WCAG 2.0 実装方法集

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G127: 技術特有の実装方法を用いて、そのウェブページとその他の多くのウェブページとの関係を示す

適用(対象)

全てのウェブコンテンツ技術

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

この実装方法の目的は、利用者がそのウェブページと同じ一式(例:同じウェブサイト)にあるウェブページとの関係性を特定できるようにすることである。場合によっては、プログラムが解釈できるように実装することが可能である。例えば、HTMLでは、link要素のrel属性を用いることができる。また、ウェブページのタイトルに関連する情報を含めることによって、関係性を示す情報を提供することもできる。

事例

事例 1: サブサイト名を含んだウェブページのタイトル

ある大規模なウェブサイトに、数々のウェブコンテンツ技術に関するチュートリアルとリファレンスがある。各ウェブページのタイトルには、そのサイトを提供している組織名とサブサイト名とがある。

事例 2: 特定できる情報を含んだメタデータ

あるウェブページには、それが文書一式の目次であることを示すメタデータがある。その文書一式にある各文書のメタデータは、一式の中におけるその文書の位置付けを特定しており、目次への参照を提供している。

事例 3: オンライン教科書の各章

あるオンライン教科書が幾つかの章に分けられている。各ウェブページのタイトルには、教科書のタイトルに加えて、その章の章番号とタイトルがある。

参考リソース

この実装方法の参考リソースはない。

検証

チェックポイント

  1. ウェブページのタイトルが、そのウェブページの属するウェブページ一式との関係性を示している。

  2. ウェブページに、そのウェブページの属するウェブページ一式との関係性を特定するメタデータがある。

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。