーマットに保存する場合など)、または
  • (c) 自動チェック: 変換後、アクセシビリティチェックが自動的に実行される、または
  • (d) チェックの提案: オーサリングツールはコンテンツ制作者にアクセシビリティチェックを実行するように要求する。

B.1.2.2 オーサリングツール内のコピーペースト (WCAG):

オーサリングツール構造化されたコンテンツのコピー&ペーストをサポートしている場合、オーサリングツールは、ソースとコピーの貼り付け先、およびソースと結果が同等のウェブコンテンツ技術を使用している際に、コピーされたコンテンツのアクセシビリティ情報 (WCAG) はすべて保持される。(レベル A は WCAG 2.0 のレベル A の達成基準; レベル AA は WCAG 2.0 のレベル A と AA の達成基準; レベル AAA は WCAG 2.0 のすべての達成基準を満たす)

B.1.2.3 アクセシビリティを保持する最適化:

オーサリングツールウェブコンテンツの最適化の変換を提供する場合、出力には入力したアクセシビリティ情報 (WCAG) を保持する。(レベル A)

B.1.2.4 非テキストコンテンツのテキストによる代替の保持:

オーサリングツールが出力時に非テキストコンテンツを保持するウェブコンテンツの変換を提供する場合、出力のウェブコンテンツ技術に同等のメカニズムが存在するならば、その非テキストコンテンツのテキストによる代替も保持される。(レベル A)

原則 B.2: コンテンツ制作者はアクセシブルなコンテンツ生成をサポートされる

ガイドライン B.2.1: アクセシブルなコンテンツの制作が可能であることを確保する。 [Implementing B.2.1]

根拠: アクセシブルなウェブコンテンツ (WCAG) の制作をサポートするには、少なくとも、オーサリングツールを用いて WCAG 2.0 に適合したウェブコンテンツを制作することが可能なことである。

B.2.1.1 アクセシブルなコンテンツの実現(WCAG):

オーサリングツールコンテンツ制作者が指定できるウェブコンテンツ制限を設けない、又は WCAG 2.0 の達成基準を満たすことを妨げない。(レベル A は WCAG 2.0 のレベル A の達成基準; レベル AA は WCAG 2.0 のレベル A と AA の達成基準; レベル AAA は WCAG 2.0 のすべての達成基準を満たす)

ガイドライン B.2.2: コンテンツ制作者がアクセシブルなコンテンツを作成するようにガイドする。 [Implementing B.2.2]

根拠: アクセシブルなウェブコンテンツ (WCAG) の作成と保守に着手することをガイドすることによって、コンテンツ制作者ウェブコンテンツのアクセシビリティ問題 (WCAG) を軽減し、修正の負荷を少なくすることができる。

B.2.2.1 アクセシブルなオプションの強調(WCAG):

コンテンツ制作者に同じオーサリングの結果 (スタイリングテキストなど) を果たすためのオーサリングアクション選択肢が提供されている場合、アクセシブルなウェブコンテンツ (WCAG) となる選択肢はそうでない選択肢よりも少なくとも目立つようにする。(レベル A は WCAG 2.0 のレベル A の達成基準; レベル AA は WCAG 2.0 のレベル A と AA の達成基準; レベル AAA は WCAG 2.0 のすべての達成基準を満たす)

B.2.2.2 アクセシビリティプロパティの設定(WCAG):

オーサリングツールがウェブコンテンツプロパティ (例えば、属性値など) を設定するメカニズムを提供する場合、アクセシビリティ情報 (WCAG) に関連するウェブコンテンツプロパティを設定するためのメカニズムも提供される。(レベル A は WCAG 2.0 のレベル A の達成基準; レベル AA は WCAG 2.0 のレベル A と AA の達成基準; レベル AAA は WCAG 2.0 のすべての達成基準を満たす)

ガイドライン B.2.3: コンテンツ制作者が非テキストコンテンツの代替コンテンツを管理するのを支援する。 [Implementing B.2.3]

根拠: 不適切に生成された代替コンテンツは、ウェブコンテンツのアクセシビリティ問題 (WCAG) を生成し、アクセシビリティチェックを妨げる可能性がある。
注記: このガイドラインは、非テキストコンテンツコンテンツ制作者によって指定された場合 (例えば画像の挿入など) にのみ適用される。非テキストコンテンツがオーサリングツールによって自動的に追加される場合はガイドライン B.1.1 を参照。

B.2.3.1 代替コンテンツは編集可能(WCAG):

オーサリングツールが非テキストコンテンツを追加するための機能を提供する場合、プログラムで関連付けられた非テキストコンテンツのテキストによる代替コンテンツ制作者が編集することができる。(レベル A は WCAG 2.0 のレベル A の達成基準; レベル AA は WCAG 2.0 のレベル A と AA の達成基準; レベル AAA は WCAG 2.0 のすべての達成基準を満たす)

B.2.3.2 テキストによる代替の自動修正:

オーサリングツール非テキストコンテンツのテキストによる代替修正しない、または次のすべてを満たす。(レベル A)

B.2.3.3 再利用のための保存:

オーサリングツールが非テキストコンテンツを追加するための機能を提供する場合、コンテンツ制作者プログラムで関連付けられた非テキストコンテンツのテキストによる代替を入力する時、次のすべてを満たす。(レベル AAA)

ガイドライン B.2.4: アクセシブルなテンプレートでコンテンツ制作者を支援する。 [Implementing B.2.4]

根拠: アクセシブルなテンプレート (WCAG) を提供すると、編集時にウェブコンテンツのアクセシビリティ (WCAG) をすぐに改善することや、コンテンツ制作者の負担の軽減、アクセシブルなウェブコンテンツ (WCAG) の重要性を証明することなど、いくつかの利点がある。

B.2.4.1 アクセシブルなテンプレートオプション(WCAG):

オーサリングツールテンプレートを提供する場合、テンプレートを使用する際の選択肢の集まりに対してアクセシブルなテンプレート (WCAG)選択肢が存在する。(レベル A は WCAG 2.0 のレベル A の達成基準; レベル AA は WCAG 2.0 のレベル A と AA の達成基準; レベル AAA は WCAG 2.0 のすべての達成基準を満たす)

B.2.4.2 テンプレートのアクセシビリティの特定:

オーサリングツールが、テンプレートの選択メカニズムを含み、非アクセシブルなテンプレート (WCAG) オプションを提供する場合、テンプレート選択メカニズムは、アクセシブルなオプションと非アクセシブルなオプションとの区別を表示できる。(レベル AA)

B.2.4.3 コンテンツ制作者の作成したテンプレート:

オーサリングツールが、テンプレートの選択メカニズムを含み、非アクセシブルなテンプレート(WCAG)コンテンツ制作者に許可している場合、コンテンツ制作者は、作成したアクセシブルなテンプレートと非アクセシブルなテンプレートとの区別を表示するためにテンプレートの選択メカニズムを使用できる。(レベル AA)

B.2.4.4 アクセシブルなテンプレートオプション(拡張):

オーサリングツールテンプレートを提供する場合、全てのテンプレートは、アクセシブルなテンプレート (WCAG レベル AA) である。(レベル AAA)

ガイドライン B.2.5: 事前に作成されたアクセシブルなコンテンツでコンテンツ制作者を支援する。 [Implementing B.2.5]

根拠: アクセシブルなオーサリング済みコンテンツ (WCAG) (例えば、クリップアート、同期メディア、ウィジェットなど) の提供には、編集中のウェブコンテンツ (WCAG) のアクセシビリティを直ちに向上し、コンテンツ制作者に必要な作業を削減し、アクセシビリティの重要性を明示するなど、いくつかの利点がある。

B.2.5.1 事前に作成されたアクセシブルなコンテンツのオプション:

オーサリングツールオーサリング済みのコンテンツを提供する場合、アクセシブルなオーサリング済みコンテンツ (WCAG レベル AA) オプションが一通り提供される。(レベル AA)

B.2.5.2 事前に作成されたコンテンツのアクセシビリティの特定:

オーサリングツールが、オーサリング済みコンテンツの選択メカニズムを含み、非アクセシブルなオーサリング済みコンテンツ (WCAG レベル AA) オプションを提供する場合、選択メカニズムは、アクセシブルなオプション及び非アクセシブルなオプションの区別を表示できる。 (レベル AA)

