WCAG 2.0 実装方法集

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F40: 達成基準 2.2.1 及び 達成基準 2.2.4 の不適合事例 - meta要素による制限時間付きのリダイレクトを用いている

適用(対象)

すべてのページ

これは、次の達成基準に関連する不適合事例である:

解説

meta http-equivの{time-out}; url=...はしばしば、自動的に利用者をリダイレクトする目的で使用される。これが時間をおいて発生した場合、予期しない状況の変化によって利用者の邪魔をする可能性がある。

タイムアウトが0に設定されている場合には、meta要素をリダイレクトのために利用することが容認される。なぜなら、リダイレクトが即時に行われるので、状況の変化として知覚できないからである。しかしながら、これを実行するためにはサーバーサイドの実装方法を用いることが望ましい。SVR1: クライアントサイドではなく、サーバサイドで自動リダイレクトを実装する (SERVER) 参照のこと。

事例

不適合事例 1

以下のページは5秒後にhttp://www.example.com/newpageというURIへリダイレクトされるため、不適合である。

コード例:


<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
   <head>     
      <title>使用禁止!</title>     
      <meta http-equiv="refresh"
      content="5; url=http://www.example.com/newpage" />   
   </head>   
   <body>     
      <p>       
         ブラウザがリフレッシュをサポートしている場合、5秒後に
         <a href="http://www.example.com/newpage">新しいサイト</a>        
         に移動します。サポートしていない場合には、リンクを選択してください。     
      </p>   
   </body> 
</html>

参考リソース

この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。

検証

チェックポイント

  1. ページを表示させる。

  2. 一定の時間が経過しても、ページがリダイレクトされない。

判定基準

  1. 2.を満たしていれば、この不適合事例が適用され、そのコンテンツは達成基準を満たしていないことになる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。