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WCAG 2.0 実装方法集

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C12: パーセントを用いてフォントサイズを指定する

適用(対象)

CSS

これは、次の達成基準に関連する実装方法である:

ユーザーエージェント及び支援技術によるサポート

フォントサイズがポイント(pt)やピクセル(px)といった絶対単位(あるいは事実上の絶対単位)で指定されている場合、Internet Explorer 7以前では、メニューコマンドの「文字のサイズ」でテキストのサイズ変更ができない。【訳注:厳密には、ピクセル(px)は「絶対単位」ではなく「相対単位」ですが、ブラウザやデバイスの扱いとしては「事実上の絶対単位」となっています。】

Windowsで、コントロールパネルの「ユーザー補助のオプション」から画面を「ハイコントラストモード」に設定した場合、IE6では、最も外側のウィンドウに対してCSSでテキストサイズのパーセンテージを変更したかのように、ページテキストを大きく表示してしまう。標準的なCSSレイアウトの振る舞いでは、相対値のサイズはかけ算で決定されるため、要素内のテキストサイズは若干異なる値になる。FirefoxとIE 7では、システム設定にもとづくコンテンツのサイズ変更はCSSレイアウトに影響しないので、この効果は起こらない。

解説

この実装方法の目的は、ユーザーエージェントがコンテンツを効果的に大きく表示したり小さく表示できるように、比率にもとづく単位でテキストのフォントサイズを指定することである。body要素に対してフォントサイズを指定した場合、より個別的なセレクタで上書きされない限り、他の全ての要素に値が継承される。

事例

事例 1:CSSでのパーセントによるフォントサイズ指定

この事例では、どのような場合でも、strong要素のテキストが周りのテキストよりも常に大きく表示されるように指定してある。そのため、親要素である見出しやパラグラフにフォントサイズが指定されていても、strong要素でマークアップされた強調語は、周りのテキストよりも大きく表示される。

コード例:


strong {font-size: 120%}

...

<h1><strong>ユーザー</strong>がテキストサイズをコントロールできるようにする</h1>
<p>ユーザーだけが、テキストをどのぐらいのサイズにすれば彼にとって有意義かを知りうるのだから、
彼がテキストサイズを設定できるようにするのが<strong>とても</strong>重要である。   
…

参考リソース

この参考リソースは、あくまでも情報提供のみが目的であり、推薦などを意味するものではない。

[ここから変更]

検証

チェックポイント

  1. フォントサイズを指定しているCSSプロパティの値がパーセントである。

判定基準

[変更ここまで]

注意: この実装方法が「達成基準を満たすことのできる実装方法」の一つである場合、このチェックポイントや判定基準を満たしていなければ、それはこの実装方法が正しく用いられていないことを意味するが、必ずしも達成基準を満たしていないことにはならない。場合によっては、別の実装方法によってその達成基準が満たされていることもありうる。

日本語訳における注記:

この文書の正式版は、W3Cサイトで公開されている英語の文書であり、この日本語訳には誤訳が含まれていることもありえます。なお、文中にある「日本語訳における注記」は、W3Cの原文にはないものであり、日本語訳監修者が追記したものです。