原則 B.3: コンテンツ制作者は既存コンテンツのアクセシビリティ改善をサポートされる

ガイドライン B.3.1: アクセシビリティ問題のためのチェック時にコンテンツ制作者を支援する。[Implementing B.3.1]

根拠: アクセシビリティのチェックオーサリングツールの統合された機能である場合、オーサリングプロセス中にウェブコンテンツのアクセシビリティ問題(WCAG)コンテンツ制作者に気付かせるのに役立ち、すぐに対処することができる。

B.3.1.1 チェックの補助 (WCAG):

オーサリングツールWCAG 2.0 の達成基準に違反する可能性がある方法でコンテンツ制作者ウェブコンテンツを追加、または編集する機能を提供する場合、その達成基準に対するアクセシビリティのチェックを提供する (例えば、画像を挿入する HTML のオーサリングツールはテキストによる代替をチェックすべきであり、テキストトラックを編集可能な映像のオーサリングツールはキャプションをチェックするべきである)。(レベル A は WCAG 2.0 のレベル A の達成基準; レベル AA は WCAG 2.0 のレベル A と AA の達成基準; レベル AAA は WCAG 2.0 のすべての達成基準を満たす)

B.3.1.2 コンテンツ制作者の決定を支援:

潜在的なウェブコンテンツのアクセシビリティ問題 (WCAG) が正しく認識されているかどうかをコンテンツ制作者の判断に頼るアクセシビリティのチェックオーサリングツールが提供している場合 (例えば、手動チェック半自動チェックなど)、アクセシビリティチェックのプロセスは判断するための説明を提供する。(レベル A)

B.3.1.3 コンテンツ制作者の発見を支援:

潜在的なウェブコンテンツのアクセシビリティ問題(WCAG)が正しく認識されているかどうか、コンテンツ制作者の判断が必要なチェックオーサリングツールが提供している場合 (例えば、手動チェック半自動チェック)、関連コンテンツはコンテンツ制作者に特定される。(レベル A)

B.3.1.4 ステータスレポート:

オーサリングツールチェックを提供する場合、コンテンツ制作者は、アクセシビリティチェックの結果に基づくアクセシビリティのステータスレポートを受け取ることができる。(レベル AA)

B.3.1.5 結果のプログラムによる関連付け:

オーサリングツールチェックを提供する場合、オーサリングツールは、アクセシビリティのチェック結果を、チェックされたウェブコンテンツとプログラムで関連付けることができる。(レベル AA)

ガイドライン B.3.2: アクセシビリティ問題を修正する際にコンテンツ制作者を支援する。 [Implementing B.3.2]

根拠: 修正がオーサリングツールのプロセスに必要不可欠である場合、チェックの有用性が大幅に向上し、ウェブコンテンツのアクセシビリティ問題 (WCAG) が適切に対処される可能性がある。

B.3.2.1 修正支援(WCAG):

WCAG 2.0 の達成基準が満たされていないことをチェック (達成基準 B.3.1.1 を参照)によって検出できる場合は、修正の提案を提供する。(レベル A は WCAG 2.0 のレベル A の達成基準; レベル AA は WCAG 2.0 のレベル A と AA の達成基準; レベル AAA は WCAG 2.0 のすべての達成基準を満たす)

原則 B.4: オーサリングツールはアクセシビリティ機能を促進し、統合する

ガイドライン B.4.1: アクセシブルなコンテンツの制作をサポートする機能が利用可能であることを確保する。 [Implementing B.4.1]

根拠: アクセシブルなコンテンツを支援する機能は、機能をオンにしてオーサリングツールのユーザインタフェースで合理的な顕在性が与えられることで、使用される可能性が高くなる。

B.4.1.1 デフォルトで有効な機能:

すべてのアクセシブルなコンテンツを支援する機能はデフォルトでオンになっている。(レベル A)

B.4.1.2 機能を再有効化するオプション:

オーサリングツールには、アクセシブルなコンテンツを支援する機能をオフにする選択肢が含まれていない、またはオフになっている機能をオンに戻すことができる。(レベル A)

B.4.1.3 機能の無効化の警告:

オーサリングツールには、アクセシブルなコンテンツのサポート機能をオフにするオプションが含まれていない、又は、これらの機能をオフにできる場合、コンテンツ制作者は、コンテンツのアクセシビリティ問題 (WCAG) のリスクが増大することを知らされる。(レベル AA)

B.4.1.4 機能を目立たせる:

全てのアクセシブルなコンテンツのサポート機能は、無効なマークアップ、シンタックスエラー、スペルミス又は文法エラーのいずれかに関連した機能として少なくとも同程度目立つ(レベル AA)

ガイドライン B.4.2: アクセシブルなコンテンツの制作を促進するドキュメントを確保する。 [Implementing B.4.2]

根拠: 一部のコンテンツ制作者は、アクセシブルなコンテンツを支援する機能 (例えば、テキストによる代替に対する要求への対応方法、アクセシビリティチェックツールの使用方法など) を使う上でサポートが必要である。アクセシブルなオーサリングを習慣的な慣例として提示するか、あるいは少なくともアクセシブルではない慣例を提示しないことは、コンテンツ制作者に対してアクセシビリティの受け入れを促進するのに役立つ。

B.4.2.1 慣例となるモデル(WCAG):

ドキュメンテーションに含まれる実例の集まりは、アクセシブルなオーサリングの慣例 (WCAG) (例えば、マークアップや、WYSIWYG編集ビューのスクリーンショットなど) を示す。(レベル A は WCAG 2.0 のレベル A の達成基準; レベル AA は WCAG 2.0 のレベル A と AA の達成基準; レベル AAA は WCAG 2.0 のすべての達成基準を満たす)

B.4.2.2 機能の説明書:

すべてのアクセシブルなコンテンツを支援する機能の使用方法はドキュメンテーションに記載されている。(レベル A)

B.4.2.3 チュートリアル:

オーサリングツールは、そのオーサリングツール固有のアクセシブルなオーサリング処理のチュートリアルを提供する。(レベル AAA)

B.4.2.4 説明の索引:

オーサリングツールドキュメンテーションは、アクセシブルなコンテンツのサポート機能を使用するための説明の索引を含む。(レベル AAA)


適合

この節は規定である。

適合とは、オーサリングツールがこのガイドラインの節で定義された適用可能な達成基準を満たしていることを意味する。 この適合の節では、適合を説明し適合要件を示す。

適合要件

達成基準を満たす

達成基準が満たされたかどうかを評価することは、ATAG 2.0 の適合を決定する最初の段階である。可能性のある答えは以下のとおり:

ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン (WCAG) 2.0 との関係

公開時点で、ウェブコンテンツアクセシビリティに関する最新の W3C 勧告は WCAG 2.0 [WCAG20] である。このため ATAG 2.0 は、以下の要件を設定するとき WCAG 2.0 を参照する。(1)(パートAで)ウェブベースのオーサリングツールのユーザインタフェースのアクセシビリティ 及び (2)(パートBで)コンテンツ制作者が、障害を持つエンドユーザにとって、よりアクセシブルなコンテンツを制作することを、どのように可能とされ、サポートされ、ガイドされるべきか

特に、ATAG 2.0 は用語「アクセシブルなコンテンツ」 ( 及び関連用語「アクセシブルなテンプレート」 ) の定義の中で WCAG 2.0 を参照する。 「アクセシブルなコンテンツ」の定義は、WCAG 2.0 にレベル A、AA、又は AAA のいずれかで適合するコンテンツであり、WCAG 2.0 の達成基準を満たすために必要な任意のウェブコンテンツ技術がアクセシビリティ サポーテッドであることを前提としている。 「レベル A、AA、又は AAA のいずれかで」という語句は、使用の状況に応じて「アクセシブルなコンテンツ」の定義に差がありうることを考慮している。 ( 例えば ATAG 2.0 のレベル A の達成基準に対応するのがレベル AAA の達成基準である。 ) また定義には、二つの注釈が含まれている:

「技術のアクセシビリティ サポーテッドな使用方法」についての注記:

