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1.4.5 文字画像の達成基準

  • 文字を画像化して良いケースはかなり限定されているように感じますが、単純に視覚的な表現を目的として画像化したい場合も少なからずあります。そのような画像化を行った場合、レベルAAは達成できなくなるのでしょうか?

    視覚的な表現を目的として文字を画像化していても、レベルAAの達成に支障はありません。達成基準1.4.5において、テキストを用いて情報を伝えるべきは「使用しているウェブコンテンツ技術で意図した視覚的な表現が可能である場合」に限定した内容になっています。

    多くの場合、使用しているウェブコンテンツ技術はHTMLとCSSとなりますので、先述の条件は「意図した表現がHTMLとCSSで実現できる場合」と読み替えることができます。逆に言えば、意図した表現がHTMLとCSSで実現できない場合は、画像化することが許されます。

    見出し等の文字を画像にするケースはよくありますが、そのほとんどは意図した表現を再現することを目的としたものと考えられます。その場合、この達成基準には抵触しないことになります。抵触するのは、視覚的な表現を目的としない無意味な画像化、文字サイズが変わらないようにすることを目的にした画像化、といったケースです。

    なお、レベルAAAの達成基準1.4.9は、視覚的な表現を実現するための画像化を許していません。レベルAAAの達成を目指す場合、見出し等を画像化することも許されず、必要不可欠なもの(組織のロゴ、書体のサンプル等)以外は全てテキストを用いなければならないことになります。