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アクセシビリティセミナー2016 開催報告

2016年10月5日、CEATEC JAPAN 2016において、アクセシビリティセミナー2016を開催しました。

本セミナーでは、ウェブアクセシビリティやJIS X 8341-3についての講演を、当委員会の委員が企画・実施しました。

講演「Webアクセシビリティ最新動向 ~JIS X 8341-3:2016と障害者差別解消法~」には73名(事前ご登録者数:130名)、講演「情報取得における支援技術の進展と利用シーンの変化」には46名(事前ご登録者数:115名)の方々にご参加いただきました。誠にありがとうございました。

Webアクセシビリティ最新動向 ~JIS X 8341-3:2016と障害者差別解消法~

講師
WAIC委員長 植木 真

講演中の植木氏

2016年3月に改正されたJIS X 8341-3の2010年版からの変更点や活用法、2016年4月に施行された障害者差別解消法や総務省の「みんなの公共サイト運用ガイドライン」について解説。また、国内外のWebアクセシビリティに関する最新動向を紹介しました。

情報取得における支援技術の進展と利用シーンの変化

講師
WAIC副委員長 伊敷 政英

iPadの利用デモを行う伊敷氏(右)と、補佐を行う清家氏(左)

Webの利用環境が多様化してきた経緯を解説したのち、障害者がWebを利用する際に使われる支援技術を障害種別ごとに紹介。特に、自身のもつ弱視という障害に関しては、デモンストレーションを行いました。また、比較的最近になって登場した支援技術や関連する取り組みについても紹介しました。

アンケート集計結果

アンケート回答数:65

  • 講演「Webアクセシビリティ最新動向 ~JIS X 8341-3:2016と障害者差別解消法~」のみに参加された方からの回答数:24
  • 講演「情報取得における支援技術の進展と利用シーンの変化」のみに参加された方からの回答数:7
  • 双方に参加された方からの回答数:32
  • どちらの講演に参加されたか不明の回答数:2

回答者個人を特定するおそれのある情報につきましては、割愛させていただきました。また、文意を変えない範囲で、漢字の使い方や句読点等、適宜編集のうえ掲載させていただきました。

参加者の属性

参加された立場 回答数(%)
企業のWeb担当者 17(26%)
Web制作者(制作会社・フリーランス等) 13(20%)
省庁のWeb担当者 2(3%)
自治体のWeb担当者 2(3%)
その他公的機関のWeb担当者 7(10%)
その他 23(35%)
無回答 1(2%)

Webアクセシビリティ最新動向 ~JIS X 8341-3:2016と障害者差別解消法~

理解度

5段階評価で、5が「理解できた」、1は「難しかった」です。

理解度 5 4 3 2 1 無回答
回答数(%) 21(38%) 17(30%) 7(13%) 6(11%) 0(0%) 5(9%)

役立ち度

5段階評価で、5が「役に立った」、1は「役に立たなかった」です。

理解度 5 4 3 2 1 無回答
回答数(%) 22(39%) 16(29%) 11(20%) 0(0%) 1(2%) 6(11%)

参考になった内容

選択肢(複数選択可)回答数(%)
JIS X 8341-3:2016公示18(32%)
障害者差別解消法施行22(39%)
総務省「みんなの公共サイト運用ガイドライン」17(30%)
海外の最新動向33(59%)
日本の最新動向34(61%)

お寄せいただいたコメント(一部)

  • 省庁だけでなく、企業においてもアクセシビリティを実施していることがわかり、次にサイト等を見る際に違う視点で見る事ができそう。
  • 自治体のテンションとしては、アクセシブルなコンテンツを提供する、というよりも基準を達成する事が主目的、といったところでしょうか?
  • 動向は示されたが、何がどう変わったかを示して欲しかった。初めての者には難しい。
  • バランスが良かったです。全体に非常にバランスの良く勉強になるレクチャーでした。
  • JISのチェックツールの紹介やチェックの仕方のセミナーも行って欲しい。
  • 一般企業の場合、法対応は義務でもあるけれど、CSRの一環でもあるのでは?と思いました。
  • 大変ためになりました。ありがとうございます。
  • 期待していた話の内容と違っていた。
  • ありがとうございました。参考になりました。
  • 植木さんちょっと早口だった。
  • 全ての内容がとても参考になりました。
  • 社内への啓蒙に苦心しているところですので、他社事例がとても参考になりました。
  • 規格や法律、ガイドラインの話も重要ですが、「やらなければならないからやる」という側面よりも、海外・国内の先進的なお話を聞けたことがワクワクしました。
  • 色々な事例を挙げて説明いただき分かりやすかった。