「 WCAG 2.0 の達成基準を満たすために、アクセシビリティ サポーテッドな方法のみに依存する。アクセシビリティ サポーテッドでない方法で提供される任意の情報や機能は、アクセシビリティ サポーテッドな方法でも利用可能である。」という要件は、WCAG 2.0 への適合の一部である。広義には以下の場合、WCAG 2.0 はウェブコンテンツ技術をアクセシビリティ サポーテッドであるとみなす。 ( 1 ) ウェブコンテンツ技術が使用される方法が、ユーザの支援技術によりサポートされており、かつ ( 2 ) ウェブコンテンツ技術が、エンドユーザが利用できるアクセシビリティ サポーテッドなユーザエージェントを有する場合。

多くのオーサリングツールは、支援技術とユーザエージェントのための異なる能力に応じたさまざまな環境にインストールされ使用される ( 例えば、プライベートなイントラネットや公共のウェブサイト、単一言語サイトや多言語サイト ) ので、この概念をオーサリングツールに拡張するのは容易でない。したがって:

ATAG 2.0 は、アクセシビリティ サポーテッド要件を含んでいない。その結果、ATAG 2.0 の達成基準は WCAG 2.0「適合」を参照しておらず、代わりに「WCAG 2.0 達成基準への適合」を参照している。

ひとたびオーサリングツールがインストールされ使用されると、WCAG 2.0アクセシビリティ サポーテッド要件が満たされているかどうかを含め、オーサリングツールが制作するウェブコンテンツの WCAG 2.0 適合評価が可能であろう。しかし、この WCAG 2.0 適合評価は、オーサリングツールの ATAG 2.0 適合とは完全に独立しているだろう。

適合オプションとレベル

適合には二つの種類があり、それぞれに3つのレベルがある:

ATAG 2.0 適合 ( レベルA、AA、又は AAA )

オーサリングツールが、アクセシブルなウェブコンテンツ ( WCAG ) を生成するために追加のツールやコンポーネントなしで使用できたときは、この適合オプションが選択されてもよい。次のように適合レベルが決定される:

注記 1: パート A の適合適用性に関する注記及びパート B の適合適用性に関する注記が適用されなければならない。
注記 2: 最小適合レベル ( レベル A ) が達成されていない ( すなわち、少なくとも一つのレベル A の達成基準が満たされていない ) 場合、満たされるべき達成基準を指定した宣言を公開することが有益である。

ATAG 2.0 部分適合 - プロセスコンポーネント ( レベル A、AA、又は AAA )

完全なオーサリングシステムとして適合するためにオーサリングツールが追加のツールやコンポーネント を必要とする場合、この適合オプションを選択してもよい。このオプションは、ほぼ完全なシステム ( 例えば、アクセシビリティチェック機能のみを欠いているマークアップエディタ ) への非常に限られた機能 ( 例えば、プラグイン ) に使用されうる。

適合レベル (A、AA、又は AAA ) は上記のように決定される。ただし、任意の「適合せず (NO)」の回答により、完全なオーサリングシステムの一部である別のオーサリングプロセスコンポーネントが達成基準を満たすことをツールが妨げてはならない。

注記 1: 追加のオーサリングプロセスコンポーネントが (例えば、セキュリティ上の理由のため) 失敗した達成基準を満たさないように防ぐ場合、オーサリングツールは部分適合を満たすことができないだろう。
注記 2: パート A の適合適用性に関する注記及びパート B の適合適用性に関する注記が適用されなければならない。

ATAG 2.0 部分適合 - プラットフォームの制限(レベルA、AA、またはAAA)

オーサリングツールが (例えば、プラットフォーム アクセシビリティサービスを欠いているなど) プラットフォーム固有の制限のために一つ以上の達成基準を満たすことができない場合、この適合オプションが選択されてもよい。(任意の) 適合表明の結果の説明は、どのプラットフォームの機能が欠けているかを説明することが望ましい。

ウェブコンテンツ技術の制作:

オーサリングツールは、特定のウェブコンテンツ技術の制作物に関して ATAG 2.0 に適合する (例えば、XHTML 1.0 の制作物に関して、レベル A 適合)。

オーサリングツールが複数のウェブコンテンツ技術を制作する能力がある場合、開発者自動的に生成されたコンテンツを設定する、又は開発者がコンテンツ制作者生成コンテンツのデフォルトとして設定する、両方の任意の技術を含む限り、適合は複数のウェブコンテンツ技術のサブセットのみを含んでもよい。これは必須ではないものの、エンドユーザ公開することを意図しない「中間」形式を含んでもよい。

ライブパブリッシングオーサリングツール:

ATAG 2.0 は、ウェブコンテンツのライブオーサリング (例えば、いくつかのコラボレーションツール) を伴うワークフローをオーサリングツールに適用してもよい。 リアルタイム発行に固有の問題のため、これらのオーサリングツールの ATAG 2.0 パート B への適合は、ライブオーサリングセッションの前 (例えば、アクセシブルなスライドの準備におけるサポート)、間 (例えば、WCAG 2.0 がレベル AA で要求されるライブキャプション)、及び後 (例えば、リアルタイムで最初に公開されたプレゼンテーションのアーカイブにトランスクリプトを追加する機能など) のいくつかの組み合わせを伴ってもよい。詳細については、Implementing ATAG 2.0 - Appendix E: Authoring Tools for Live Web Contentを参照のこと。

適合表明(任意)

注記: 任意のソフトウェアアプリケーションと同様に、オーサリングツールは、コンポーネントの集まりとすることができる。適合表明は、責任主体によってのみ行うことができる。その他の計画された「表明」は、実際には、レビューである。

適合表明の必須項目

  1. 表明
  2. ATAG 2.0 バージョン及び URI
  3. 満足する適合レベル
  4. オーサリングツール情報: オーサリングツールの名前及びバージョンを指定するのに十分な追加情報 (例えば、ベンダ名、バージョン番号 (又はバージョンの範囲)、必要なパッチ又は更新、ユーザインタフェース又は文書自然言語)。
    • 注記: オーサリングツールが、ソフトウェアアプリケーション (例えば、マークアップエディタ、画像エディタ、検証ツールなど) の集合である場合、適合表明は全体としてアプリケーションを処理するが、情報は、アプリケーションごとに個別に設けなければならない。
  5. プラットフォーム: オーサリングツールが影響するプラットフォーム
  6. 表明に含まれているオーサリングツールによって生成されたウェブコンテンツ技術のリスト。適合表明に含まれていないオーサリングツールによって生成される任意のウェブコンテンツ技術が存在する場合、個別に列挙されなければならない。オーサリングツールがデフォルトで任意のウェブコンテンツ技術を生成する場合、これは含まれていなければならない。
  7. 各達成基準の結果: はい、いいえ、該当なし

適合表明の任意の項目

上記の適合表明の必須項目に加えて、コンテンツ制作者を支援するために追加情報を提供することを検討する。追加する情報として推奨するものを以下に挙げる:

  1. 達成基準の結果の説明 (はい、いいえ)。(強く推奨する)
  2. 生成されたウェブコンテンツ技術がどのようにアクセシブルなウェブコンテンツを生成するために使用できるかについての情報 (例えば、技術特有の WCAG 2.0 達成方法へのリンク) 。
  3. アクセシビリティを向上させるために達成基準を超えて追加で施した措置に関する情報。
  4. 適合表明の機械的に読み取れるメタデータ版。
  5. オーサリングツールの編集ビューの種類を特定するオーサリングツールの説明。

免責事項

W3C、WAI、AUAG のいずれのも、W3C、WAI 又は AUWG の下で公開されない任意の ATAG 2.0 適合表明の解釈又は結果について一切の責任を負わない。


付録A: 用語集

このセクションは規定である。

この付録は、適合セクションにある用語を含む、本規格の規定部分で使用されているすべての重要な/馴染みのない用語を定義するものである。規格品質における定義の役割について詳しくは、http://www.w3.org/TR/qaframe-spec/ を参照。

