WCAG 2.0 実装方法集

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F17: 達成基準 1.3.1 及び 達成基準 4.1.1 の不適合事例 - HTMLで1対1の関係性を示すためのDOMにおける情報が不十分である(例:同じIDを持つラベル間の関係性)

適用(対象)

HTML及びXHTMLに対するドキュメントオブジェクトモデル (DOM)

これは、次の達成基準に関連する不適合事例である:

解説

この文書では、支援技術を含むユーザーエージェントがウェブページを一貫して解釈できるようにすることに対する不適合事例について述べている。曖昧になっていると、支援技術を含む異なるユーザーエージェントで異なった情報を提示してしまう。支援技術の利用者の場合、他のおもなユーザーエージェントの利用者が受け取る以上に異なった情報を受け取ることになる。マークアップ言語の要素や属性の中には一意的な値を持っていることが求められ、これが満たされない場合は結果が不規則であったり、コンテンツが一意的にならなくなる。例えば、ラベルやデータテーブルの見出しによって参照されている、又はフラグメント識別子として使用されている場合にid属性の値が一意的でないと、一般にユーザーエージェントが最も重要な関係(すなわち、どのラベルがどのアイテムに対応するといった場合)を決定するための情報を十分に得られないため問題となる。

事例

不適合事例

  • 存在しないidを参照している、for属性値がidrefであるlabel要素

  • 一意的でないid属性値

  • 一意的でないaccesskey属性値

参考リソース

この実装方法に関しては参考リソースが提供されていない。

(現在何も示されていない。)

検証

チェックポイント

  1. ドキュメントの中で一意的になっていないid値、及びaccesskey値がある。

  2. idref値を持つ属性値に、対応するid値がある。

  3. axis属性を使用しているテーブルで、axis属性に記載されている全ての値が同じテーブル内の見出しセルの中に対応するid値を持っている。

  4. クライアントサイドのイメージマップで、usemap属性がURIではない場合に、usemap属性値が対応するid値を持っている。

判定基準

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。