情報取得における支援技術の進展と利用シーンの変化

理解度

5段階評価で、5が「理解できた」、1は「難しかった」です。

理解度 5 4 3 2 1 無回答
回答数(%) 24(62%) 6(15%) 2(5%) 3(8%) 0(0%) 4(10%)

役立ち度

5段階評価で、5が「役に立った」、1は「役に立たなかった」です。

理解度 5 4 3 2 1 無回答
回答数(%) 15(38%) 11(28%) 7(18%) 1(3%) 1(3%) 4(10%)

参考になった内容

選択肢(複数選択可)回答数(%)
利用環境の多様化12(31%)
障害種別ごとの閲覧特性・支援技術等の紹介20(51%)
私の閲覧環境(デモ)20(51%)
新たな支援技術や取組19(49%)
まとめ(アクセシビリティ確保の重要性)16(41%)

お寄せいただいたコメント(一部)

  • Webページ作成の考え方が変わりました。
  • 最新動向、移り変わりが分かり勉強になりました。
  • 方針の導入とあるが方針自体がわからないので、その中身について事例紹介した方が良い。
  • 実際に使用しているイメージが明確になった。
  • 「Webで便利になったこと」非常に参考になりました。説得力もあり具体的で。一点、ご自身の話を、視覚障害者全体、その他の特性を持った障害の方と照らして、少しお話しいただけると、障害は個別で多様なので、一般化できる部分とそうではないところがもう少し明確になると思いました。まとめではよくわかりました。全体は非常に勉強になりました。
  • 多様なニーズへの難しさと重要性がよくわかりました。アクセシビリティの向上にむけて努力したいと思います。
  • タブレットやスマホなど実際どのように利用しているか知りたかったので大変勉強になりました。
  • CEATECのサイトの紹介文では全く違う内容を予想していたのですが、これはこれで参考になりました。
  • あまりに基本的な情報ばかりだったのではないでしょうか。
  • 環境、人など多様化する中、全ての人に対してのユニバーサルデザインであって欲しいですね。
  • 内容もよく理解できました。私は放送関係ですが、テレビのアクセシビリティを高めたいと思います。
  • 自分も弱視なので参考になった。
  • 具体的なお話しが伺え、大変参考になりました。
  • 拡大鏡というツールの存在や使い方を知ることができましたし、ご講演いただいた内容は、新たに教えていただくことがほとんどで、大変有意義でした。
  • 実際に音声ブラウザを使用している場面など、リアルな現場を見ることによりアクセシビリティの重要性を痛感しました。とても有意義なセッションでした。
  • 特にiPadに関して、ほとんど標準的な機能で利用可能である点が興味深かったです。新たな支援技術や取組についても大変面白かったです。

セミナーをお知りになったきっかけ

選択肢(複数選択可)回答数(%)
WAICウェブサイト8(12%)
WAIC SNS(Twitter,Facebook)2(3%)
CEATECウェブサイト42(65%)
友人・知人から6(9%)
その他3(5%)

今後セミナーで取り上げてほしいテーマ・内容

選択肢(複数選択可)回答数(%)
Webアクセシビリティ全般20(31%)
事例紹介(一般企業)23(35%)
事例紹介(公的機関)16(25%)
国内外の動向28(43%)
技術的な解説19(29%)
その他0(0%)

ご意見など

  • 参考になりました。ありがとうございました。
  • 非常に有意義でした。是非続けてください。
  • 私は以前、schooさんという、Webの勉強配信サービスを通じて、ウェブアクセシビリティ基板委員会の組織の存在を知りました。IT×福祉という取り組みは、大変注目しております。Facebookにて、これからの情報配信をフォローさせていただきたく存じます。
  • スマホアプリ内のブラウザー等も増えているが、Webブラウザーとアクセシビリティはどうなるか、Webアプリはどうあるべきか等を共に考えたい。
  • 本日はありがとうございました。利用環境などが多様化される中で、ブラウザ内だけではなく、Webデバイスなど今後どのように取り組んでいくのかがテーマになりそうな気がします。ブラウザベンダーとして、ご協力させていただきたいと思います。
  • 大変お疲れさまでした。2講演とも素晴らしかったです。
  • ゲーム業界で仕事をしている為なかなかアクセシビリティの導入が難しいのですが(そもそもユーザーに障害があるかもという理解が低い)、今後もWAICさんの情報を活用させていただき積極的に取り組んでいきたいです。
  • 実際の事例や新たな支援技術の登場の話はワクワクしました。アクセシビリティは一種の「義務」や「制約」と捉えられることも多いので、イノベーティブな話しが面白かったです。