アクセシビリティの問題 (accessibility problems)
ATAG 2.0 では、2種類のアクセシビリティの問題を認識している:
アクセシビリティ情報 (WCAG) (accessibility information (WCAG))
WCAG 2.0 の達成基準 (レベルA、AA、AAA) を満たすためにウェブコンテンツが必ず含まなければならない情報。例えば、プログラムで関連付けられる代替コンテンツ (画像に対するテキストによる代替、など)、ウィジェットに対する役割 (Role) やステートの情報、複雑なテーブル内部の関係性
注記: ATAG 2.0 の目的に鑑みて、プログラムによる解釈が可能なアクセシビリティ情報のみが対象となる。その他の例については、 Implementing ATAG 2.0 の Appendix Aを参照のこと。
アクセシブルなコンテンツのサポート機能 (accessible content support features)
編集中のウェブコンテンツのアクセシビリティを高めるためにコンテンツ制作者を直接サポートするオーサリングツールの機能。これらは、ATAG 2.0 のパートBの達成基準を満たすためになくてはならない機能である。
代替コンテンツ (alternative content)
一部の利用者がアクセスできない他のコンテンツの代わりに使用されるウェブコンテンツ。代替コンテンツは、元のコンテンツと本質的に同じ機能又は目的を満たす。WCAG 2.0 ではいくつかの一般的なタイプの代替コンテンツを認識している:
  • 非テキストコンテンツに対するテキストによる代替 (text alternatives for non-text content): 非テキストコンテンツにプログラムで関連付けられるテキスト、又は非テキストコンテンツにプログラムで関連付けられるテキストから参照されるテキスト。例えば、ある図表の画像には、テキストによる代替が2つある: 図表の後の段落に記述される説明と、図表に対する短いテキストによる代替でその後に説明が続く旨を示すもの、である。
  • 時間依存メディアに対する代替 (alternatives for time-based media): 時間依存メディアのプレゼンテーションにおいて、一つ以上のトラックとして、その機能又は目的を満たすウェブコンテンツ。これはキャプション、音声解説、拡張音声解説、手話通訳だけでなく、視覚的及び聴覚的な時間依存情報の流れを正しく記述したテキストを含み、時間依存のプレゼンテーションにおけるあらゆるやり取りを実現することができる。
  • テキストに対するメディアによる代替 (media alternative for text): メディアのうち、すでにテキストで提示されている情報 (直接的に又は代替テキストによって) よりも多くの情報を提示しないもの。テキストに対するメディアによる代替は、テキスト内容を代替するプレゼンテーションによって恩恵を受ける人々のために提供される。テキストに対するメディアによる代替には、音声のみ、映像のみ (手話映像を含む)、又は音声付き映像がある。
重要なことは、オーサリングツールの観点から見ると、代替コンテンツは次のような場合とそうでない場合があることである:
  • プログラムにより関連付けられる代替コンテンツ (programmatically associated alternative content): 代替コンテンツの場所や目的が、代替対象の元コンテンツから、プログラムによる解釈が可能なもの。例えば段落は、画像に対するテキストによる代替として提供されることがあるが、それはこの関係性が適切にエンコードされている場合 (例えば、「aria-labelledby」によって) にのみ、プログラムにより関連付けられていると言える。
    注記: ATAG 2.0 において代替コンテンツとは通常、プログラムにより関連付けられる代替コンテンツを指す。
支援技術 (assistive technology)
オーサリングツールとは別に、障害のある人 (コンテンツ制作者及びエンドユーザ) の要件を満たす機能を提供するソフトウェア (又はハードウェア)。オーサリングツールの中にも、直接的なアクセシビリティ機能を提供するものがある。例としては以下が含まれる:
  • 画面拡大及びその他の視覚的な表示に関する支援技術。視覚障害、知覚障害、及び読書困難などの障害のある人が、レンダリング後のテキスト及び画像の視覚的な読みやすさを改善するために、テキストのフォント、サイズ、間隔、色、音声との同期などを変更するのに使用している。
  • スクリーンリーダー。全盲の人がテキスト情報を合成音声あるいは点字で読み取るために使用している。
  • 音声変換ソフトウェア。認知障害、言語障害、及び学習障害のある人が、テキストを合成音声に変換するために使用している。
  • 音声認識ソフトウェア。何らかの身体障害のある人が使用することがある。
  • 代替キーボード。特定の身体障害のある人がキーボード操作をシミュレートするのに使用している (ヘッドポインタ、シングルスイッチ、呼気/吸気スイッチ、及びその他の特別な入力デバイスを使った代替キーボードを含む)。
  • 代替ポインティングデバイス。特定の身体障害のある人がマウスポインタとボタンの動きをシミュレートするのに使用している。
音声 (audio)
音の再生技術。音声には、合成して作られたもの (音声合成を含む)、実世界の音を収録したもの、又はその両方が含まれる。
アクセシブルなウェブコンテンツの生成を妨げるコンテンツ制作者のアクション (author actions preventing generation of accessible web content)
コンテンツ制作者のアクションによってオーサリングツールアクセシブルなウェブコンテンツ (WCAG) を生成できない場合。例えば、アクセシブルなコンテンツのサポート機能をオフにする、アクセシビリティ情報 (WCAG)プロンプトを無視する、誤ったアクセシビリティ情報 (WCAG) をプロンプトで提供する、オーサリングツールを改変する (スクリプトツールやマクロによって)、プラグインをインストールする、などが含まれる。
コンテンツ制作者 (authors)
オーサリングツールを使用してウェブコンテンツを作成又は編集する人。この用語は、コンテンツ制作者、デザイナー、プログラマー、出版者、テスター、といった役割をカバーする (パートB 適合適用性に関する注記: 6. 複数のオーサリングの役割を参照)。いくつかのオーサリングツールでは、制作者権限を管理することによって、誰がコンテンツ制作者になれるかを制御している。
制作者権限 (author permission)
所与のウェブコンテンツの編集を可能とする権限。
オーサリングアクション (authoring action)
コンテンツ制作者が、オーサリングツールのユーザインタフェースを用いて、ウェブコンテンツを編集するアクションのこと (例えば、テキストのタイピング、削除、要素の挿入、テンプレートの適用、など)。その一方で、ほとんどのオーサリングツールのユーザインタフェースでは、コンテンツを編集しないアクション (例えば、保存、公開、プリファレンスの設定、ドキュメンテーションの表示) もまた可能である。
  • 可逆的なオーサリングアクション (reversible authoring action): オーサリングアクションのうち、コンテンツ制作者によるキャンセル要求があったときにオーサリングツールによって即座に完全に元に戻すことができるもの。キャンセル要求の例には、「キャンセル」「取り消し」「やり直し (「取り消し」を元に戻したいときに用いる)」「元に戻す」「ロールバック」などがある。
    注記: オーサリングツールは、一連のテキスト入力 (例えば、タイプされた単語、一連のバックスペースなど) を、ひとつの可逆的なオーサリングアクションとしてまとめてもよい。
オーサリングの結果 (authoring outcome)
オーサリングアクションによってもたらされるコンテンツ又はコンテンツ改変。オーサリングの結果は、累積的である (例えば、テキストが入力された後、スタイルが設定され、そこにリンクが作成され、そしてタイトルが付与される)。
オーサリングの慣例 (authoring practice)
コンテンツ制作者が、所与のオーサリングの結果を実現するために従うアプローチ (例えば、提示をスタイルシートで制御する、など)。オーサリングツールの設計に応じて、オーサリングの慣例は、コンテンツ制作者又はオーサリングツールによって選択されることがある。オーサリングの慣例は、次のような場合とそうでない場合がある:
オーサリングセッション (authoring session)
ウェブコンテンツコンテンツ制作者によって編集可能な、オーサリングツールの状態。
  • オーサリングセッションの終了 (end of an authoring session): コンテンツ制作者が、別のセッションを開始することなく、これ以上オーサリングアクションを行なう機会がないこと。オーサリングセッションの終了は、コンテンツ制作者によって (例えば、文書を閉じる、公開する、など) 又はオーサリングツールによって (例えば、コラボレーションシステム上でオーサリングツールが編集権限を他のコンテンツ制作者に移す、など)、決定される。
    注記: オーサリングセッションの終了は、公開とは同義ではない。オーサリングセッションを終了して初期公開 (例えば、CMSを更新) した後も、自動的なコンテンツ生成は継続され得る。
オーサリングツール (authoring tool)
コンテンツ制作者が (単独又は共同で) 用いて、他の人々 (別のコンテンツ制作者やエンドユーザ) に利用されるウェブコンテンツを作成又は編集するための、ウェブベース又は非ウェブベースのアプリケーション。
注記1: 「アプリケーション」: ATAG 2.0 には、スタンドアローンのアプリケーション又はアプリケーションの集合体が適合できる。 適合を宣言する場合、その宣言は各アプリケーション及び必要な拡張機能、プラグインなどの識別情報を提供しなければならない。
注記 2: 「単独又は共同で」: 複数のコンテンツ制作者がウェブコンテンツの作成に寄与することができ、オーサリングツールによって各コンテンツ制作者は、異なるコンテンツのビューや異なる制作者権限で作業することができる。
注記 3: 「ウェブコンテンツを作成又は編集する」: この句は、別の目的で人からデータを収集し (例えば、オンライン食料品店の注文フォーム)、当人に知らせることなくそのデータをもとにウェブコンテンツを生成する (例えば、ウェブベースでの倉庫の注文) ソフトウェアを含まない (しかしながら、WCAG 2.0 は依然として適用される)。この句はまた、非ウェブコンテンツ技術においてのみコンテンツを生成するために用いられるソフトウェアも含まない。
注記 4: 「他の人々に利用される」: この句は多くのウェブアプリケーションのうち、利用者本人のみが体験できるウェブコンテンツ (例えば、ウェブベースの電子メール表示設定) を変更させるものや、自動プロセス (例えば、図書館の目録検索ページ) に対する入力のみを提供するものを含まない。
