WCAG 2.0 実装方法集

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G120: 単語のすぐ後に発音(読み)を提供する

適用(対象)

全てのウェブコンテンツ技術

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

解説

この実装方法の目的は、単語がウェブページの中で少なくとも最初に現れたとき、後ろに読みを提供することにより単語の読み方が分かるようにすることである。

同じつづりで異なった読みの単語がウェブページにあるときは、その単語が現れるごとに読みが提供されない場合、この実装方法は読みの提供として適切なものとはならない。

この実装方法はウェブページで略語の初出時に適用される。複数の資料をひとつのウェブページに結合するとき、それぞれの資料の冒頭で略語の元の語を示す。しかしながら、この場合、元の語を提供するための異なる実装方法を用いる方が、より適切であるかもしれない。

事例

事例 1
Example 1

以下の日本語のテキストの例では、漢字の読みを与える情報は、テキストの直後の丸括弧の中に描画される。

コード例:


<p> 慶應大学 (けいおうだいがく) </p>

参考リソース

この実装方法に関するリソースは、今のところない。

検証

チェックポイント

読みを必要とする単語それぞれに:

  1. ウェブページのなかで、その単語の最初の使用箇所を探す。

  2. 最初の使用箇所の直後にその単語の読みがある。

判定基準

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。