WCAG 2.0 実装方法集

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G171: 利用者の要求に応じてのみ、音声を再生する

適用(対象)

音を再生できるウェブコンテンツ技術すべて

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

この実装方法の目的は、ウェブコンテンツにおける音声の使用を利用者が制御できるようにすることである。スクリーンリーダーを使う利用者にとっては、ウェブコンテンツから音声が再生されていると、スクリーンリーダーの音声を聞き取る上で非常に気が散ったり聞き取るのが困難になるかもしれない。利用者の要求によってのみ音声を再生する方法を提供することで、利用者はスクリーンリーダーからの出力と干渉せずに音声を聴くために必要な制御を行えるようになる。

事例

事例 1

あるコククジラ保護団体のウェブページでは、コククジラの鳴き声と水しぶきの音が背景として繰り返し流れるようになっている。その音声は自動的には開始されない。その代わり、ウェブコンテンツには先頭付近に、利用者が手動で再生を開始できるボタンが置かれている。ボタンには「音声を再生」と書かれており、このボタンを押すことで音声が聞こえてくる。再生が始まると利用者には「音声を停止する」という選択肢が提供される。

事例 2

コククジラの音が含まれる音声ファイルへのリンクが提供されている。リンクテキストには「コククジラの鳴き声を聴く(MP3)」と書かれている。

検証

チェックポイント

  1. 3秒間以上の音声を再生するウェブページを読み込む。

  2. 音声が自動的に再生されない。

  3. 利用者が手動で音声の再生を開始する方法が提供されている

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。