一般に ATAG 2.0 でオーサリングツールと見なされるソフトウェアの例えば、
  • ウェブページのオーサリングツール (例えば、WYSIWYG の HTML エディタ)
  • ソースコードを直接編集するソフトウェア
  • ウェブコンテンツ技術に変換するためのソフトウェア (例えば、オフィス文書アプリケーションにおける「HTMLとして保存」機能)
  • 統合開発環境 (例えば、ウェブアプリケーション開発用)
  • テンプレート、スクリプト、コマンドライン入力又は「ウィザード」型のプロセスに基づいてウェブコンテンツを生成するソフトウェア
  • ウェブページの一部を素早く更新するためのソフトウェア (例えば、ブログ、Wiki、オンラインフォーラム)
  • ウェブサイト全体を生成/管理するためのソフトウェア (例えば、CMS、コースウェアツール、コンテンツアグリゲータ)
  • ウェブコンテンツ技術を使用してメッセージを送信する電子メールクライアント
  • マルチメディアのオーサリングツール
  • モバイルウェブアプリケーションを作成するためのソフトウェア
ATAG 2.0でオーサリングツールとは見なされないソフトウェアの例 (ウェブベースのソフトウェアであれば、いずれの場合も WCAG 2.0 は依然として適用される):
  • カスタマイズ可能なパーソナルポータル: 編集中のウェブコンテンツはポータルの所有者のみが利用可能であるため、ATAG 2.0は適用されない。
  • eコマースの注文フォーム: eコマース注文フォームの目的は製品を注文することであり、ウェブコンテンツを介して他者とコミュニケーションをするものではないため、結果的にフォームから収集されたデータによって実際にウェブコンテンツ (例えば、オンライン追跡ページ) ができたとしても、ATAG 2.0 は適用されない。
  • スタンドアローンのアクセシビリティチェッカー: 自動又は半自動の修正機能を持たないスタンドアローンのアクセシビリティチェッカーは、実際にウェブコンテンツを変更しないため ATAG 2.0 は適用されない。修正機能を備えたアクセシビリティチェッカーや、あるいはより大きなオーサリングプロセスの一部として捉えられるものは、オーサリングツールと見なされる。
オーサリングツールのユーザインタフェース (authoring tool user interface)
コンテンツ制作者オーサリングツールのソフトウェアを操作するために使用する表示と制御の仕組み。ユーザインタフェースは、非ウェブベースのもの、ウェブベースのもの、又はそれらの組み合わせがある (例えば、非ウェブベースのオーサリングツールがウェブベースのヘルプページを有する場合がある):
  • オーサリングツールのユーザインタフェース (非ウェブベース) (authoring tool user interface (non-web-based)): ウェブコンテンツとして実装されておらず、ユーザエージェントではないプラットフォーム (Windows、Mac OS、Java Virtual Machine、iOS、Androidなど) で直接実行される、オーサリングツールのユーザインタフェースのすべての部分。
  • オーサリングツールのユーザインタフェース (ウェブベース) (authoring tool user interface (web-based)): ウェブコンテンツ技術を用いて実装され、コンテンツ制作者ユーザエージェントを介してアクセスする、オーサリングツールのユーザインタフェースのすべての部分。
オーサリングツールのユーザインタフェースは、次のような場合とそうでない場合がある:
  • アクセシブルなオーサリングツールのユーザインタフェース (accessible authoring tool user interfaces): オーサリングツールのユーザインタフェースのうち、ATAG 2.0 のパートAのレベルの達成基準を満たすもの。
アクセシビリティのチェック (checking, accessibility)
ウェブコンテンツのアクセシビリティの問題 (WCAG) を評価するプロセス。ATAG 2.0 では、テスト自動化のレベルに基づいて、3種類のチェック方法を認識している:
  • 手動チェック (manual checking): コンテンツ制作者によってテストが実施されるチェック。オーサリングツールによって提供される指示又はガイドによってコンテンツ制作者が支援されるケースを含むが、実際のテスト手順はコンテンツ制作者が実行しなければならない。
  • 半自動チェック (semi-automated checking): 部分的にオーサリングツールがテストを実行するチェックで、テストの結果を判定する際には依然としてコンテンツ制作者の入力や判断が必要なもの。
  • 自動チェック (automated checking): オーサリングツールが自動的にテストを実行するチェックで、コンテンツ制作者が介入せずに済むもの。
オーサリングツールは、チェック方法の種類を、いずれの組み合わせでサポートしてもよい。
コンテンツ (ウェブコンテンツ) (content (web content))
ユーザエージェントによってエンドユーザに伝達される情報及び感覚的な体験。コンテンツの構造、プレゼンテーション、及びインタラクションを定義するコードやマークアップを含む。ATAG 2.0 では、この用語は主に、オーサリングツールによって生成された出力結果を指すのに用いられる。オーサリングツールによって生成されたコンテンツには、ウェブベースのオーサリングツールとして機能するものを含むウェブアプリケーションが含まれる場合がある。コンテンツは、次のような場合とそうでない場合がある:
  • アクセシブルなコンテンツ (WCAG) (accessible content (WCAG)): WCAG 2.0 のいずれかのレベル (A、AA、AAA) に適合するコンテンツ。その際、WCAG 2.0 達成基準を満たすために依存するウェブコンテンツ技術はすべて、アクセシビリティサポーテッドであると仮定する。
    • 注記 1: 依存する技術に対するアクセシビリティサポートが不足している場合、コンテンツは WCAG 2.0 に適合せず、障害を持つエンドユーザのグループにとっては、コンテンツにアクセスすることが困難になる。
    • 注記 2: WCAG2.0の最高レベル(レベルAAA)に適合するコンテンツであっても、「すべての種類、程度、または障害の組み合わせを持つ個人に対してアクセシブル」にすることはできない可能性がある。
  • 編集中のコンテンツ (content being edited): コンテンツ制作者が、オーサリングセッション中に改変できるウェブコンテンツ。編集中のコンテンツは、ひとつの完結したコンテンツ (例えば、画像、スタイルシート) であることもあれば、より大きなコンテンツ (例えば、ステータス更新) の一部のみであることもある。編集中のコンテンツには、オーサリングツールがサポートするウェブコンテンツ技術のコンテンツのみが含まれる (例えば、WYSIWYG の HTML エディタではウェブページの HTML コンテンツを編集できるが、画像は編集できない)。
コンテンツプロパティ (content properties)
ウェブコンテンツを構成する個々の情報 (例えば、要素の属性と内容、スタイルシート情報、など)。
コンテンツ (構造化された) (content (structured))
ラスター画像形式や素の自然言語のテキストなどの構造化されていないコンテンツに対して、機械可読な内部構造(マークアップ要素など) を含むウェブコンテンツ
コンテンツ生成(コンテンツオーサリング、コンテンツ編集) (content generation (content authoring, content editing))
エンドユーザユーザエージェントでレンダリング、再生または実行される実際のウェブコンテンツを指定すること。特定のシステムでどのようにコンテンツが生成されるかの詳細は多岐にわたるが、生成されたコンテンツの責任は以下のいずれかの組み合わせとなる。
  • コンテンツ制作者が生成するコンテンツ (author generated content): コンテンツ制作者がすべての責任を負うウェブコンテンツ。コンテンツ制作者は特定のレベルまでしか責任を負わなくてもよいこともある。(例えば、コンテンツ制作者がテキストラベルの入力を頼まれた際、コンテンツ制作者はラベルのテキストに責任を負うが、ラベルがどのようにマークアップされるかに責任を負わない。またソース編集ビューマークアップを依頼した際、コンテンツ制作者はUNICODEがテキストのエンコードに使用されているという事実については責任を負わない)。
  • 自動生成コンテンツ (automatically-generated content): 開発者がプログラミングした機能がすべての責任を負うウェブコンテンツ (例えば、コンテンツ制作者が新しい文書の開始を要求した際に出力するマークアップや、マークアップエラーの自動修正など)。
  • サードパーティによって生成されるコンテンツ (third-party content generation): サードパーティのコンテンツ制作者が責任を負うウェブコンテンツ (例えばコミュニティが共有しているテンプレートなど)。
コンテンツのレンダリング (content rendering)
オーサリングツール編集中のウェブコンテンツをレンダリング、再生又は実行する場合に提示するユーザインタフェース機能。ATAG 2.0 はコンテンツのレンダリングには幾つかのタイプがあると認識している:
  • 慣習的なレンダリング(又は「WYSIWYG」)(conventional renderings (or "WYSIWYG")): コンテンツが、ユーザエージェントが同じコンテンツから作成する初期設定のレンダリングと似た方法でレンダリングされる場合。「WYSIWYG」は、「What-you-see-is-what-you-get (見たままが得られる) 」を意味する一般的な言葉だが、ユーザエージェントとエンドユーザの設定の違いは、実際には単一の典型的なエンドユーザの体験が存在しないことを意味する。又は、
  • 慣習的ではないレンダリング (unconventional renderings): コンテンツが典型的なユーザエージェントのレンダリングとは異なる形でレンダリングされる場合。(例えば、オーディオファイルをグラフィカルな波形としてレンダリングする場合) 又は、
  • 部分的なレンダリング (partial renderings): コンテンツの一部をレンダリング、再生、もしくは実行するが他はしない場合 (例えばフレーム毎に編集できるビデオエディターはグラフィックをレンダリングするがビデオのタイミングはレンダリングしないなど)。
コンテンツ変換 (content transformations)
