WCAG 2.0 実装方法集

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G169: テキストを左寄せ又は右寄せにする

適用(対象)

全てのウェブコンテンツ技術

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

認知障害のある利用者の多くは、均等割り付けの(左と右マージンの両方に位置合わせされた)テキストのブロックに大変に苦労する。単語の間の空白は、ページの下のほうへ流れている「余白(隙間)の川」を作り、一部の人々にとってテキストを読むことが困難になる。この問題を避ける最も良い方法は、テキストを均等割り付けにしないことである。

事例

事例 1

ほとんどのウェブコンテンツ技術において、すべての位置決めの宣言を単純に省く。例えば、以下のテキストは、ページの言語が左から右に流れるHTMLにおいて、初期設定として左に揃えられる。

コード例:

<p>
Lorem ipsum dolor sit amet, ...
</p> 

事例 2

ウェブページは配置指定が混在した区域を含んでいる。ページの本文の段落は左のマージンに揃えられている。また、テキストには、多くのプル・クオート【訳注:(大きめの文字で表示された記事からの引用または手を入れた抜粋)】があり、それらは右のマージンに揃えられている。

検証

チェックポイント

  1. 一般的なブラウザでページを開く。

  2. コンテンツが均等割り付け(左と右マージンの両方に揃える)になっていない。

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。