あるウェブコンテンツ技術、又は非ウェブコンテンツ技術 (例えばワードプロセッサーのフォーマットなど) を入力して最適化、再構成又は再コードされたコンテンツを生成するプロセス: 注記: プラットフォームのクリップボードへコピーしたり、そこから貼り付けたりするクリップボードの操作はコンテンツ変換とはみなさない。
制御設定 (control settings)
コンテンツ制作者が、どのようにしてオーサリングツールを操作するかの設定。例えばキーボードやマウスの操作など。
開発者 (developer)
オーサリングツールのプログラミングを担当する団体又は個人。適合表明の表明者によって含まれた追加のソフトウェアコンポーネントのプログラマーも含まれる。オーサリングツールの開発は、コンテンツ制作者ウェブコンテンツ公開するためにオーサリングツールを使用できるようになる前に完了していることがある。しかし、他のケース (例えばウェブベースのオーサリングツール等の場合) では、エンドユーザがコンテンツを修正するように、開発者はコンテンツが公開された後でもオーサリングツールを修正してもよい。
直接アクセシビリティ機能 (direct accessibility features)
障害を持ったコンテンツ制作者のためにオーサリングツールが提供する機能 (例えば、キーボードナビゲーション、ズーム機能、テキスト読み上げなど)。 追加、又は特殊な機能が外部の支援技術によって提供されてもよい。
表示設定 (display settings)
コンテンツ制作者がオーサリングツールをどのように知覚するかに関する設定。これらには次のものが含まれる:
ドキュメンテーション (documentation)
オーサリングツールの使用を支援するための情報。この情報は、電子的又は他の方法で提供されてもよい。また、この情報にはヘルプ、マニュアル、インストール手順、サンプルワークフローチュートリアルなどが含まれる。
ドキュメントオブジェクト (document object)
非ウェブベースのオーサリングツール又はユーザエージェントによるソース内のデータの内部表現。ドキュメントオブジェクトは支援技術とのやりとりを可能にするプラットフォーム アクセシビリティサービスの一部を形成する。 ウェブベースのオーサリングツールユーザエージェントが管理するドキュメントオブジェクトを利用してもよい。
要素 (element)
マークアップタグとその内容のペア、又は「空タグ」 (閉じタグや内容を必要としないタグ)。
エンドユーザ (end user)
制作されたウェブコンテンツと接する人。この中には支援技術を利用する人々も含まれる。
自然言語 (human language)
人間とコミュニケーションをとるための言語で、話される、書かれる、又は (視覚的あるいは触覚的な手段で) 手話にされるもの。
参考情報 (informative)
情報提供を目的としており、適合するために必須ではないもの。
キーボードインタフェース (keyboard interface)
キーボードインタフェースは多くのプラットフォームで提供されている、デバイスに依存しない方法で操作を可能にするプログラム型のサービスである。キーボードインタフェースは特定のデバイスがハードウェアキーボードを持っていなくてもキーストローク入力を可能にする。(例えば、タッチスクリーンで制御するデバイスは、外部接続されたキーボードに対応するのと同様に、スクリーン上のキーボードに対応するためのオペレーティングシステムに組み込まれたキーボードインタフェースを持つことができる。)
注記: マウスキーのようなキーボードで操作するマウスエミュレーターはキーボードインタフェースからの操作とはみなさない。なぜならこれらのエミュレーターはキーボードインタフェースではなくポインティングデバイスインタフェースを利用するからである。
キーボードトラップ (keyboard trap)
キーボードインタフェースユーザインタフェース コンポーネント、又はコンポーネントのグループにフォーカスを移動することができるが、そこからフォーカスを移動することができないユーザインタフェースの状態。
ラベル (label)
テキスト、又はテキストによる代替を伴うコンポーネントで、コンポーネントを識別するために利用者に提示されているもの。名前 (name) は隠されていて支援技術に対してだけ明らかにされる場合がある一方で、ラベルはすべての利用者に提示される。多くの場合 (すべてではないが)、名前 (name) とラベルは同じである。
ライブ (live)
現実の出来事から取り込まれ、放送遅延以上の遅延なく公開される情報。
注記: 放送上の遅延は、短時間の (通常は自動的な) 遅れで、例えば放送局に放送のタイミングの調整や音声 (又は映像) の確認のための時間を与えるものだが、意味のある編集ができるほどのものではない。
マークアップ言語 (markup language)
テキストに注釈 (例えば、HTMLの要素) をつけるシステムとコンテンツの構造や表示、セマンティクスを処理するためのルール。マークアップ言語の例としてはHTMLやSVGなどがある。
  • コンテンツのマークアップ (markup)はコンテンツに表示される注釈のセットである。
名前 (name)
ソフトウェアによるユーザインタフェース コンポーネントコンテンツ制作者、又はエンドユーザに識別させることができるテキスト。ラベルはすべての利用者に表示されるが、名前 (name) は隠され、支援技術に対してだけ明らかにされる場合もある。多くの場合 (すべてではないが)、ラベルと名前 (name) は同じである。
非テキストコンテンツ (non-text content)
プログラムによる解釈が可能な文字の並びではないコンテンツ、又は文字の並びが自然言語において何をも表現していないコンテンツ。これにはASCIIアート (文字による図画)、顔文字や文字を表現している画像が含まれる。
規定 (normative)
適合に必須なもの。ATAG 2.0には様々な明確な方法で適合することができる。「参考情報」 又は 「規定ではない」とされている内容は、適合のために必須でない。
オプション (option)
コンテンツ制作者に選択肢が提示された時、
プラットフォーム (platform)
オーサリングツールが動作するソフトウェアの環境。プラットフォームは低レベルのソフトウェアプラットフォーム、又はハードウェア上で一貫した動作環境を提供する。ウェブベースのオーサリング ユーザインタフェースの場合、最も関連するプラットフォームはユーザエージェント (ブラウザなど) となる。非ウェブベースのユーザインタフェースの場合、デスクトップのオペレーティングシステム (GNOME desktop on Linux、Mac OS、Windowsなど)、モバイルオペレーティングシステム (Android、BlackBerry、iOS、Windows Phoneなど)、又はOSをまたいだ環境 (Javaなど) などが含まれるが、これらに限らない。
注記 1: 多くのプラットフォームはプラットフォーム上で動作するアプリケーションと支援技術の間をプラットフォーム アクセシビリティサービスを介して仲介する。
注記 2: 開発者のためのアクセシビリティに関するガイドラインは多くのプラットフォームで存在する。
プラットフォーム アクセシビリティサービス (platform accessibility service)
アプリケーションと支援技術間のやりとりを提供するため特別に設計されたプログラムによるインタフェース (WindowsアプリケーションだとMSAA、IAccessible2、UI Automation、Mac OS XアプリケーションではAXAPI、GNOMEアプリケーションでは、GNOME Accessibility Toolkit API、JavaアプリケーションではJava Accessなど)。いくつかのプラットフォームではドキュメントオブジェクトを実装することによって、従来のやりとりをさらに強化してもよい。
プラグイン (plug-in)
オーサリングツールの一部として実行されるプログラム (例えば、サードパーティのチェックツールや修復ツールなど) で、編集中のウェブコンテンツは含まれない。コンテンツ制作者は通常オーサリングツールからプラグインを組み込むか除外するかを選択する。
オーサリング済みコンテンツ (pre-authored content)
オーサリングツール開発者が用意したコンテンツ制作者編集中のコンテンツの中で利用できるオーサリングセッションより前に作成されたウェブコンテンツの一部。例えば、クリップアートやサンプル動画、ユーザインタフェース ウィジェットが含まれる。
注記 1: テンプレートは不完全なオーサリング済みコンテンツ。ガイドライン B.2.4を参照のこと。
注記 2: オーサリングツールが自動的にオーサリング済みコンテンツを利用する場合に関しては、ガイドライン B.1.1を参照のこと。
オーサリング済みコンテンツの選択メカニズム (pre-authored content selection mechanism)
コンテンツ制作者オーサリングセッション中にオーサリング済みコンテンツ (クリップアートギャラリーやウィジェットパレットなど) を選択できる標準のファイル選択機能外の機能。
提示 (presentation)
コンテンツ制作者又は、エンドユーザが知覚できる形式でコンテンツをレンダリングすること。
プログラムによる解釈 (プログラムによる解釈が可能)(programmatically determined (programmatically determinable))
支援技術を含む異なるソフトウェアが異なる方式で情報を抽出したり提示できるようにエンコードされた情報。ATAG 2.0ではこの用語を次の二つの文脈で利用する:
目立つ度合い (prominence)
コンテンツ制作者がユーザインタフェースの操作中に、あるユーザインタフェース コンポーネントに気づく可能性がどの程度あるかという発見的な尺度。目立つ度合いは様々な要因によって影響を受ける: 例えば、必要なナビゲーションステップの数、読み上げ順序の位置、視覚的特性 (大きさ、間隔、色)、さらに使用方法 (マウスまたキーボード) など。
  • 少なくとも同程度目立つ (at least as prominent): ATAG 2.0では次の場合に、ユーザインタフェース コンポーネントAが他のコンポーネントBよりも「少なくとも同程度目立つ」と考える。既定の状態からコンポーネントBが表示 (かつ有効) となる場合よりも同じかより少ない「オープニングアクション (Opening actions)」とともに、コンポーネントAが表示 (かつ有効) となった場合。
    注記 1: コンテナが開いている場合は、コンテナ内の有効なコンポーネント (リスト内のアイテム、メニュー内のアイテム、ツールバーのボタン、ダイアログボックス内のすべてのコンポーネント) はすべて表示されているとみなされる (したがって「少なくとも同程度目立つ」)。コンテナーをスクロールして表示可能にしなければならない場合も同様で、これは様々なスクリーンの大きさとコンテンツ制作者の設定が一定期間表示されるコンポーネントに影響することを考慮している。
    注記 2: 「オープニングアクション (Opening actions)」は、新しいコンポーネントを表示、又は有効とするために、コンテンツ制作者がユーザインタフェースの中のコンポーネントに対して起こすアクションである。 例 : (a) サブメニューを表示するためのトップレベルメニューアイテムのキーボードショートカット、(b) ダイアログボックスを表示するためのボタンをキーボードで選択する、(c) 無効だったサブアイテムを有効にするためにチェックボックスをマウスでクリックするなど。新しいコンポーネントをアクション可能にしないアクション (フォーカスを移動する、リストをスクロールする)、は「オープニングアクション (opening actions)」としてカウントしない。
    注記 3: 閉じられたコンテナ内のコンポーネントへのキーボードショートカットは、表示されていないコンポーネントが表示されるのではないため、"オープニングアクション" としてみなされない。閉じられたコンテナ内のコンポーネントを表示するために "検索" を使う必要がある場合も同じことが言える。
    注記 4: "デフォルト状態" は、開発者により設定されたオーサリングセッション開始時のオーサリングツールの状態である。 多くのドキュメントオーサリングツールのデフォルト状態は編集ビューである。
プロンプト (prompt)
コンテンツ制作者に判断又は情報の一部を求めるオーサリングツールからのいくつかの要求。この用語は、すぐに対応する必要がある要求(例えばモーダルダイアログボックス)と緊急性の低い要求(例えばスペルミスのある単語に下線を引く)の両方を対象としている。
公開 (publishing)
コンテンツ制作者オーサリングツールウェブコンテンツエンドユーザが利用できるようにするあらゆるポイント(例えば、ウェブページのアップロード、wikiの変更のコミット、ライブストリーミング)。
範囲 (range)
複数項目の集合内での複数の項目。
参考的な注記 : ATAG2.0は、絶対測定が実用的でない場合、用語 "範囲" を使用する(例えば、全てのヘルプ文書例の集合、全てのテンプレートの集合)。厳密にテスト可能な要件は "複数項目セット内の複数の項目" の定義であるが、実装者は達成基準をより広範に実装することを強く推奨する。
訳注:基準器との比較により測定することを比較測定又は間接測定と呼び、対して測定機器で直接測定することを絶対測定又は直接測定と呼ぶ。
関係 (relationships)
異なるコンテンツ間の意味のある関連付け。
修正 (アクセシビリティ)(repair (accessibility))
ウェブコンテンツ内で識別されたウェブコンテンツのアクセシビリティの問題が解決されるプロセス。ATAG 2.0は、自動化のレベルの増加に基づいて、3種類の修正を認識する。
  • 手動修正 (manual repair): コンテンツ制作者による修正が行われる場合。これには、制作者がオーサリングツールによって提供される指示又は指針によって支援される場合が含まれるが、制作者が実際に修正手順を実行する場合も含まれる。
  • 半自動修正 (semi-automated repair): 部分的にオーサリングツールによって修正されるが、修正を完了するためには制作者の入力又は判断が依然として必要な場合。そして
  • 自動修正 (automated repair): 制作者によるいかなる介入もなしにオーサリングツールによって自動的に修正される場合。
制約、制限されたウェブコンテンツのオーサリング (restrictions, restricted web content authoring)
コンテンツ制作者オーサリングツールで指定できるウェブコンテンツが特定のコンテンツ(要素、属性、ウィジェットなど)を含めなければならないか、又は含めてはならない場合。多くのオーサリングツールは、何らかの方法でオーサリングを制限することで、アクセシビリティに役立つ可能性(例えば非テキス​​トコンテンツの代替テキストが必要な場合)、もしくはアクセシビリティを損なう可能性(例えば代替テキストを定義するための属性が使えない場合)がある。対照的に、ウェブコンテンツのオーサリングを無制限に許可するオーサリングツール(例えば、多くのソース編集ビュー)は、特定のコンテンツが含まれるか含まれないかを要求しない。
役割 (role)
テキスト又はウェブコンテンツ内の構成要素の機能をソフトウェアが識別できる数(例えば、画像がハイパーリンク、コマンドボタン又はチェックボックスなどとして機能することを示す文字列)。
順次キーボードアクセス (sequential keyboard access)
順序付けられたセット(例えば、メニュー項目、フォームフィールド)内の項目すべてを、所望の項目に達し活性化されるまで一つずつフォーカスを進めていくいくようキーボードインタフェースを使用する。これは、キーボードショートカットやバイパスリンクの使用のようにキーボードで直接アクセスする方法とは対照的である。
技術(ウェブコンテンツ)(technology (web content))
ユーザエージェントによってレンダリング、再生又は実行されるべき符号化された命令のための機構。 ウェブコンテンツ技術は、マークアップ言語、データフォーマット、又はプログラミング言語を含むであろう。ウェブコンテンツ技術は静的なウェブページからマルチメディアプレゼンテーション、動的なWebアプリケーションまで幅広く対応しており、コンテンツ制作者は単独で、又は組み合わせて使用してエンドユーザエクスペリエンスを作成できるであろう。 ウェブコンテンツ技術のいくつかの一般的な例には、HTML、CSS、SVG、PNG、PDF、Flash、Silverlight、Flex、およびJavaScriptが含まれる。
テンプレート (template)
コンテンツ制作者、もしくはエンドユーザのためのウェブコンテンツを生成するオーサリングツールによって記入されているコンテンツの見本(例えば、文書のテンプレート、コンテンツ管理のテンプレート、プレゼンテーションのテーマ)。 多くの場合、テンプレートは、少なくともいくつかのオーサリング上の決定を事前に指定する。
  • アクセシブルなテンプレート (WCAG) (accessible templates (WCAG)): 次の両方に該当する場合、WCAG 2.0の達成基準(レベルA、AA又はAAA)を満たすWebコンテンツを作成するよう記入していけるテンプレート:
    1. コンテンツ制作者が提供された指示に正しく従う(例えば、プロンプトに正しく応答し、強調表示されたプレースホルダを正しく置き換える)。そして
    2. これ以上のオーサリングは発生しない。
    注記: これらの条件下では、いくつかのテンプレートは完全に空の文書となり、デフォルトでアクセシブルと考えられる。
テンプレート選択機構 (template selection mechanism)
標準のファイル選択を超え、新たなコンテンツのための基礎として使用する、もしくは既存のコンテンツに適用するテンプレートを選択することをコンテンツ制作者に可能にする機能。
制限時間 (time limit)
タスクを実行する(例えば、メッセージを読み取り、アイテムを選択し、変更を保存する)ためオーサリングツールコンテンツ制作者に提供する時間の量。例:オーサリングセッションのタイムアウト、時間間隔でのプレゼンテーション(例えばチュートリアルビデオ)。
チュートリアル (tutorial)
複数の部分からなるタスクを実行する手順を提供する文書のタイプ。
ユーザエージェント (user agent)
ウェブコンテンツを取得し、レンダリングしてエンドユーザとの対話を容易にする任意のソフトウェア(例えばウェブブラウザ、ブラウザプラグイン、メディアプレーヤー)
  • 市場のユーザエージェント (In-Market User Agent): 一般人が(無料又はそれ以外で)入手できるユーザエージェント。 通常、市場のユーザエージェントは、オーサリングツールとは別のソフトウェアになる。しかし時にソフトウェアは、ユーザエージェントとオーサリングツールの機能を併せ持つこともできる。これらの例は次のとおり:
    • プレビュー専用 (Preview-Only): ユーザエージェントが関連するオーサリング機能から受け取ったウェブコンテンツをレンダリングのみできた場合、そのソフトウェアはプレビュー機能を備えたオーサリングツールである。このようなプレビューのみの機能は市場のユーザエージェントとはみなされない。.
    • オーサリングツールモードを持つユーザエージェント (User Agent with Authoring Tool Mode): ユーザエージェント機能が、オーサリングツールの機能に送ることができる前にウェブコンテンツを取得し、オープンする必要がある場合、ソフトウェアはオーサリングツールモードを持つユーザエージェントである。ユーザエージェントがオーサリングツールモードによって生成したコンテンツをプレビューするために使用される場合、それは市場のユーザエージェントと見なされるべきである。
    • 統合ユーザエージェント/オーサリングツール (Combined User Agent/Authoring Tool): ユーザとの対話のデフォルトモードでウェブコンテンツの編集を可能にするユーザエージェント。 既に制作者はエンドユーザと同じようにコンテンツを経験しているので、これらのツールでは、プレビューは必要ない。
ユーザインタフェース コンポーネント (user interface component)
明確な一つの機能のための単一の制御としてコンテンツ制作者に知覚される、ユーザインタフェース又は(コンテンツのレンダリングを含む)コンテンツ表示の一部。
ビデオ (video)
写真や動画の技術。ビデオはアニメーション、写真画像、又はその両方で構成することができる。
ビュー (view)
コンテンツ制作者編集中のウェブコンテンツと対話するために使用するユーザインタフェース機能。 ATAG 2.0は、それらが編集をサポートするかどうかに応じてビューを分類する: ATAG 2.0は、コンテンツを提示するビューのアプローチをいくつか認識している:
  • ソースビュー (source views): コンテンツがレンダリングされていない形態で提供されている(例えば、プレーンテキストエディタ)。又は
  • レンダリングされたビュー (rendered views): (慣習的な、非慣習的な、又は部分的な)コンテンツのレンダリングが提示されている。又は
  • 属性ビュー (property views):コンテンツの属性のみが提示されている。 オーサリングツールは、公開されるコンテンツを自動生成するために、これらの属性を使用する(例えば数字の月と年からカレンダーを生成するCMSカレンダーウィジェット)。
ワークフロー (workflow)
コンテンツ制作者が配信可能なコンテンツを生成する際に従う通例の手順又はタスク。 オーサリングツールがアプリケーション(例えば、マークアップエディタ、画像エディタ、および検証ツール)の集合で構成されている場合、そのワークフローはアプリケーションの一つ以上の使用を含むことができる。

付録B: 参考文献

W3C標準の最新版は、http://www.w3.org/TR/ のW3C Technical Reportsの一覧を参照。この文書の公開以降、以下に示すいくつかの文書が差し替えられている可能性がある。

この節は、規定である。

[UAAG10]
"User Agent Accessibility Guidelines 1.0,", I. Jacobs, J. Gunderson, and E. Hansen, eds.17 December 2002.
[WCAG20]
"Web Content Accessibility Guidelines 2.0 ", B. Caldwell, M. Cooper, L. Guarino Reid, and G. Vanderheiden, eds. 11 December 2008.

この節は、参考情報である。

[ATAG10]
"Authoring Tool Accessibility Guidelines 1.0", J. Treviranus, C. McCathieNevile, I. Jacobs, and J. Richards, eds., 3 February 2000.

付録C: 謝辞

公開時のAUWGにおける積極的な参加者:

ATAG勧告候補のテストボランティア

過去の活発なAUWG参加者や他のATAG 2.0への貢献者:

以前の編集者:
Tim Boland, NIST
Matt May (until June 2005 while at W3C)

Kynn Bartlett, Giorgio Brajnik, Judy Brewer, Wendy Chisholm, Daniel Dardailler, Geoff Deering, Cherie Ekholm, Barry A. Feigenbaum, Katie Haritos-Shea, Kip Harris, Phill Jenkins, Len Kasday, Marjolein Katsma, Alex Li, William Loughborough, Karen Mardahl, Matt May, Charles McCathieNevile, Ann McMeekin, Matthias Müller-Prove, Liddy Nevile, Sueann Nichols, Graham Oliver, Greg Pisocky, Wendy Porch, Sarah Pulis, Bob Regan, Chris Ridpath, Andrew Ronksley, Gregory Rosmaita, Roberto Scano, Dana Simberkoff, Reed Shaffner, Michael Squillace, Heather Swayne, Gregg Vanderheiden, Carlos Velasco, and Jason White.

ATAG 1.0に貢献した人たちの努力なしには、この文書はなかったであろう。

この刊行物は、契約番号ED-OSE-10-C-0067の下で、米国教育省障害者リハビリテーション研究協会(NIDRR)からの政府資金により一部が賄われている。本書の内容は、米国教育省の見解や方針を必ずしも反映するものではなく、商号、商用製品、又は組織が米国政府の保証を意味するものでもない。


[Contents]